(2011.07.09 訪問)
称名寺からやすらぎの道を南へトボトボ。相変わらず太陽はこれでもかと光と熱
を容赦なく浴びせまくりです。大宮通を渡るとすぐ右に我国饅頭発祥の祖神、漢
國神社が在りますが、今日はパス。少し行くと三条通、右に曲がるとスグ浄教寺
です。念のため左に行くと猿沢の池、興福寺を経て春日大社一の大鳥居。言わば
古都のメインストリート。
[ 浄教寺 ] じょうきょうじ
●山号 九条山(くじょうさん)
●寺号 浄教寺(じょうきょうじ)
●宗派 浄土真宗本願寺派
●開基 行延法師(親鸞聖人の直弟子)
●開創 寛元二年(1244年)
●本尊 阿弥陀如来立像(重文)
浄教寺縁起
開基は行延法師、元は武士でしたが、淨土真宗開祖親鸞聖人の直弟子となって、
1244年(寛元二年)三月出家し浄教寺を開創。第六世円誓の養子空信法師の時、
南朝後醍醐天皇の勅願所になる。享禄三年(1530年)大和郡山へ移り、石山合
戦の功により本願寺の顕如から淨教寺号を裁可される。慶長八年(1603年)た
ぬき、じゃなかった家康から現在地を与えられる。
▼寺名石標。
▼山門。
▼山門両扉に見事な透かし彫り。国の登録文化財指定を受けてるそうです。
▼境内。左に見えるのは枝垂れ桜。時期にはそうとうの人出になるそうです。
▼本堂。
▼本堂偏額。
▼本堂前の蘇鉄の巨木。
樹高約5.5m、根株周囲6.5mで、根株から25本の幹が出ている珍しいもの、江戸
初期現在地に移った時植えられたものといいます。
▼蘇鉄の根元に潜り込む。まるでジャングル。
▼鐘楼。
▼仏足石。
ブッダガヤの菩提樹のそばにある仏足石の模刻だそうです。
▼本堂床下に古瓦が色々。
蘇鉄の植わっているお寺がよく在りますが、このお寺の蘇鉄はとにかく大きく別
格です。
大きな蘇鉄に潜り、思いきりフィトンを吸い込み正気に戻ったところで、季節外
れの伝香寺に向かうことにいたしましょう。
突然ですが、12日の虹!!