
(2017.04.22訪問)
快晴、青空は誠に気分爽快、ルンルン気分で今日も迷車大和路号は、堺のお寺を目指して走っています。
目指す高倉寺は泉北ニュータウンのど真ん中、例によりアホナビは高倉寺を指示しますが、迷路のようなニュータウンの街中をクル
クル、一向に目的地に着きません。クルマを止めて坂道を少し歩くと在りました参道口が、マァ近くには来てたんですネ。しかし泉
北ニュータウンって広〜いですネ。
山内から周囲を見ると樹々越に高層住宅がニョキニョキ、お寺は住宅ビル群の中に在る異界です。不思議を感じながら参道を上って
行きました。
▼参道石段横の寺号石柱。一等格院の刻字が目立ちます。

[ 高倉寺 ]
●山号 大修恵山 (だいすえざん)
●寺号 高倉寺 (たかくらじ)
●宗派 高野山真言宗 (こうやさんしんごんしゅう) 一等格院
●勅願 文武天皇 (もんむてんのう)
●開山 行基 (ぎょうき)
●創建 慶雲二年 (705年)
●本尊 薬師如来
▲大阪府堺市南区高倉台2丁9-15 Tel. 072-291-0174
▲拝観料 境内自由 ご朱印300円
▲時間 9:30~17:00
▲ 泉北高速鉄道「泉ケ丘駅」から徒歩約15分
▼参道石段。

高倉寺縁起
行基年譜によると、高倉寺は行基建立の四十九院のひとつで、大修恵院と呼ばれ開創は文武天皇の勅命により、705年行基菩薩が創
建、自作の薬師尊像を安置したことに始まる。730年聖武天皇勅願で七堂伽藍を造営、四十九子院があり以後歴代天皇の勅願寺とる。
810年弘法大師が来駕、密教灌頂の道場を構え、大日如来を刻し宝塔を建立安置した。以後真言宗寺院になる。その後、高倉天皇来
駕の折、朱印地と「大修恵山高倉寺」の山号寺号を賜わる。南北朝動乱、応仁の乱、信長焼き討ちなど災難で山内消滅。当山中興の
祖真海僧上が復興、僧快盛が1591年金堂再建、以後紆余曲折の後江戸期に現在の形が整えられた。
▼石段、あと六段で境内へ。

▼正面に見えますのは……、

▼宝起菩薩堂です。
桁行五間、梁間三間、一重入母屋造、本瓦葺、千鳥破風の一間向拝付、 明治十四年 (1881年) 再建。

▼正面五間は蔀戸、現在入堂は左側面に入堂口があります。外縁周囲は高欄付縁。

▼堂内正面。中央に三間の須弥壇、中壇に法起曼荼羅図、脇壇右に不動明王、左に役行者が祀られています。

▼須弥壇中央の法起曼荼羅図。(写真、文は堺市HPから抄出)
本図は「法起菩薩」という珍しい仏が六本の腕と五つの眼を持ち、
怒りの表情で岩の上に立つ姿は大変恐ろしく、金剛山の修験の仏
として信仰された仏と云われています。

▼左脇壇の役行者。
キレイな小角さんとマンガチックな前鬼と後鬼、新しい現代仏師の作でしょう。

▼宝起菩薩堂。

▼恵心僧都お手植えの松。


▼金堂。本尊薬師如来。外観は平成大修理修復でほぼ完成。外縁周囲は高欄付縁。
桁行五間、梁間三間、一重切妻造、本瓦葺、一間向拝付、四方錣庇、寛永七年 (1630年) 再建。

▼堂内はこの通り、まさにガランドウ。

▼新しい建造物のようで、江戸期の建物にはとても見えません。

▼境内の一角。

▼こちらでは鐘楼堂と呼んでます。

▼弁天堂。弁財天と歓喜天を安置。小さ~いお社です。

▼御影堂。弘法大師、行基菩薩を安置。
桁行三間、梁間三間、一重宝形造、本瓦葺、一間向拝付、明和三年(1766年)再建。

▼御影堂正面三間は蔀戸。

▼堂内は今物置状態。このお堂も内部修復中。
正面お厨子は宮殿型厨子、閉じられた厨子内部にお大師さん、行基さんがおられるかどうか判りません。

▼宝形造の美しいお堂ですネ。

▼露盤と宝珠。

▼大日堂。本尊大日如来。三間四方の宝形造、本瓦葺。昭和十一年再建。

▼境内の一角。

▼宝篋印塔が並ぶ歴代住職のお墓。

▼境内の緑、一気に元気になってきました。

▼本坊宝積院の山門。明日は御影供といって空海さんの法要の日なので大勢の地域の方々が奉仕されていました。

▼立派な扁額が掛けられています。

▼玄関。本坊も例外なく修復修理されているようです。

▼庫裡です。

▼前面が障子戸の客殿。

▼客殿の前庭。



▼本坊への通用門か長屋門が大門横に。

▼ご朱印です。

時代の変遷とともにそこここの環境など地域の変貌は目まぐるしく、一昔前の表情とはまるで違って見えるのが現代の状況なんでし
ょう。しかし千三百年の径時の波に埋もれることもなく歴史を紡ぎ、何ら変わることなく歴然とそこに佇む古刹の姿には一種の感慨
を覚えます。ここ高倉寺もそんな古刹の一つ。今、境内は修復修理のため少しばかり雑然とし、歴史の重みを感じることは出来ませ
んし、加えて明日は御影供の準備のため、庫裡などでは人々で右往左往でした。
各お堂も修復中のため、各本尊も今は堂内におられません。何処に出張なのか聞き漏らしました。新装は何時になるのか分りません
が、その時は是非再訪したいお寺の一つです。
それでは次、市内中心街に在るあのソテツのお寺です。
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