僕の今の買い物方法（２）

　ちなみに僕はクレジットカードや現金で、自分の欲しい物をどんどん買っている人をみると、

　「レアル・マドリード」
　と心の中でこっそり呟いています。

　でも僕も１０年前、学生時代の買い物の仕方のほとんどが
　「レアル・マドリー」方式でした。

　アルバイトで得たお金と仕送りで、今では考えられないくらいの潤沢な資金がありまして。倹約や貯金とは縁の無い生活を送っていました。

　自分で稼いだお金ではないから、使い道を深く考えなかったんです。

　今は銀行の利率が低い為、株式や国債をはじめとする「投資話」が盛んですが、サッカー好きが仮に投資家になったなら、セビージャやビジャレアルのような、売買の巧いクラブのメソッドが参考になるかもしれません。

　株式は安く株を仕入れることも大切ですが、何より売却の瞬間が大事ですからね。

　でも時には
　「見返りの無い投資」
　も必要でしょう。特にサッカーには。

　先日クラシコの上映の際、僕は３０００円払って今季のパルセイロのサポート会員になりましたが、僕がお金を払う、つまり投資したところでパルセイロがＪＦＬに昇格できるかはわかりません。

　でも僕が快く３０００円のお金を払った事で
　「ＪＦＬ昇格」
　という目に見える利益ではなく、

　「ありがたい」「励みになる」
　というスタッフや選手達の心情、目に見えない利益が時には大事に成ると思います。

　誰もが投資には失敗したくありません。でも投資の世界では失敗は付き物ですし、どんな優秀なＳＤでもＧＭにしても、選手獲得の責任は背負っている物です。

　でも目に見えない利益は、互いの心を通じてその暖かさが伝わってきます。

　お金は大事です。それは当然です。でもお金を巧く使う事は本当に難しいことですね。

僕の今の買い物方法

　最近僕の買い物の方法を、自分で「セビージャ方式」と名づけています。

　簡単に言えば
　「名より実を取る」
　ということで、セビージャがモンチＳＤの明確な強化戦略のもと、選手の発掘と獲得、そして売却を繰り返しているように、僕も買い物をする時には、品質や生産国、そして価格までつぶさに見る世にしています。

　品質や価格を重視するのは以前から変りませんが、最近ではそこに
　「付加価値」
　を見出すようにしています。

　サッカーの場合、安値で獲得した選手が活躍すれば、クラブは売却でお金を得るチャンスが巡ってきますが、衣類や家電は使えば使うほど価値が下がる一方ですから、買ったときに僕らに何かしらのメリットがあるとありがたいわけです。

　先日１０年乗った軽自動車を買い換えることにしたんですが（契約し来月新車が届きます）今は例の「エコカー補助金」が適用されるので、わずかですがお金が戻ってきます。

　またエコポイントで家電を買った方は、同様に何らかの形でメリットが還元されますよね。

　僕は最近電子マネーで買いものをする機会を増やしています。

　電子マネーはクレジットカードとは異なり、その場で「決済」ができます。
　
　僕もクレジットカードは持っていますが「後払い」、つまり借金を背負っている気分が嫌で、滅多に使いません。

　電子マネーならば
　「ボーナスポイント」
　の商品をより多く買うことで簡単にボーナス、つまり利益を手にすることができます。

　ボーナスポイントの品は高品質の品から廉価品まで、幅広く対応しているので、探せばそれだけお店に詳しくなれますし、集中的に通うことで溜まったポイントを次の買い物に利用できます。

　これはサッカーに例えれば、ビッグクラブがスモールクラブと選手育成の提携を結ぶ事と似ていますね。

僕の考える応援スタイル

　９月に入って３日、やや陽射しが落ち着いてきました。

　僕のスーパーも古着屋も、もう秋物衣類が出回っているわけですが、機会があればこの秋は

　「オレンジ色の無地のビンテージ・スエット」
　の復刻を買って着てみたいと考えています。

　パルセイロの応援に来るファンの多くは、レプリカジャージやオーセンティックジャージを着こんでいますが、「中途半端」な観戦しか出来ない僕は、レプリカジャージを着る事が「不釣合い」だと感じてしまうんです。

　ですので自分で気にいった、紺とオレンジの服を身にに付けた方が気が楽ですし、同時に他の方との差別化に繋がるから、こちらの方が都合が良いと考えています。

　スエット、もしくはＴシャツをオレンジにして、下を濃いブルージーンズにして観戦したら、それだけでパルセイロのシンボルカラーを待っている形になりますし、時には上を紺、下をオレンジにして気分転換をはかれば良いでしょう。

　オレンジのパンツは派手ですし、なよりオレンジ色のパンツを見つけることは大変ですから、やはり上半身にオレンジをつかうべきでしょうね。

　僕はこれからの季節もし観戦できるなら、前をボタンで止める型のスエットがあるので（オレンジ）、下はジーンンズという形で出かけてみたいと思います。

　僕パルセイロの公式グッズは
　「タオルマフラー」
　「イヤーブック」

　の２種類しか持っていませんが、たとえこれだけしか持っていなくても、ファンとしての観戦は十二分に楽しめます。
　時には思い切ってレプリカを着るの止めて、自分の手持ちの服でコーディネイトしてから観戦に行くと、とて面白いかもしれません。

サッカーで地理の勉強

　サッカーを追いかけていると、自然と「地理」の勉強をしている形になりますね。

　僕は部屋に地球儀を置いて、くるくる回しながら注目している選手の母国を探す事がありますし、よく子供達が、

　「世界に国の首都」
　の当てっこをして楽しんでいますが、サッカーは世界中で行われていますから、自然と首都と国名をセットで覚えていたりします。

　例えば
　アメリカの首都はワシントン、韓国の首都はソウル、イングランド（イギリス）の首都はロンドン

　など大抵の人が即答で知られる国と首都もありますが

　ウクライナ、ブルガリア、ハンガリー、ポルトガルなどは考えてみてもなかなか首都が浮んでこない方が多いと思います。

　でもサッカーが好きなら
　「キエフとシェフチェンコ」
　「ソフィアとストイチコフ」
　「ブダペストとマジック・マジャール」
　「リスボンとベンフィカ、もしくはスポルティング」

　というように国名と首都、首都のクラブもしくは出身選手の顔が次つぎと浮んできます。

　これなら教科書や参考書を読むよりずっと楽しいですし、何より集中して勉強できますよね。
　サッカーが好きなのだから、サッカーを通じての勉強は楽しいのは勿論ですが、これで勉強癖がつくようなら最高です。

　地理の勉強以外ならば、その国の産業や国旗のデザイン、サッカー選手以外の有名人などを探してみるのも面白いと思います。

　僕らは海外の方が
　「日本人が刀を差している」、
　「どうしてちょんまげでは無いのだ？」

　などど叫ぶと憮然としまいがちですが、僕らが他の国に持つ印象も、これらと何ら変わらないはずです。

　人文学的な物を解釈する上で、サッカーほど有意義な教材は他に無いと言えるでしょう。

パルセイロ専用自販機について

　僕の使う「パルセイロ専用自販機」には「キリン」の飲み物がおさまっています。

　ですから他の専用自販機も恐らくキリンの飲み物だと思いますが、これは「キリンカップ」をはじめ、長年日本サッカーを支援してくださるキリンだからこそ、パルセイロの支援も快く引き受けたくださったのかな。と思っています。

　ただこの自販機が拡大。普及している様子は見られません。

　僕が思うにパルセイロ専用自販機は通常の自販機よりも、作成するのに大きな時間とコストがかかっているのでしょう。

　だから普及が手間取っていると思います。

　まず通常の自販機よりも、設置する場所を考えないといけません。

　僕は冬場の練習場にしている
　「千曲市総合体育館」
　に置いたら良いと思いますが、１年通してつかっていないことがネックになっているのかでしょうか。

　長野駅や篠ノ井駅など、シャトルバスの発着所に置けたなら、効果はあると思います。

　またこの専用自販機は、デザインカラーがオレンジなんですね。

　同時に本体に
　「収益金の１部が長野パルセイロに贈られます。」
　と自販機のセールスポイントが書かれていて、これだけでも相当の費用がかかっていると予想されます。

　普及と生産コスト。

　相反するこの２点を解決するのは頭も痛い問題ですが１度に増やすのではなく、わずかずつ増やしていくことが賢明だと思います。

　ちなみに今日僕はこの専用自販機で、缶コーヒーの「ファイア」を買う予定でいます。