塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ロシアサッカーのカレンダーが変わる

2010-09-15 22:29:42 | 日記
 今日の信濃毎日新聞の20面に、興味深い記事が掲載されています。

 それはロシアリーグが現行の「春秋」制から、他の西欧諸国同様「秋春制」へと移行するといのです。

 2011シーズンは2012年の春に終了し、2012年2月から13年の2月までは中断期間とし、5月下旬にシーズン終了という案が、9月13日に可決されたそうです。

 ロシアサッカー連盟は
 「国内のトップクラブが欧州の強国と戦う際の大きな手助けになる。」

 と語っているようですが、カレンダーを西欧と統一することで
 1・選手の売却の促進
 2・質の高い選手の受け入れ

 この2点も今後のロシアサッカーの発展に、大きな影響を及ぼすと考えられます。

 日本以上に寒さ厳しいロシアがどうしてカレンダーの変更を実現させたのか、僕なりに考えてみた所

 上記の移籍市場での振る舞いの他、潤沢な資金を持つオーナー、スポンサーがロシア国内に数多く存在する事が、その背景にあるという結論に至りました。

 その代表格が
 チェルシーのオーナの「アブラモビッチ」
 天然ガスの輸出で大きな成果を上げ、ブンデスリーガのシャルケのスポンサーで有名な「ガスプロム」

 がそうですね。

 こうした潤沢な資金を持つオーナー、スポンサーが冬の観戦に必要な「暖房設備」や交通機関の確保に名乗りを挙げたのではないでしょうか。

 結果欧州と同じ土俵に立つことで、
 「有名選手のロシアリーグへの移籍」
 「西欧のビッグクラブとの対戦が容易になる。」

 という利点からリーグの収益が上がり、彼らの懐も同時に潤う。つまりオーナーやスポンサーからすれば今回の構造改革は、投資に見合うだけの価値があると、考えられたのだと思います。
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