塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

本田と香川の同時起用

2010-09-12 01:23:01 | 日記
 僕が恐れているのは香川と本田が同じ立ち位置、前回のパラグアイとグアテラマ戦を例にだすなら、4-2-3-1の「3」にふたりがおさまってしまうと、互いの良さが活きないのではないかという点です。

 ナンバー753号でイビチャ・オシムが、
 「俊輔と本田が一緒にプレイできるか議論されています。」

 という田村修一氏の質問に対し、オシムは
 「(前略)要はどう役割分担をするかだけで。どちらが水を運ぶ人でどちらがゲームメイカーなのか。ふたりの特徴を生かして、同時に起用する。」

 と述べています。

 この号がワールドカップ前のセルビア戦終了後に発刊されたため、議題が本田と中村の共存だったんですが、その問いかけは今

 「本田と香川」
 に移行しつつあると感じています。

 ザッケローニ監督がどう捉えるかはわかりませんが、香川をセントラル・ミッドフィルダーで起用することは恐らくないでしょうし、幸か不幸か本田にはセントラル・ミッドフィルダーでも、FWでもそして自身の望む攻撃MFでも、結果を残せる技術があるんですね。

 つまりオシムの唱える
 「水を運ぶ人」

 の適性は本田にあると考えられます。

 スルツキ監督がCSKAで行っていることも、オシムの考えと大差は無いと言えるはずです。

 これはあくまで机上の理論ですし、ザッケローニ監督が4-2-3-1の布陣で戦うとも限りませんから、僕の思い過ごしになる可能性は高いでしょう。

 ただ日本が攻撃を構築する上で、本田と香川の意志疎通が大きなウエイトを占めるのは間違いありません。

 まずは10月8日のアルゼンチンを見極める必要があります。
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レオニード・スルツキの本田の起用について

2010-09-12 01:06:35 | 日記
 単なる僕の憶測ですが、いずれ日本代表にも昨シーズンのCSKAモスクワと、同じ問題が起るかもしれません。

 その問題とは
 「代表でもクラブ同様本田の位置を1列下げ、彼をセントラル・ミッドフィルダーで使うべきではないか。」
 というものです。

 CSKAの指揮官レオニード・スルツキは、今季ユヴェントスに移籍したクラシッチと本田を同時起用する為、本田のポジションを後方に移すことで、

 「両雄並び立つ」
 状態を生み出しましたが、スルツキの策は本田の不満を生むという弊害をもたらしました。

 スルツキはクラシッチと本田を同時に攻撃MFで起用しても、相乗効果ではなくむしろ攻撃の停滞を生むと判断したのでしょう。

 では何故スルツキはクラシッチではなく、本田を動かすことを決意したのでしょう?

 少なくとも本田からの反発を受ける事は、彼自身刷り込みすみだったはずです。
 

 本田は182センチ 75キロ
 クラシッチは185センチ 75キロ

 両者の体格にほぼ差はありません。

 スルツキの頭の中にはクラシッチが在籍6年を迎え、何よりCSKAのファンから彼が非常に慕われていたという事実があったと思います。

 ですからクラシッチを本来のポジションを動かしてしまえば、ファンの反発を招いてしまいかねませんが、本田というクラシッチを遜色の無い働きができるMFがいる。

 そしてその日本人は、戦術的にも精神的にも非常に逞しいものを持っている。
 本田を後方に移すことで、クラシッチとの共存は可能

 そうスルツキは考えたのだと思います。
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