塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ミラン、チェゼーナ戦で思わぬ失態

2010-09-13 01:47:44 | 日記
 2試合を終えて奪った勝ち点は「4」

 長友が在籍するチェゼーナは、上々の開幕滑り出しと言えるでしょう。

 運も味方しました。
 
 チェゼーナのように残留が第一条件のクラブにとって、積み重ねた勝ち点と同じくらい
 「得失点差」
 は重要な意味を持ちます。

 イブラヒモビッチが最後PKを外した事で、この「1点」が、チェゼーナにとってシーズン終了後の、運命の分かれ道を決めるかもしれません。

 もちろんイブラヒモビッチがミランに加入したばかりで、周囲との呼吸が合っていなかったことも考えられますが、パトとインザーギ、そしてロナウジーニョを封じることは、容易な作業ではありません。

 チェゼーナのミランからの勝利は、おおいに賞賛されるべきですね。

 イタリアの場合
 2001年にアタランタが7位で
 2002年にはキエーボ・ヴェローナが5位でシーズンを終える、大健闘を見せています。

 特にデル・ネーリ率いるキエーボは、大胆なオフサイド・トラップと、まるで4-2-4にも見えるくらい両翼が高い位置に張り出した4-4-2で、文字通り一大旋風を巻き起こし、デル・ネーリは一時期アズーリの指揮官就任の可能性さえあったくらいです。

 チェゼーナのファンは嬉しい半面、シーズンオフの主力の流出を今から懸念した方が良いかもしれません。

 プロならばより良い報酬と環境を求めて当然ですし、冬の移籍市場で「草刈場」になる可能性もあるでしょう。

 長友だけでなくチェゼーナの組織とサッカーに注目する事で、何かしらの強化のヒントをJ1の各クラブが得られそうな気がします。
コメント
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