塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

岡崎のゴールで日本がザックに初陣を白星で飾る(2)

2010-10-08 22:10:27 | 日記
 今日のアルゼンチン戦を見て感じた事は、ワールドカップのグループリーグを日本
が首位で通過する可能性はあるという点です。

 アルゼンチンに限らずワールドカップ優勝を目指すチームは、当然予選グループから
全速力で飛ばしません。

 彼らのワールドカップは8強から始まるものであり、グループリーグとベスト16は
今のチーム状況と選手のコンディションを推し量る

 「実験の場所」
 でしかありません。

 つまりワールドカップで日本が第一シードの国と対戦しても、今回のように攻守両面で
高い集中力を保ち、得点を奪う事ができれば最初の2戦で勝ち点6を稼ぐことができ、3戦
目は控えの選手を起用しながら、主力の温存が可能となります。

 (ちなみに今回のワールドカップ、日本戦のオランダはひどく控えめだったと言われて
 います。)

 ザッケローニ監督が目指す
 「縦への鋭い突破」

 が断片的ですがピッチ上で具現化できつつありますし、新戦力のメドがたったなら、今回の
アルゼンチンのように正規の1軍がそろった代表と是非強化試合を組んでもらいたいものです。

 そうすれば本戦でのシード国との戦いのプランが湧くでしょうし、監督を含め南米遠征の少な
い選手達に、「ゆとり」が生まれコンディション調整も随分楽になるはずです。

 僕は12日の韓国戦を仕事で見られないのですが、今の日本を見たら韓国も気が引き締まる
思いに駆られると思います。
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岡崎のゴールで日本がザックに初陣を白星で飾る

2010-10-08 21:57:39 | 日記
 ジーコは初陣となったジャマイカ戦において

 「誰もが見たいと思う現実」
 を実現(中田、中村、小野と稲本をスクエアの形で起用した4-4-2)させました。

 しかしザッケローニ監督は初招集の関口、代表キャップの浅い前田を起用しながら

 「今ある現実」
 で戦ったという印象が強いですね。

 では僕の思う今ある現実はどんな代物かと言いますと
 
 1・正GKはやはり川島であり、途中出場の西川がそれに続くだろう。
 2・FWの序列は森本、前田の順番かもしれないがふたりの共存も可能ではないか。
 3・栗原がCBのレギュラーに近づきつつある事。

 以上の3点になります。

 特に川島と前田の出来はすこぶる良かったですね。

 川島はリールセの関係者には申し訳ないけれども、彼が表明しているようにリールセに
留まり続ける器では無いことを証明しました。

 キャッチングもコーチングも焦りは見られず、非常に安定していました。

 一方の前田も惜しいシュートが2本ありました。
 
 反転からシュートというアイディアも良かったですが、終了間際の自陣からアルゼンチン
ゴール前まで独走したあの動きは、見ている僕らは本当に興奮しました。

 決まっていればどちらもニュースのハイライトで使われていたでしょうが、それでも強豪から
勝利を奪えた事は大いに価値ある出来事といえます。

 ただバチスタ監督は交代枠の殆どを、負傷者の穴埋めという形で使わざるをえませんでしたし、
メッシを含むアルゼンチンの選手達は日本ほど全体練習は多くなかったはずですから、その分は
差し引き必要があるでしょうね。
 
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赤字に悩むクラブの歩む道

2010-10-08 18:23:21 | 日記
 リバプールが降格圏内にまで順位を下げ、ユナイテッドの調子
が上がらないのは、ひとえに

 「財政難」
 が大きく関わっているのかもしれません。

 僕自身は客商売に関わっているのにも関わらず、売上や原価など
店舗運営の数字はさっぱりなんですが、それでも彼らが抱えている
負債の額が尋常でないことは一目でわかります。

 レアルのように高額で買った選手の移籍金を
 「ジャージの販売」
 「肖像権の管理」

 など様々な方法でペイするという理屈もわからないではないですが、
選手の両肩にのしかかる金額の重みと、監督にまとわりつく選手の起用
の負担が軽減されるわけではありません。

 またユナイテッドはフラムからの移籍後、ゴールマウスに君臨
し続けてきたGKのファン・デルサルが現役引退を真剣に検討している
様子です。

 ギャリー・ネビルとライアン・ギグス、そしてポール・スコールズ
90年代から今に至るまでの栄光を支えてきた彼らも30代半ばとなり
選手生活も晩年を迎えています。

 一方のリバプールも主将のジェラード、エースのフェルナンド・トーレス
は選手として一流でも、理由は定かではありませんが常に故障を抱えています。

 金銭的に不安を抱えているクラブは
 「チャンピオンズ・リーグへの参加」
 「リーグ優勝や欧州リーグでの活躍で新スポンサーを獲得する」

 などの
 「延命策」が考えられますが,焼き石に水という側面もありますからね。

 彼らに関わらず、まず選手の給料を代理人を交えて話し合ったらどうでしょうか?

 一方的な減額は訴訟騒ぎになりかねませんし、選手から士気を奪ってしまいますが、
明らかに貰いすぎの選手はいるはずです。

 僕らがコンセントをすぐさま抜いたり紙の裏側をメモ用紙にしているように、各ク
ラブも身近な所からコストカットを検討したほうが良さそうです。
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日本一真面目なサッカー本(2)

2010-10-08 16:28:19 | 日記
 サッカー批評の評価高い理由

 それは
 「ヴァラエティでは無い」
 からでしょう。

 日本で報道されているサッカー番組は、その多くがスポーツニュースの1部であり、
もしくはテレビタレントが司会をとつめる番組のいずれかに分類されます。

 テレビ局としては司会進行役のタレントへの報酬は発生するでしょうが、補佐役の
キャスターに関しては異なるでしょうから、昨今の経済状況を考えるならば妥当な判断
になるのでしょう。

 でもその番組の殆どは
 「J1のダイジェスト」
 「スコアの羅列しかないJ2の試合結果」
 「海外サッカーと海外リーグの日本人選手の活躍」

 の3点に集約されていて、僕らが本当に知るべき情報や討論すべき情報は何らありません。

 もし本当に日本サッカーの将来を考えるならば、今日の日本対アルゼンチンではなく
大宮アルディージャの入場者数水増し問題であり、各地域リーグの様子やJ1昇格に届きそうな
J2クラブの取り組みに関してでしょう。

 しかし今日のサッカーニュースのバリューは
 
 ザッケローニ監督のインタビューであり、日本代表の試合内容とメッシやイグアインなどの
アルゼンチン代表の主力の肉声だと、テレビ局や新聞は判断するはずです。

 だから本当に知りたい事、議題にあげることを書籍として刊行しているサッカー批評は、季刊
の形でも支持が落ちないのだと思います。

 季刊であれば記事を簡単に入れ替えることも出来ますし、取材する側される側のどちらにも
ゆとりがありますから、突然のキャンセルにも柔軟に対応できるのではないでしょうか?

 今僕は47号
 「Jリーグを救う50のアイディア」
 
 を読んでいますが、こうした地道な取り組みを支えている関係者の声を拾うサッカー本があることは
僕たちが忘れてはいけない事柄ですね。
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日本一真面目なサッカー本

2010-10-08 16:14:04 | 日記
 皆さんは双葉社から季刊で刊行されている

 「季刊サッカー批評」
 を読まれているでしょうか?

 双葉社(僕はかつてふたばしゃと読んでいましたが、そうようしゃと言うのだそうです。)
は松たか子さん主演で映画にもなった

 「告白(湊かなえ著)」
 の出版元でもあるんですが、その一方でこのような硬派なサッカー本も作っています。

 僕はサッカー批評とそこから派生した
 「欧州サッカー批評」

 この2誌は
 「日本で最も真面目にサッカーを討論している書籍」
 と感じています。

 そうでなければ
 「季刊」
 というスタイルでありながら、10年以上も刊行が続くわけありません。

 よく考えてみましょう。

 情報のスピード化を踏まえ、かつて水曜日が発売日だったマガジンとダイジェストは
揃って火曜日発売に変更しましたし、ワールドサッカーダイジェストがかつて月刊誌で
したが、今では月2回の刊行となり、ワールドサッカーキングもそれにならっています。

 穿った見方ですが、「カルチョ2002」と「ワールドサッカー・グラフィック」が
前者はリニューアル、後者は休刊という形に追い込まれた背景には、

 「速報性」
 という枠組みから逸れていたからかもしれません。

 「月刊」
 という形では読者のニーズにそぐわない面があったのかもしれません。

 しかしサッカー批評は今でも「季刊」の形を崩していませんし、欧州サッカー批評が
誕生したのもサッカー批評の評価自体が高いという証拠でもあります。

 僕自身は定期購読しているわけではないのですが、それでも書店で見つけたときは必ず
手にとる本です。

 ではサッカー批評が愛される理由はどこにあるのでしょうか?
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