塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

映画「プラダを着た悪魔」を見て(2)

2010-10-25 23:23:05 | 日記
 ふてくされると「愚痴」がこぼれます
 
 愚痴を聞かされる人間は面白くありません。

 でも不満を溜め込んでいる人間は、愚痴をこぼさない限り心がちっとも晴れ
ません。

 やはりふてくされることは、全くプラスの気持ちをもたらしません。

 「プラダを着た悪魔」
 でもアンディが先輩格のナイジェルに、

 「自分はベストを尽くしている、必死なんだ。
  それでも周囲は私を認めようとすらしない。」

 と愚痴をこぼします。

 しかしナイジェルは慰めるどころか
 「アンディ、君はベストを尽くしていない」

 と突き放します。

 僕自身はプロは確かに結果を出さなければいけないと思いますが、昨日や今日
トップに昇格した選手と、長年1軍で活躍している選手とでは批評が異なるのは
当然というスタンスでいます。

 1軍初日からプロを名乗ることは出来ます。

 でもプロとしての心構えや自覚は、1日で身につかないのは当然ですい、だから
こそ年長者を見習えと言われるのです。

 アンディは結局ミランダと袂を分かつのですが、ミランダは最後アンディにとって
最高の形で彼女を認めます。

 それはアンディが自分がベストを尽くし、仕事に取り組んだという証拠でもあります。

 僕の今お伝えしたプロに成り立てとそうでない選手の垣根は、プロの名の前では何の
意味もなさないでしょう。

 そうでなければF・マリノスの小野やかつての森本のように、10代でJ1でプレイ
する選手など出てこないわけです。

 でも例えクラブが負けたとしても、そのデビュー間もない若手たちが汗を流すことを
厭わなかったなら、肩を叩いてやって欲しいですね。
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映画「プラダを着た悪魔」を見て

2010-10-25 23:03:44 | 日記
 たった今映画

 「プラダを着た悪魔」
 
 を見終えました。率直に良い映画だったと思います。

 DVDには本編110分と記されていますが、エンドロールを除けば105分程度で
しょうが、シナリオ、配役ともに(メリル・ストリープとアン・ハサウェイの起用)
非常に良く出来ていると思います。

 恐らく劇場公開当時はアメリカでも日本でも、20代から30代の女性が中心に話題
になったのでしょうが、男の僕から見てもとても楽しめます。

 先日僕は

 「ふてくされる」
 という心情を僕なりにお話しましたが、この映画でもアン・ハサウェイが演じる主人公
のアンディが、周囲特にメリル・ストリープが演じるミランダに待ったく認められず、ふ
てくされる場面があります。

 他人が自分を認めてくれない限り、どんなに高い報酬を貰っても人は満足できない生き物
であることが、この場面からわかります。

 サッカー選手もそうですよね。

 ファンが自分の応援歌を歌ってくれたなら、やる気が湧くのは当たり前ですし、オフに
ファンとの交流を深めたり、慈善事業に選手が参加する事は、その選手がクラブとファン
そしてその街に受け入れられた証拠でもあるからです。

 でもふてくされるのは簡単ですが、ふてくされた心を落ち着かせることはとても難しい。

 特に周囲は自分の気持ちがわからない事が多いですからね。

 ちなみに映画の冒頭でアンディは、予備知識を全く与えられないまま周囲の冷たい視線を
感じます。

 その事もアンディがふてくさえる理由のひとつとして描かれています。

 「他人の技術を盗む」
 とは日本でも徒弟時代から良く言われますが、それは今学ぶ立場の人間に、責任者が必要
最低限の情報を与えなければ、全く意味が無い出来事だと感じました。

 この事も僕が先日お話した「基準の違い」に通じるものがあるのではないか。そう感じた
ところです。

 サッカーだって大一番に限らずスカウティング・リポートや映像で、相手クラブの情報を
選手に伝えようと準備していますよね。

 この映画を見て元気がでました。

 ふてくされたときは自分の好きな映画を見る、美味い物をたらふく食べるなど、皆さんが
好きなことを行ったらよいと思います。

 ふてくされた事が無い人間は、いないのではないでしょうか
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アルディージャの水増し問題について

2010-10-25 17:43:21 | 日記
 ゲートを潜った観客数10672人
 車椅子の観客数17人
 そしてVIPの観客数は51名

 計10740人の観客数

 もう皆さんご存知でしょうが、観客水増しが発覚した大宮アルディージャは試合開始
1時間前、引責辞任を表明した渡辺社長と球団職員23名がファンに謝罪し、後半41
フン上記のような形で川崎フロンターレ戦での観客数を表明しました。

 新スタジアム
 「NACK5」

 における正確な観客動員の発表が、このような形で行われるのは何とも皮肉な形
と言えます。

 パルセイロもいつかはスタジアムを移転するか、改修するかの措置をとらねばな
りません。

 今の南長野運動公園はVIP席もありませんし、車椅子の方が気軽に観戦できる
わけでもないからです。

 従ってアルディージャが不祥事の責任を負う形ではあっても、全てのシートの結果
を公表したことは、全てのサッカークラブに大きな影響があると思います。

 つまりトータルで入場数を公表するよりも、この方法のほうが透明性がありますし
何より説得力を持ちます。

 アルディージャにとって1993年からJリーグに加盟し、タイトル数でも観客動員
でも報道の面えも自分たちを凌駕するレッズの存在が、目には見えない形で強烈な圧力
を、アルディージャの職員にかけていたのかもしれません。

 でもバルセロナとエスパニョールのように、近隣のクラブの規模が同等ではない事は
別に恥じることではありません。

 ですからアルディージャはこの透明性を継続できるよう、頑張って欲しいですね。

 
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故障の多い選手そうでない選手

2010-10-25 17:23:20 | 日記
 前々から不思議に思っていたのですが、どうしてサッカー選手は

 「故障の多い選手とそうでない選手」
 に分かれるのでしょうか?

 例えば現役時代のロベルト・バッジョは毎年のように怪我と戦ってきましたし、
現役の選手で言えば、リバプールの主力3選手、ジョー・コールにフェルナンド・
トーレス、そしてスティーブン・ジェラードも、怪我の多い選手の代表でしょう。

 怪我の理由は相手との接触や芝生の状態など、外的要因もあると思いますが、
むしろ内的要因、筋肉や骨格の作りにあるのかもしれません。

 イングランドでは
 「ジェラードとランパードのふたりが並び立つことは難しい。

 ならばどちらかひとりを重用した方が、代表に好影響を与えるのではないか?」

 という話題が議題にあがります。

 もし僕がカペロの立場なら、ランパードを重用するでしょうね。

 ジェラードのミドルレンジからのシュートの威力は本当に素晴らしい。プレミアでの
優勝経験こそありませんが、チャンピオンズ・リーグとFAカップの優勝を勝ち取るな
ど、選手としての実績も重ねています。

 でも選手に一番求められことは
 「監督の呼ばれた時、常にピッチに立てる状態にあること」

 だと僕は思うのです。

 どんなに力があってもピッチに立てないのであれば、監督にとって悩みの種でしかあ
りません。

 ですので僕がカペロならば、より頑健なランパードを選択します。

 バッジョも次のような感想を述べています。

 「サネッティはスペシャルだ。
  彼は私に、私はあなたのようになりたいと伝えてきたが、私の返事は私は君のように
  なりたい。だよ」

 バッジョはインテル時代からサネッティのタフさを知っているからこそ、この発言に
結びついたのだと思います。

 過密日程が続く現代サッカーにおいて、故障とは程遠い体はそれだけでアドバンテージ
に繋がると言えそうです。
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移籍と選手の資質について(2)

2010-10-25 15:56:22 | 日記
 これは僕の完全な

 「創作」
 ですから、うまいこと説得がいくかどうかわかりませんし、何より会長のペレス
が90億円で獲得した選手を、やすやすと移籍リストに載せるかといえば、そんな
事もないでしょう。

 でも選手も人間です。

 いきなり
 「君は不要」

 と言われるよりも、監督やGMから契約を続行しない理由や起用する方針が無い事
を説明された方が、人間として扱われたという「充足感」は満たされると思います。

 僕自身お金を稼ぐ能力は無いといつも思っていますが、赤の他人から

 「君は役立たずだね。」
 と言われたら腹が立つに決まっています。

 マイナスの出来事は自分で思っている分には何の支障もありませんし、仮にその心情
を他人に伝える時は

 「そんな事は無いさ」
 という励ましの声を、どこかで期待しているはずです。

 カカの人間性は非常に評価されていますし、シェフチェンコだって長年ウクライナを
支えてきた名手です。

 でも周囲が
 「役立たず」

 と思い始めるとその空気が選手だけでなく、選手の代理人や家族にまで及んでしまい
かねません。

 選手はクラブの財産と言われています。

 ではその財産を
 「宝の持ち腐れ」

 にする必要はないはずです。

 時には損得勘定を無視して、選手の進路を一番に考えるべきではないでしょうか。
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