塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

移転、身売り、球団存続

2010-10-02 21:13:46 | 日記
 今巷を騒がしている横浜ベイスターズの移転、身売り問題を僕の父は寂しそうに見つめています。

 父はあの
 「三原脩」
 が率いた昭和35年のかつての太洋ホエールズ(当時)以来、頑なにベイスターズの応援を続けけていて、その優勝を含めてもセ・リーグの優勝は2回しか味わっていないんです。

 1998年の2度目の優勝の際、僕は長野を離れ一人暮らしをしていましたが、当時の父の喜びようは本当に凄かったようです。

 父の例からもわかるように、やはり
 「勝負事は勝たなくてはいけない」
 という当たり前のの事柄と

 サッカーのように下のリーグが存在するスポーツと、そうでないスポーツの差が一気に露見したともいえます。

 例えば横浜ベイスターズが報道のように「住生活グループ」の資本の下、新潟に移転したとします。
 
 新潟のファンは嬉しいかもしれませんが、横浜のファン、そして横浜に住んでいなくとも父のように長年ずっとベイスターズを支持してきたファンは、ただ置いてけぼりの状態になってしまいます。

 北海道日本ハムのようにリーグ優勝できるくらいにまで成長し、札幌ドームが満員御礼の状態ならば、かつての本拠地「東京」のファンも満足かもしれない。

 でも新潟に移転したからといって、成績の上昇が保証されるわけではありませんよね。

 サッカーならば分不相応の状況に陥ったなら、下のリーグからやり直したらよいわけです。

 横浜FCはF・マリノスの陰に隠れがちですが、移転するわけではありませんから、既存のファン、新規のファン関係なく応援ができます。J1に昇格できれば宿敵との「横浜ダービー」だって可能です。

 昇格できたならば後はJ2に降格しないように、フロントが戦略を練れば良い。それで駄目なら降格し再出発の形になるだけです。

 僕はベイスターズが住生活グループの資本を受けるのは良いけれど、横浜の地に残留して改めてドラフトを含むチーム再建論を、ファンに向けて発表するのが先決だと思います。

 人は
 「この計画をこういう形で実現していようとしています。
 そのためにはこれくらいの時間が必要なのです。」

 と説明されれば以外に待てるものです。

 僕は簡単に新潟に移転するのではなく、古参のファンの方の心理を汲んでやって欲しいと思います。
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攻撃か、それとも守備か

2010-10-02 18:34:00 | 日記
 サッカーではよく
 「攻撃的か」「守備的か」

 という問題が議論になります。

 どの監督も認識しているように、攻撃の場面ではリスクを覚悟しなくてはいけませんし、守備の場面ではほんのわずかのディティールの差で、失点が回避できることもあります。

 僕自身の性格を考えるなら、きっと守備を重視した監督になるでしょう。

 例えば僕が34の今に至るまで独り身なのは、やはり女性に対して守備的、つまり相手の出方や感情を必要以上に気にしているからでしょう。

 歴史上の人物ではカサノヴァ、映画の世界ではジェラール・フィリップが色男の役を数多く演じていますが、彼らはリスクを背負って攻めている、女性から断られようが世間の耳目をあつめようが気にせず果敢にアプローチしたからこそ女性を射止め、ベッドを共に出来る喜び、サッカーで言うところのゴールを享受できたというわけです。

 今挙げた例は極端ですけれど、サッカーが他の競技と異なりここまで攻撃と守備に関して議論が起る背景に

 「極端なまでのロースコア」
 であることは無視できないはずです。

 もちろん相手のシュートがバーに弾かれたり、味方の選手が警告を受けて退場になるなど、予期できない出来事に結果が左右されることも確かです。

 しかしロースコアである以上、選手達はゴールを奪う為にシュートを打たねばなりませんし、同時にベストの決断を導く為に常にベターな選択を考え続けねばなりません。

 ですが幾ら観客が喜ぶ攻撃が構築できても、すぐさま失点してしまうようではいずれ降格してしまうでしょう。

 優れた攻撃は優れた守備を土台として生まれる物だと僕は思いますが、サッカーの世界では今後も「守備的か、攻撃的か」の議論はまだまだ続いてゆくはずです。
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ロナウドが引退時期を明言する

2010-10-02 15:26:12 | 日記
 今コリンチャンスに在籍しているロナウドが、来年をメドに引退する決意を固めたと、「ゴール・コム」が報じています。

 今ロナウドが渇望して止まないタイトルは
 「コパ・リベルタドーレス」

 南米出身の選手たちの最高の名誉と呼ばれるこのカップを獲得して、現役生活を終えたいと願っているようです。

 ロナウドと僕は同じ1976年生まれなんですが、同い年の多くの選手達がキャリアの晩年を迎え始めたことに愕然としますね。

 僕がJリーグを含む世界のサッカー情報を集め始めた1990年代中頃、ロナウドやベッカムはそれぞれロマーリオ、ガスコインの後継者と謳われ、活躍を期待されていたものでした。

 彼らの移籍やトラブルを耳にすると、改めて
 「時の流れ」
 について深く考えさせられます。

 インテルからレアルに移籍した2002-03シーズン、ロナウドは当時のインテルの指揮官、クーペルとの「意見の食い違い」を移籍の理由にしましたが、

 「僕はスペインでプレイする
  マンマークやプレスが厳しいイタリアでは、僕の現役生活が短くなる可能性が高いし、僕自身 力が発揮できない」

 そう率直に伝えたら良かったのにと思います。

 フィジカル・コンタクトは今も昔も重要な要素ですが、膝の状態を常に考えねばならないロナウドにとって、「空間」の無いイタリアでのプレイは念頭に無かったのでしょうし、2002年ワールドカップを戦う最中、スペインで戦うことを思い描いていたのだと僕は思います。

 彼がレアルからミランに移籍した2008年、モラッティ会長やインテルファンの多くが溜息をつきましたが、それは全盛期の彼をもっと見ていたかったという、センチメンタルの気分を移籍によって壊されてしまったために、起きた出来事だったと今は考えています。

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インテル4-0でブレーメンに勝利

2010-10-02 15:03:37 | 日記
 車を買い換えることがこんなに「切ない」気持ちになるとは考えもしませんでした。

 僕は今日から新車のオーナーになったのですが、前の車は10年半僕の手許にあったんですね。維持費がかからなければ、買い換えることは無かったと思います。

 頭ではわかっていても、体がどうしても「前の車」と「新車」の乗りこご地、機能性を比較してしまうんです。今の車の方が音は静かだし見晴らしも優れている。でもジュースホルダーやダストボックスなど、細かい部分が前の方が良いな。と考えてしまう。

 乗り慣れるまではしばらく我慢ですね。

 インテルの指揮官ラファエル・ベニテスも、就任時からモウリーニョとの比較は避けて通れないと覚悟していたでしょうが、先日のブレーメン戦で完勝(4-0)したことで、相当の手ごたえを感じたことでしょう。

 ベニテスが賢明だと思う点は
 「潔くモウリーニョの率いた陣容を受け継いだ事」
 「コウチーニョ、ビアビアニーなど若手の起用を視野に入れていること」

 の2点になります。

 ベニテスは本音を言えばマスチェラーノ、カイトを獲得したかったのかもしれません。

 しかし彼らを見送った事で、前任者との比較だけでなく無意味な論争、
 「ベニテスは自分の色を出したがっている」
 
 という批判を回避できました。同時に若手を起用することで、既存の選手達に刺激を与え活性化を図っているわけです。

 しかし問題な無いわけではありません。

 ミリートが故障したことでブレーメン戦では1トップにエトーを起用し、大成功をおさめました。

 仮にミリートが復帰してもエトーを1トップで使い続けるのか、それとも従来どおりエトーを左翼で、ミリートを1トップで使うのか。

 今後のベニテスの起用法が大きな注目を集める事は間違いありません。
 
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ザッケローニが代表選手を発表する

2010-10-02 02:02:49 | 日記
 8日の初陣に向けて、一昨日ザッケローニ監督が召集メンバーを発表しました。

 FWの登録人数が「8」というのは確かに驚きでしたが、従来ならばMFとして登録されるであろう選手が含まれての数字ですから、妥当な結果だと思います。

 召集が噂されていたFC東京の大黒は未招集でしたが、GKの権田が選出されたことは非常に良かったと思います。

 ザッケローニでなくともGKはリールセの川島をレギュラーに起用すると思います。

 ただベルギーと日本の時差の問題、加えてリールセが常に川島の召集を承諾するとは限りません。

 ですので権田と西川。
 共に将来を嘱望されるふたりが揃ってA代表入りを果たした事は、非常に賢明な判断と言えるでしょう。(両者とも代表キャップは1)

 また最も層の薄いセンターバックも、栗原と槙野のふたりが選出されたことで、一応世代交代に向けての準備は整っているはずです。

 僕は若さで選ぶならエスパルスの岩下(24歳)の召集があってもいいと思いますし、経験値で選ぶならガンバの山口(32歳)あたりを加えても面白いと思います。

 ふたりとも岡田監督時代招集対象にはなりましたが、殆ど出番が与えられませんでした。しかし実力に今回の代表メンバーと遜色は無いはずです。

 あと先日もお話しましたが、水原三星の高原の頑張りを期待したいですね。

 高原が韓国で結果をだして代表に復帰したならば、J1と欧州だけでなく「Kリーグ」も日本人選手の大きな移籍先に変わるはずだからです。

 Kリーグで日本人選手が目立った活躍をしてこなかったことも事実ですが、何となく僕たちにも関係者にもある種の「偏見」があるように思います。

 その偏見を打破る意味でも、高原には韓国で輝いて欲しいですね。
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