欧州サッカークライシス？

　プレミアリーグのブラックバーン・ローバーズが、インドの富豪に買収される
事が決定したそうです。

　プレミアリーグのクラブを買収しようと考えている外国資本は後を絶ちません。

　また昨日の
　「マンデー・フットボール」

　を見ていて思ったのですが、黄金期を満喫してきたスペインも、遂にその栄光に
陰りが見えてきたように感じられました。

　バルサもレアルも観客席に空席が目立つようになってきましたね。

　それはリーグ戦よりもチャンピオンズ・リーグという、ある意味での
　
　「贅沢料理」
　
　を腹一杯口にしているファン達ですから、格下相手の国内リーグでは面白くない
と感じているのかもしれません。

　でもチャンピオンズ・リーグの試合にも、凡戦はありますしアウトサイダーと戦う
時もあります。

　クラブの買収にしても空席にしても、サッカーが

　「投資」
　
　の手段として認知されてしまったことが大きいのでしょう。

　加えて毎年値上がりするシーズン・チケットに加え、手を変え品を変え売り出される
レプリカジャージやトレーニングスーツ。

　僕は子供がいないのでプレゼントをせがまれることはありませんが、家計の苦しい家
の両親が、子供の贈り物に偽物のジャージを買う光景は、メーカーにとっては不愉快で
しょうが、致し方ない光景のように思えてきます。

　確かにクラブとしては収益をあげなければいけません。

　何故なら選手の給料は一向に下がる気配が無い為です。

　でもどこかでこの

　「マネー・ゲーム」

　のサイクルを止めねばなりません。まずチケットの値段を据え置きにしたらどうでしょう？
そしてボーナスが入ったら選手の費用ではなく、チケットの値下げを断行するのです。

　空席の目立つスタジアムではテレビ放映に差し支えがありますが、それ以上に「熱」が
伝わってきません。

　今欧州サッカーは
　「曲がり角」

　に来ていると僕は感じます。