塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サネッティ、その姿が見納めに

2014-05-12 02:02:05 | 日記
 当然と言えば当然ですが、インテルがラツィオとの一戦を迎えたダイジェスト映像で、長友の動きと評価を伝えはしても、背番号4がサンシーロで迎える最後の試合であることは感じられませんでした。

 通常の日本人にとっては感慨深い出来事ではないですしね。

 この一戦はサネッティがネラッズーロを纏ってサンシーロに現れる最後の試合であり、冬の移籍市場で移籍してきたブラジル代表エルナネスが、古巣とラツィオと顔合わせとなるなど、切り口は他にもあったのですが。

 当然、メディアは

 「明日12日の代表発表」

 を視野に入れた制作をしますから、お流れになってしまうのは致し方ないのでしょうか。

 ただ、インテルにとっては当たり前の光景が当たり前ではなくなります。

 黄色のアームバンドを締め、見事なまでに髪を整え、サンシーロに姿を見せる背番号4は来季からは見られません。

 メディアも楽ができなくなりますね。

 例えばサネッティでなくとも、バレージやマルディーニ、コスタクルタなど、生涯をひとつのクラブで過ごした選手であれば、インタビュー時のプロフィール欄は、何ら資料を下調べすることなく

 「所属クラブ インテル」
 「所属クラブ ACミラン」

 とだけ記入すれば問題ないわけです。

 オーナーが代わり、サネッティも引退するインテルは2014-15シーズンから抜本的なクラブ運営の構造改革が始まります。

 その中に誰よりも背番号4に敬意を払ってきた長友も含まれるわけですが、レアル、ユナイテッドとこの日本代表の動向に注目する有力クラブは、殊の外多いのです。

 ただ、彼の売却はファンの溜息を誘い、ロベルト・カルロス移籍以降に見られた

 「左サイドの補強」

 に戻ってしまうはずです。
コメント
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