塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

本場で陣頭指揮をとること

2023-02-17 22:00:09 | 日記
 プロ野球は過去、北海道日本ハム・ファイターズがトレイ・ヒルマン、千葉ロッテ・マリーンズがボビー・バレンタインを招聘、米国の感覚や練習内容を取り入れ、刷新しようと試みました。


 逆に米国は日本人指揮官、例えば工藤公康が何度も日本一に輝くマネージメントを見せても、招聘する考えは毛頭ないようです。


 やはり米国人には

 
 「大リーグこそが世界一」
 「日本はせいぜい3Aくらいか」


 という強烈な自負心があるのでしょうか。


 大リーグでプレイする選手が増加する一方ですが、指揮官が移籍するという話には至っていませんからね。


 それはサッカーも同様で、例えばシントトロイデンのように、日本と深いつながりを持つクラブが、欧州にも縁故主義という考えがあるかどうかわかりませんが、無理にでも日本人指揮官を迎える、くらいのことが必要の気がします。


 有難いことに日本代表選手や代表に近い選手たちは、ポルトガル、スコットランド、そしてベルギーを拠点に大きな成果を上げています。


 それは1994-95年、三浦知良がジェノアに移籍して以降、移籍の波が継続しており途切れたことがない、それだけ輸出をしてきた、信頼を得てきたことを意味しますよね。


 ですからリーグ30周年の今季、浦和レッドダイヤモンズがポーランド生まれのスコルジャ新監督を迎えたように、欧州との縁を大切にしながら日本人指揮官が欧州で指揮を執る事例を増加してゆく。


 ことも考えた方がよいのではないでしょうか。


 森保一日本代表監督のように、国内リーグの優勝で就任という伝統を踏襲しながらそこに「付加価値」をつける、という意味合いもありますよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

選手の嫉妬は怖いですよね

2023-02-17 21:45:53 | 日記
 コンバースはマジック・ジョンソンとラリー・バードという、バルセロナ夏季五輪金メダリストが引退したのち、ラリー・ジョンソンとケヴィン・ジョンソンと契約を交わします。


 彼らは1990年代中期までコンバースの顔であり、ラリー・ジョンソンには名前入りのバッシュ「LJミッド」が提供されるほどでしたが、それは契約してから5年後のことで、彼は最終的にフィラを選択します。


 その背景には、シカゴ・ブルズの人気選手「デニス・ロドマン」の影響もあったと思います。

 
 1990年代のデニス・ロドマンは


 シカゴ・ブルズで3度の全米王者に輝く
 マドンナと交際
 自伝「悪がままに」が日本でも大きな話題となる

  
 という、まさに大変な人気選手でした。


 契約選手が減少傾向となり、市場で再度勢いを取り戻したいコンバースが彼と契約し、短期間で専用バッシュを続々と企画し、「ロットマン・ミット」という彼の名前入りバッシュは、契約から1年後に誕生しています。


 それだけロドマンの影響力が強かったわけですが、ラリー・ジョンソンとケヴィン・ジョンソンは面白くなかったでしょうね。


 例えばアーリン・ハーランドは現状、ナイキとの契約を終えプーマ、アディダス、そしてナイキを順繰りに履いています。


 仮にニューバランスがハーランド獲得に向けて動いたとしましょう。


 その際、莫大な契約金と契約年数が提示されるわけですが、古株のサディオ・マネやラヒーム・スターリングなど、彼らを無視するような形だと、契約がこじれてしまうと思いますね。


 アンダーアーマーのように契約選手にビッグネームが不足している際もそうですが、選手の嫉妬という悪い感情は決して無視できませんし、契約の際は重々気をつけるべきではないでしょうか。


 それは他の契約先を探している選手たちを獲得する際も同様ですが。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

競合相手がいることの意味合い

2023-02-17 21:26:00 | 日記
 企業には「競争相手」と「競合相手」があります。


 日本企業でいえば、キリンビールとアサヒビールが後者の競合相手になるのではないでしょうか。


 競争というのはお互いが切磋琢磨し、より市場を魅力的な形にしてゆく様を指しますが、強豪相手というのは一方が一方を蹴散らす、極端な事を言えば相手が倒産するまで追い込むことを指すようです。


 サッカー日本代表公式スポンサーと、野球日本代表公式スポンサー
 キリン一番搾りとアサヒ生ビール
 のどごし生とクリアアサヒ


 など、いずれも対局に位置する両社ですが、過去にはサッカー日本代表選手たちが、アサヒビールのコマーシャルに登場したことがあり、その際はアサヒビールは「してやったり」だったのかもしれませんね。


 サッカーだけでなく、陸上、バスケットボール、そしてライフウエア。


 アディダスとナイキは完全に「競合」に当たると思います。


 アディダスからすれば「ペレ協定」を破った兄弟、プーマだけを過去は注視していました。


 しかし1980年代はナイキとリーボックの勢いが増し、米国市場ではサッカニーやブルックスなどの老舗もあることから、ナイキだけを注意してはいられなくなります。


 しかし現在、アディダスとナイキのシェア争いはし烈であり、だからこそカニエ・ウエストが両ブランドと関係をもっていたことが、興味深く見えるのでしょう。


 人間社会において両親や教師は


 「お互い仲良くね」
 「ムダな喧嘩、争いごとはしてはいけません」


 と子供たちに語ります。


 その矛盾さをしる機会が子供たちが好きなサッカーであることは、残念なことではあるのですが現実でもあるわけですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

100点を目指す必要、ありますか

2023-02-17 21:08:27 | 日記
 テレビドラマ「ロングバケーション」のDVDを見直しています。


 ヒロインの葉山南をカメラアシスタントとして迎え入れた杉崎が


 「毎回100点とらなくていいんだよ」


 と労う場面が出てくるのですが、僕もその通りだと思いますよ。


 例えばルカ・モドリッチがクロアチア代表とレアル・マドリードで先発を維持しているのも、無理をしない、100点をすべての試合で目指さないことを意識しているためではないでしょうか。


 でも日本人はそれができませんし、そもそも日本社会の同調圧力や見解がそんなことを許しませんよ。

 
 「手を抜いているのか」
 「どうしてできないんだ」
 「言い訳するくらいならやれよ」


 このような空気が満ちている中では、毎日全力で行い、毎日疲弊して帰宅するだけです。

 
 日本代表が2009年、オランダ代表と親善試合を行った際、ファンマルバイクが


 「彼らはただやみくもに走っているだけ」
 「それはプレスではないね」


 と語ります。


 とにかく「がにしゃらに」真正面から戦い、作戦を練ることは卑怯であるという考えが、まだこのころは根強い印象でした。


 日本人が働きすぎでバカンスの概念すらないことを、欧州籍の方々は不可思議に思うわけですが、それは自分が休むことで不利益を被る方がいてはいけない、といいう恐怖観念もあるのでしょう。


 ただそれ以上に、100点を常に目指さねばんらない周囲からの強迫観念がある、この点が一番の難点ではないでしょうかねえ。

 
 そのように批判している人間こそは、実は最も100点からほど遠く、指摘されても無駄な言い訳をする類ですが。
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする