塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

スパイク、モデルチェンジの頻度が多くないですか

2023-02-21 19:52:43 | 日記
 1990年代まで、各ブランドはここまで頻繁にスパイクを廃盤にしませんでした。


 簡潔に言えば一つの品を長く売ることが顕著であり、契約選手に履いてもらうスパイク変更もそう多くは無く、むしろ現在の〇〇パックという概念すらありませんでした。


 従って一つのスパイクが浸透し、ベストセラーになる事例が今よりも多かったはずですし、デザイナーや企画人にももっと予算と時間が与えられていたはずです。


 ディアドラはロベルト・バッジョに黄色ラインの「マッチウイナー」を提供しましたが、バッジョというスーパースターが履いたことも人気を決定しましたが、ディアドラが生産し続けたからこそのベストセラーである。


 ことを忘れてはいけません。


 ミズノが流行に関係なく「モレリア」を生産していることを、意固地とみるかベストセラーに頼っているに過ぎないとマイナスの意見が多いかもしれない点もあるでしょう。


 だからこそ「バサラ」「イグニタス」、新作の「アルファ」のようにモレリアよりもデザインと機能を融合させた靴を企画し、販売しているとも言えます。


 それはバッシュも同様で、ナイキもリーボックの前に「ポンプシューズ戦争」で完全敗北していますが、その屈辱を晴らすだけの時間は十分にありましたし、選手も新作が与えられない事を格別不満に思っていませんでした。


 ですからすぐに新作を出す、廃盤品が増えるという現在のサイクルを、一度立ち止まって考えなおす良い時期に来ている気がします。


 今はスパイクよりも食べるもの、飲料水を欲しいと思う方の多いくらいでしょうから。
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プーマがスパイクにセルを採用していた頃

2023-02-21 19:36:48 | 日記
 1987年、ナイキが初代の「エアマックス」を発表するまで、機能が外から確認できる事例は稀でした。


 ただナイキが機能を外から愛用者に確認してほしいという意味合いでこの形を採用したのではないのです。


 最大限にまで圧縮されたガス「エア」を搭載し、デザインしたためにエアを外に逃がす必要があった、そのためナイキは「ビジブル・ウインドウ」という形でお披露目した際、凄まじい反響が起きた形でした。


 ファンはエアーの快適性はわかっていた
 しかし、エアの正体に確信がなかった
 そのため実際に機能を確認できたため、信頼度が急上昇


 というわけですが、基本エアの破損事例は耳にしたことがありません。


 この時代、コンバースがナイキ同様に機能を外から確認できる素材「リアクト」を採用し始めますが、工場の組み立てがいい加減だったのか、リアクトが破裂してパッキンから液体が漏れ、室内を清掃する必要が出来た。


 という話を耳にしたためです。


 プーマは1990年代に「トライノミック」とハチの巣状の衝撃吸収資材を開発し、その機能を「セル」という形に発展させます。


 他のブランドと異なるのは、セルをサッカースパイクに採用し、ビジブルにした点ですがそれだけ天然芝からの突き上げが、選手から体力を奪っているという意味合いなのでしょう。


 2000年代のプーマ・ジャパンは「蹴道」というコンセプトに中、セルを搭載したスパイクを積極的に展開しますが、思うような反響はなかったようです。


 セルの衝撃吸収は効果が期待できたのでしょうが、もしかしますと重量がかさみ軽さを求める選手からの要望に応じきれない、という側面があったのでしょうか。


 今も昔も素足感覚、軽さは開発の段階で最も重要な案件であることに変化はありませんからね。
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今は流通価格がすぐにわかりますよね

2023-02-21 19:14:49 | 日記
 ブックオフのような大手中古書店で、不可解な行動をする客がいます。


 おそらく「せどり」と呼ばれる、中古品の中から高く売却できるであろう本を探していると思われますが、見ていて気持ちはよくありませんし、店員さんも困惑していると思いますよ。


 何せ本を探しているのではなく、片手に端末やスマートフォンを持ちバーコードを読んだり、画面とにらめっこしているわけですから、どう贔屓目に見ても読みたいが新刊では既に入手できないために来店した。


 という形ではないためですよ。


 ただスマートフォンが便利だと思うのは(店頭で僕は使いませんが)、デッドストックで見つけている化粧品や服飾が、適正価格なのかそれれも安いのか、高いのかをすぐに検知できる点です。


 僕は今日、デッドストックで2点


 シャネルのナンバー5石鹸と香水セット
 ロクシタンのクリーム


 を購入しましたが、ロクシタンの店頭価格は流通品よりも圧倒的に安いことがわかり、有難いことだなと思いました。


 ただ、このロジック、サッカーには当てはまりません。


 アンダー17やアンダー20のワールドカップで好成績を得た選手が、そのまま能力を伸ばす事例の方が少なく、アーリン・ハーランドのような選手はごくわずかですよね。


 ですから「青田買い」と呼ばれる、選手獲得のコストを抑えても、チェルシーやパリ・サンジェルマンのように


 先発選手たちは世界選抜様な形
 若い選手が加入しても、レンタルでたらい回し
 結局そのクラブではお払い箱


 のような形になるくらいであれば、青田買い自体が無駄ですよ。


 レンタル移籍を乗り越えたのはマルティン・ウーデゴールであり、埋もれてしまったのがハリロビッチになりますが、両者の境目は本当に表裏一体であり、ウーデゴールはハリロビッチよりも傲慢ではなかった。


 という点が大きい気がします。
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経験値とコーチライセンス

2023-02-21 19:06:13 | 日記
 指揮官になる、ならないの意志はともかく、仮に野球選手が大リーグでフロント入りするとします。


 現地でも指揮官としての経験が必要という反論意見はあるでしょうが、松井秀喜、鈴木一朗の両者は就任を歓迎されると思いますよ。


 松井秀喜 2000年ワールドシリーズ最優秀選手
 鈴木一朗 2001年アメリカン・リーグ新人王 2004年リーグ最多安打を達成


 というように、仮にニューヨーク・ヤンキース(どちらも在籍経験あり)とシアトル・マリナーズが打診をすれば、指揮官というのは大げさでもチームを助けることが出来る、その際一番大きなファンのサポートも期待できます。


 イチローさんは既に日本国内で学生たちに助言を与えていますし、松井さんは恩師であり敬愛するミスターとの共同作業が、選手の育成に大きな効果を与えられるのではないでしょうか。


 一方のサッカーは、(野球やラグビー、アメリカン・フットボールと比較した際)、コーチ・ライセンスの所持が不可欠です。


 逆にライセンスがあれば


 イタリア アリーゴ・サッキ
 スペイン ラファ・ベニテス
 ポルトガル ジョゼ・モウリーニョ
 ドイツ ユルゲン・クロップ トーマス・トッヘル


 という選手としての場数がないにもかかわらず、UEFAチャンピオンズ・リーグの優勝、国内リーグで優勝という素晴らしい恩恵をクラブに与えられる余地があるわけです。


 勿論選手は戦術や理論だけで指揮官を敬愛するわけではありませんし、アリゴ・サッキはマルコ・ファンバステンと対立したほどです。


 それでも日本人が選手経験が無くとも欧州に渡り、陣頭指揮を執るような出来事があれば、それはまさに注目に値すると思うのですがどうでしょうか。
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