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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

失敗しても誰かが見ているという姿

2023-02-23 20:46:47 | 日記
 「1リットルの涙」というテレビドラマが過去に放送されました。


 この脚本は現実に起きた話にそって執筆され、医師たちも治療をどう進めていいのかわからない難病で悩む女子高生を、沢尻エリカが演じたのですが、僕は当時視聴していません。


 ではどうしてこの作品を題材にしているかと言いますと、複数の中古店でほぼ同じ価格でDVDボックスが売られているためで、機会があれば購入し視聴してみようかと思ったのです。


 いろいろ調べてみますと、合成麻薬問題や「別に」という発言で大きな批判をうけたものの、沢尻エリカという俳優の演技力や表情は素晴らしい、つまり俳優としてあの事件はもったいない、と皆が感じている点にあります。


 逆に彼女の犯した失態で謹慎処分の間に、新しい俳優が登場して評価を高める、他の事務所からすれば売り出す格好の機会を、相手が勝手に作ってくれたとほくそ笑んだかもしれませんね。


 カリム・ベンゼマも俗言うセックステープ問題で大きく評価を落としたわけですが、レアル・マドリードの歴代指揮官は、このフランス代表を尊重してきました。


 沢尻エリカは在籍するエイベックスから、罪をつぐなったのちにどのように生きていくか、共に計画を練っているようですが、ベンゼマ同様後ろ盾が存在する有難さを痛感しているのではないでしょうか。


 ベンゼマはフランス代表では大きな優勝とは疎遠ですが、レアル・マドリードではUEFAチャンピオンズ・リーグ、リーグ優勝にFIFAクラブ・ワールドカップで幾度も優勝しています。

 
 またFIFAバロンドールも受賞し、誰かが自分を必ず見ていてくれるんだという強い意志があったとも感じますよね。


 芸能の世界が特殊という面もありますが、麻薬問題と覚せい剤問題は一般社会でもなくさねばならないことを忘れてはいけませんよ。
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古橋享吾の未来はどこに

2023-02-23 20:08:07 | 日記
 セルティックグラスゴーに在籍する日本代表の古橋享吾。


 2022-23シーズンは34試合に出場し、22得点と素晴らしい戦績を挙げている一方で、FAプレミアリーグのクリスタルパレスが、彼を獲得する、という報道が現地ではあるようです。


 ただ古橋との契約を2年以上セルティックは残しており、同時にどんな高額の打診が来てもはねつける様子です。


 もしかしますと、古橋が初めての事例ではないでしょうか。


 それは、クラブが断固として移籍の打診を断る日本代表選手、という意味ですが。


 例えば同じくセルティック・グラスゴーに在籍した中村俊輔は、彼がいつかスペインに旅立つことを夢見ていることをクラブが尊重し、契約解除金なしでエスパニョールに送り出しました。


 1998-99シーズン、移籍初年度から10得点を奪い、ペルージャに中軸として認知された中田英寿は翌年、冬の移籍市場でペルージャに18億円を残し、ASローマに旅立ちます。


 ペルージャからすれば中田は不可欠でしたが、お金の方が優先順位として高かったわけですよ。


 セルティックが古橋の移籍を拒むのは、もちろん理由があります。


 1・予備予選を突破して、UEFAチャンピオンズ・リーグに出場し続けること
 2・そのためにはスコットランド国内での敗北はできない
 3・ここまで継続して得点を奪える選手はいない
 4・チャンピオンズ・リーグの収益は素晴らしい


 という形ですよね。


 契約するアシックスからしても、仮に彼が今季スコットランドで得点王に輝けば、欧州主要リーグで初めて日本代表選手が得点王になるわけですから、冥利につきますよね。


 今夏どうなるかわかりませんが、古橋にとってスコットランドへの旅立ちが大きな糧になっている点は確かです。
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時代と個性が合致しないとき

2023-02-23 19:52:11 | 日記
 2022年、アフリカ諸国として初めてワールドカップ4強に進出したモロッコ代表。


 2018年に出場していたことが、大活躍したハキミ・ジェイフ(当時はアヤックス・アムステルダムに在籍)の下地になっていたのでしょう。


 ただ、ワールドカップは最長で「7」試合です。


 よくFIFAバロンドール選出の際

 
 「ワールドカップ開催時、UEFAチャンピオンズ・リーグとFIFAワールドカップの好成績、どちらを優先すべきか」
 「ワールドカップは4年ごとの開催、チャンピオンズ・リーグは毎年あるからね」
 「どうしても4大リーグの選手に投票が集中してしまうな」


 と様々な声が聞こえます。


 ただ7試合限定で調子を維持することと、年間通じて、例えばルカ・モドリッチのようにリーグ戦でもワールドカップでも欧州選手権でも、軸となる責任を背負うことは、大きな違いがありますよね。


 時代もありますよ。


 エジプト代表ならば最後までモハメド・アブトレイカは、ワールドカップに出場できませんでしたし、モロッコ代表ならばリーグ1のボルドーで大きな成長を遂げ、アーセナル移籍が実現するも、北ロンドンではさっぱりだった「シャマフ」のような事例もあります。


 シャマフは2009年から10年、海外リーグに在籍するモロッコ代表の牽引役でしたが、アーセナルでは2季在籍して8得点しか奪うことができませんでした。


 アーセナルに限らず今も昔もFAプレミアリーグの競争力は凄まじく、どんなに秀でた選手でもそんな簡単に得点を量産できません。


 だからこそアーリン・ハーランドや若き日のウエイン・ルーニーが賞賛されるわけですが、前者が仮にワールドカップと欧州選手権と無縁ならば、やはり寂しい気持ちが生まれるでしょうね。
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何のアクシンデントもなく、4年後を迎えられるならば

2023-02-23 19:41:31 | 日記
 スポーツグラフィック・ナンバー1067号の表紙は堂安律。


 題名は「日本代表2026年の決意」になります。


 彼以外にも三笘薫、鎌田大地など「4年後」を期待される選手たちが特集されていますが、正直4年後の自分がどうなっているか定かではありませんしね。


 例えばワールド・サッカーダイジェスト2018年7月5日号の表紙は、フランス代表のアントワン・グリエーズマンですが、彼のようにわーるÐカップ優勝選手さえ、大きなアクシンデントに何度か遭遇しています。


 それは紛糾したアトレティコ・マドリードからFCバルセロナへ移籍し、再度アトレティコ・マドリードに移籍したことではありません。


 グリエーズマンはレアル・ソシエダード在籍時のアンダー21フランス代表時代、代表合宿を抜けだし、深夜にもかかわらずパリまでタクシーで移動してナイトクラブでおおはしゃぎし、早朝帰宅するという事件を起こします。


 当然フランスサッカー協会は激怒し、彼と共にナイトクラブに出かけたヤン・エムビラは、ルビン・カザンやインテル・ミラノに在籍するも、むしろA代表では欧州選手権2012以外、目立った招集歴がありません。


 ですから自分の身勝手と言えばそれまでですが、グリエーズマンのような真剣でない態度や、過去のロベルト・バッジョのように故障の癖が治らない選手もいます。


 ナンバーが取り上げた選手たちが、遊ぼう呆ける、なまける、怪我が多いという範疇には入りませんが、長友佑都のように連続で招集、本大会もアジア最終予選も戦う選手の方が完全に少数派ですよね。


 ちなみに堂安と遠藤航は現在「プーマ」契約選手ですが、かつては両選手もナイキ契約選手でした。

 
 プーマ・ジャパンからすれば、自分たちの慧眼を素直に喜べたワールドカップだったかもしれません。
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