日本代表のワールドカップ予選の報道が少ないのは、刺激が少ないためでしょうか。
少なくとも過去の予選には、いずれも不確定要素が多く、その点が興味深かったことは事実です。
1993年 初戦のサウジアラビアにドロー、2戦目のイラン代表に1-2で敗北、そのつけがイラク代表戦に登場
1997年 加茂周日本代表監督の更迭、ジョホールバルにおけるイラン代表との激戦
2005年 中田英寿という実力者を、どのように代表に組み込むか、バック3かバック4かの議論
2009年 オーストラリア代表に勝てず、彼らから「日本代表は永遠に我らの影」と嘲笑される
2013年 4-2-3-1の布陣が固定され、相手に研究され続ける
2016年 初戦でUAE代表に1-2で敗北、ヴァイド・ハリルホジッチ政権崩壊の危険性
2021年 オマーン代表に敗北 彼らの4-3-1-2に対応できず、ヒステリックな論調
という形がありました。
ファンが不安となり、マスメディアは批判する、しかし今回の予選は失点はゼロ、得点は14とマスメディアは基本
「だんまりを決め込む」
しかないのです。
最終予選独自の緊張感を追い払ったことは、それだけ現在の日本代表が熟成し、森保一日本代表監督が描く展開ができている証拠です。
日本代表が強いのか
Bグループの対戦相手が、単純に停滞しているだけなのか
韓国代表やイラン代表の躓きをみれば、ある意味で日本代表が長期的視野で強化してきたことの真実が見えてくる気もしますが。