塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

問われるファンの観戦方法

2024-10-29 20:41:33 | 日記

 海外ではどうかわかりませんが、日本では世襲政治は好まれません。

 

 極論ですが、ローマが帝政の時代、皇帝の政治手腕、軍政に不満を持った際は暗殺するしか方法がありませんでした。

 

 政権交代や世襲政治撤廃は、ここまで規模は大きくなくとも、動きが必要ではないでしょうか。

 

 一方で一定数世襲政治を好み、祖父や父のように地元に経済的な還元を果たし、地元の顔的存在に成長してほしいと願う方もいるわけです。

 

 マンチェスター・ユナイテッドもそうではないでしょうか。

 

 過去、ロイ・キーンが

 

 「オールド・トラッフォードでは、エビサンドを食べているだけの観戦者が多い」

 「もっと真剣に試合を観戦しろよ」

 

 と激怒しました。

 

 ファンはある意味、ユナイテッドのファンでいることに満足し、漠然とシーズン・チケットを入手し、消費しているだけなのでしょうか。

 

 ウイーンに生まれたピアニストにフリードリヒ・ゲルダという人物がいるそうです。

 

 (新書 世界最高のピアニストより)

 

 ゲルダは形式的なクラシックに疑問を抱き、奇想天外なコンサートをいくつも開くのですが、それは

 

 形だけのコンサートにきて、拍手をしてほしくない

 自分の演奏を聴いて、感じ取った形で拍手をしてほしい

 

 つまり聴衆が儀礼的につめかける(渋々というわけですね)のではなく、参加して楽しんでほしい、と彼らとの距離と狭める国敵があったのだ、と筆者の許光俊は語っています。

 

 ユナイテッドのファンが、今もサンドイッチを漠然と食べ、観戦はそっちのけではないと思いますが、果たして新監督のファン。ニステルローイはどう先発選手を選ぶでしょうか。

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新書「世界最高のピアニスト」から

2024-10-29 18:10:16 | 日記

 光文社新書「世界最高のピアニスト」

 

 僕は掲載されているピアニストの中で、実際にCDを所有しているのはマルタ・アルゲリッチのみです。

 

 さすがにヴラディミール・ホロビッツの存在は知ってはいるものの、他の方々の素性はこの新書で学んでいる最中です。

 

 ちなみにアルゼンチンといえば

 

 レオ・メッシ ワールドカップ2022で優勝し、世界的知名度を誇る

 エマニュエル・ジノビリ 2004年アテネ五輪、バスケットボール代表で金メダルを獲得

 

 が知られた存在です。

 

 そこにはディエゴ・マラドーナやルイス・メノッティも含まれるでしょう。

 

 アルゼンチンの方々は、このサッカーとバスケットボールの喜びを当然受理していますが、彼女の奏でるピアノも同様でしょう。

 

 ただこの新書の中でアルゲリッチは

 

 「私はどうしてピアニストなのかしら」

 「ピアノと向き合うのではなかった」

 

 と先天的にも後天的にもピアノとめぐありあうために誕生してきた存在にもかかわらず、嘆く、悩むというのです。

 

 むしろ私たちが勝手に「天才」と称えることが、アルゲリッチを苦悩させているような気もするのですね。

 

 ちなみに僕はミハエル・ラディ、サンソン・フランソワ、ジュゼッペ・シノーポリなどの作品を所有していますが、著名な指揮者と演奏者は世界に多々存在する、それはバロンドール受賞選手だけが良いわけではない。

 

 という点と同じかもしれませんね。

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チェスとサッカーの共通項

2024-10-29 17:55:02 | 日記

 ガイ・リッチーがメガホンをとった「シャーロック・ホームズ・シャドウ・ゲームス」

 

 シャーロック・ホームズと相対するジェームズ・モリアーティの頭脳戦が、最後の最後まで繰り広げられます。

 

 最後、チェスをするのですが、お互いが駒と陣形を脳裏に思い浮かべ、動かす場面は秀逸と思いますし、劇中には蓄音機からシューベルトの代表曲「ます」も流れます。

 

 そこには心理戦だけでなく肉弾戦もあるのですが。

 

 現在のエル・クラシコもそうですね。

 

 ハンジ・フリックというFCバイエルンで3冠を獲得した指揮官

 カルロ・アンチェロッティという、UFEAチャンピオンズ・リーグの代名詞

 

 が対戦する今季、まずはFCバルセロナが4-0で完勝しましたが、アンチェロッティは必ず失点の場面、要因を探求し同時に改善します。

 

 レアル・マドリードはヴィニシウス・ジュニオールというブラジル代表を抱え、絶対的な個性を軸にしていますが、指摘される

 

 落ち着いた振る舞い

 対戦相手への敬意を配慮が足りない

 

 という対戦相手にも自軍にも脅威という、ある種の諸刃の剣であります。

 

 一方でFCバルセロナは、ポーランド代表のロベルト・レヴァンドフスキーも含めて

 

 組織で展開するハーモニー

 ボールを回してゴールを奪う、伝統の復活

 

 があるのではないでしょうか。

 

 サッカーもチェス盤と同じように、駒と選手の使い方、先手を打つことが大きく関与する点に間違いはありませんからね。

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セレッソ大阪、監督えらびは白紙か

2024-10-29 12:12:59 | 日記

 セレッソ大阪首脳陣は、今朝の記事に困惑しているのではないでしょうか。

 

 それは2025シーズンの新指揮官に指名、受諾されていたはずの大岩剛氏が、2028年ロスアンゼルス五輪代表指揮官に就任する。

 

 という報道が朝刊で確認できるためです。

 

 仮に記事が事実、さすがに「飛ばし」ではないでしょうから

 

 セレッソ大阪は再度、新指揮官を選びなおす必要がある

 あくまで口頭合意であるため、大岩剛氏側に問題はないであろうという点

 

 があるのではないでしょうか。

 

 AFCアンダー23選手権で優勝し、パリ五輪では8強という成績だけでなく、彼が続投するならば

 

 より招集が難しくなる、海外リーグの選手たちが在籍するクラブとの均衡

 同時にJ1クラブとの話し合いと招集

 

 に関して、すでに体験している、という点があるのではないでしょうか。

 

 当然指揮官としてジレンマがあり、大声でマスメディアに不満をもらし、クラブをけん制したいと思う場面もあったでしょう。

 

 しかし大岩氏は声も荒げず、クラブに対して敬意を払い続けた。

 

 そのむやみに人を非難しない形が、続投要請を日本サッカー協会から受けた大きな理由ではないでしょうか。

 

 ロス五輪と2026シーズンのワールドカップと、北米は今後MLSと同時に多角的なサッカーが展開されます。

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僕はふろで考え事をします

2024-10-29 11:59:51 | 日記

 ちなみに、ゆうちゃみさんは入浴を好まないと聞きます。

 

 僕は朝晩入浴し、特に朝は丁寧に髭剃りをします。

 

 池波正太郎が著作において

 

 日本の女性は一日に何度も着替えるでしょう。

 基本女性は家にいるからね、着替えることが気分転換なんだよ

 

 と語っています。

 

 僕が入浴を好むのは、この気分転換もありますし、沈思できる面もあります。

 

 湯舟につかりながら眼を閉じ、考え事をする、結論は出ませんが少なくとも就寝の際、考え事をして寝がえりを打つ、ようなことにはなりません。

 

 マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハーグも、解任の直前までは自分の時間を作り、様々なことを考えていたと思います。

 

 リーグ戦の成績が一向に浮上しないことも確か。

 ジェイドン・サンチョを軸に、選手たちと口論があったことも確か。

 アントニー二に代表される、自分が必要と思った選手を、クラブが獲得してくれたことも確か。

 

 「だがね」という言葉もあったと思いますよ。

 

 ユナイテッドがすでに多くの面で肥大化していることも事実ですし、選手たちに支払う報酬が高すぎることも同様でしょう。

 

 少なくともポール・ポグバのような事例は、他のクラブから嘲笑されていると思いますし、マンチェスター・シティでは考えもしないはずです。

 

 それでも最後は指揮官が責任を果たすこと。

 

 ユナイテッドはその伝統を果たしただけですが、むしろ口だけ出して何もしない、クラブの出身選手のほうが厄介なのではないでしょうか。

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