イングランドでは「マイフェア・レディ」
日本では「源氏物語」
中野京子が著作「名画の謎・ギリシャ神話編」でも語っていますが、ピグマリオン効果の事例は比較的多いように感じます。
サッカー監督も同じではないでしょうか。
指揮官は哲学書や演劇など、多くに媒体を参考にスピーチの内容を模索する
指揮官は新しい練習方法や戦術を考え、選手が飽きずに自信が持てるようにいざなう
指揮官は時に、ファンの批判から選手を守る必要がある
このような日々の意図から、選手に戦術を落とし込み、細かいディティールをおろそかにしない。
簡潔に言えば
クラブの強化が自分の理想を体現していることになる
理想と思えるサッカーを、今のクラブで実現したい
これらはやはり「ピグマリオン」と酷似している気がします。
グアルディオラは代表監督に関心を抱いている様子ですが、多くの指揮官はクラブで働きたいと思います。
代表活動は毎日あるわけではない
クラブよりもはるかに重圧がかかる
時間がかかるということは、クラブよりも長い年月で理想郷を追い求める形
という点が難点なのでしょう。
ちなみにイングランド代表監督トーマス・トッヘルは、年俸10億円で契約したといいますが、彼は毎日選手と会わない代表監督を、良く引き受けたと思いますね。