財政問題から、ACミランからニューキャッスル・ユナイテッドに移籍したサンドロ・トナーリ。
スクデットを獲得した2022シーズンのオフ、トナーリは涙を流して移籍を仕方なく受け入れたといいます。
彼にとって財政が厳しくとも、ACミランは家族のようなかけがえのない存在だったんですね。
イングランド北東部は、冬の寒さも厳しくイタリア以上にフィジカル・コンタクトが厳しいうえに、語学の問題もあります。
それ以上にトナーリにとって
いつかは明るみになるであろう、自分の賭博中毒がACミラン時代でなく、移籍後に発覚した
移籍初年度、地道に信頼を得る必要があったが、当然出場機会ははく奪される
トナーリは自分を見つめなおすこととなる
事となりました。
そのサンドロ・トナーリは、イタリア代表に復帰し、長所であるボールを丁寧に扱い、攻撃をつかさどるプレイができていたといいます。
イタリア代表は、ワールドクラスと呼べる人物が、インテルミラノの二コラ・バレッラのみ、という辛辣な評価があります。
インドネシア代表ほどではありませんが、帰化選手を試して来たことも事実ですし、モイゼ・ケーンのように思うようにクラブに定着できない選手もいます。
それでもワールドカップを3大会連続で逃すわけにはいかず、そのためにもトナーリの招集は、不可欠だったのでしょうね。