塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

何もない10年前のインテル

2011-05-13 20:08:11 | 日記
 でも10年前の混沌と比較すれば、今のインテルは本当に平穏ですね。
 
 開幕のレッジーナ戦を1-2で落とした後
 
 「奴らのケツを蹴り飛ばしてやりたいぜ!!」

 そう吐き捨てインテルを去ったマルチェロ・リッピの後任はマルコ・タルデリでした。

 しかし彼はU-21世代であれほど寵愛したアンドレア・ピルロを全く起用する素振り
すら見せず、1シーズンでインテルを去ります。

 ピルロが起用されたのはシーズン通じてわずか4試合。このシーズンを持って彼の
インテルでのキャリアは完全に消滅します。

 「僕はタルデリ政権下の際、レアルに移籍しようと考えた。」

 主将のサネッティも回顧しています。

 2001シーズンのインテルは、今思い出しても何ら得ることのなかったシーズン
でした。

 それが10年後の今は、

 「イタリア・スーパーカップ」
 「クラブ・ワールドカップ」

 そしてコパ・イタリアを手に入れようとしているのに、厳しい批判が相次いでいます。

 もし10年前の夏

 「君達は将来、再び欧州の頂点に返り咲く」

 と耳元で囁かれたとしても、どんな楽天家のファンでも聞き流していたでしょう。

 それだけインテルのファンは今贅沢になり、更なるご馳走、つまりタイトルを嘱望して
います。

 選手には大変なプレッシャーでしょうが、敗戦の日々のプレッシャーよりはむしろ今
の方が

 「選手冥利」

 のプレッシャーなのかもしれませんが。
 
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