サウジアラビア代表監督時代、代表候補選手たちが外国籍選手に出場機会を奪われていると指摘し続けたロベルト・マンチーニ。
サッカーだけでなく、プロ競技は年齢は関係なく、実力がすべてだ
だからこそマンチーニの発言は無駄だ
と思う方も多いと思います。
ただ彼の見解は、セリエAでも指摘され続け、2000年代初頭からマンチーニが陣頭指揮を執ったインテルミラノは
イタリア人選手よりも外国籍選手が先発する頻度が高すぎる
もっと自国の選手を起用すべきだ
という批判を、真正面から受けていたものです。
ではJリーグはどうでしょうか。
代表選手の9割が海外リーグ在籍選手で構成され、高校生もすぐに渡欧する現代です。
とくに代表選手と異なるのは、彼らがベルギーやスコットランドという、中継地を経由することが多い一方、高校生たちはすぐにドイツやイングランドという主要リーグに移籍することでしょうか。
当然トップではないわけですが、Jリーグの空白化は進みますが、10代の選手が国内でプレイする環境整備も必要でしょう。
オーストラリアはマーキー・プレイヤーを選出することで
ビッグネームを獲得しやすくする形を設ける
観客はスターがいることで関心を覚える
という点を意識していますね。
各国はいずれも多国籍か、自国の若い選手を育てるべきかの分岐点なのではないでしょうか。
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