蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

テーブル稽古☆

2014年06月07日 23時50分55秒 | 日記
いよいよ役どころ別のシーン割り稽古に突入!
今週は毎回テーブル稽古を行った。

昨年までは、台本脱稿が遅れ気味だったため
満足のいくテーブル稽古が出来ないまま
読み合わせもそこそこに、立ち稽古に入っていた。
今年こそは、テーブル稽古に時間を取ろうと思い
台本完成時期を一週間早めた。

立ち稽古の中で、その場に応じて必要なことを
各役者にアドバイスして来たつもりだが
作品を深く理解しているメンバーが少ないのが気になっていた。

テーブル稽古とは…
文字通り、机で行う稽古のこと。
本読みや読み合わせを指す場合もあるが
私は通常、台本のテーマや見通し、世界観のすり合わせ
それぞれの役の役割や状況、台本内で起きる出来事
台詞の裏側の意味などをディスカッションしながら
精査・分析する稽古のことを「テーブル稽古」と呼んでいる。

今週のテーブル稽古は全4日間
役どころ別に一回90~120分程度を行った。

平日夜は少人数によるディスカッション形式。
役者陣の感想や疑問点に耳を傾けながら
更に良い作品に仕上げるポイントを明確にした。

土曜日の今日は、15:00からキッズ中心の稽古初日。
今回初参加のメンバーが半数を占める。
出来るだけ丁寧に、無理のないように配慮しつつ
1シーンにたっぷり時間をかけながら
繰り返し稽古を行った。

18:00から中学生以上全員の稽古。
基礎訓練とMMT(夢幻マッスルトレーニング)後
テーブル稽古に入った。

ほぼ全員が台本の初見の感想を
ノートに記載して提出してくれたため
一通りみんなが考えていることを知った上で
テーブル稽古に入ることが出来た。

今日の参加者数は30人以上。
あまりにも人数が多く
気軽にディスカッションを出来る雰囲気ではない。

なので、一人ずつ感想と質問を言ってもらいながら
それに付随することを話の取っかかりにして
作品上、必要なことを伝えて行く。

感想ノートは、メンバーを知る上で非常に効果的。
おとなしく控えめな子が、深く考えていたり
文章の行間から、その人の興味がある方向性や
価値観が垣間見えるので♪

しっかりとメンバーを理解しながら
迷路に入らないように導いていきたい。

と、いつも思っているが、人によっては
わざわざ“どつぼ”に入っていくように見える人もいる。

まあ、それはそれで…
ジャンプする前の屈伸だと思えば…ね。

今年は例年以上に作品を深めていけそうな予感。

楽しい稽古になりそうです♪