蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

“国民投票法改正案”今週中に可決の見通し

2014年06月11日 16時09分29秒 | 日記
憲法改正の手続きを定めた国民投票法改正案
ついに今週可決する見通しとなった。

改正法施行から4年後には、投票年齢が
20歳から18歳に引き下げられる。

政府が憲法改正を強行に進めるのは
集団的自衛権の発動を可能にするため。

安部政権が目指す改憲への法整備が進み
改憲へのスピードが加速するだろう。

憲法改正の国会発議には衆参両院それぞれで
総議員の3分の2以上の賛成が必要。

発議後の国民投票では、有効投票総数の
過半数の賛成が改憲の要件となる。

国民投票は最低投票率が設定されていない。

ってことは…

例えば投票率が30パーセント以下でも
10%以下でも、もっといえば1%でも成立するってこと?

国民投票とは何ぞや??
権利?義務?

国民投票を行うような法案は
国家の未来、国民の未来を大きく左右する法案である。
要するに国民が考えるべき法案なのだ。

国民が考え、投票するように
義務付けても良いのではないかと思うのだが…


先日、稽古場で「集団的自衛権」の話をしたところ
中身を知らない人があまりに多くて驚いた。

が、これが現実。

まずは、知らないことには
判断も出来ず、投票も出来っこないよね。

まずは、知らない人に知ってもらうこと。
興味ない人に、興味を持ってもらうこと。

人ごとじゃ済まされない。
自分たちの未来に大きくかかわることなのだから。


「集団的自衛権」とは・・・

自国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を
自国が直接攻撃されていないにもかかわらず
実力をもって阻止する権利

同盟国が開戦した場合、日本も軍を発動して
共に戦争を行うということ。

自衛隊ではなく、「軍」です。
宣戦布告をして戦争を始めることになるわけで…
同盟国を助けるという大義名分で
再び戦争に足を突っ込むことになるわけで…

現在、日本は同盟国に対してPKO協力を行っている。
いわゆる後方支援
これを行う時でさえ、論議を呼んだというのに
その時のことを忘却の彼方に追いやり
更に進んだPKFに足を突っ込もうとしている。

PKO = Peace Keeping Operation
 平和維持活動。民間人でもできる活動。

PKF = Peace Keeping Forces
 平和維持軍。軍隊がないとできない。

PKOでの武器の使用に関して
「武器使用」か「武力行使」かで
かなり論議があった。
憲法9条は「国際紛争を解決する手段としての武力行使」を禁じているが
自衛という視点で、現在は日本人も武器を持ち
PKO活動を行うようになっている。

自衛は、あくまでも自分を、そして自国を守るのが目的。

安保のおかげで日本は守られていて
守ってくれている米国を
日本も助けれるべきだ…

ギブ&テイク

外交上、必要なことかもしれないが
参戦する以外に方法はないのか…

人間って、最初は躊躇していたことでも
それが当たり前のように行われると
いつの間にか普通になり
次のステップに足を踏み入れようとする。

だから怖いのだ!

最初は、同盟国への協力で始めた戦争が
いずれ別の目的に変わっていくのではないかと…

歴史を見れば明らかだ。

どうしても改憲が必要だとするならば
時の首相がエスカレートしたり
拡大解釈をすることを防ぐ
明確な何らかの附帯決議(?)をセットにすべきかと。

人間は、どんどんエスカレートしていく。

忘れてはならないことだと、私は思う…

もう一つ、忘れてはならないのが
戦争は恨みと憎しみの心を植え付けるということ。

理由はどうであれ、攻撃した国民の恨みは
次世代に受け継がれ、何十年、何百年と生き続けるのだ…