蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

イメージを超えて

2015年03月10日 23時08分59秒 | 日記
今日は午後から大道具班がドロップ製作。
シンヤ君から届いたラフ画を見て

 おお~イメージ通りだ!
 さすがシンヤ…

構図的な部分だけポイントを口頭で説明し
後は全て彼にお任せ。

夕方、進捗状況を確認しに作業場へ。

床一面に描かれたドロップの絵を見た瞬間

 うぉーっ!

思わず感嘆の声が!

まだ途中段階だったが、既にイメージを超えている。

これまで、これほどの大きな絵を
描いてもらったことはなかった。

あ、けど…

入団前に直径3mの煙突と可動式パネルの絵を
お願いしたことがあり、その時も感嘆の声を上げたっけ。

入団後は…オープンエアで大きなヒモロギの木を
立体的に製作してもらったことがあった。
あれも素晴らしい出来だった。

ただ、役者を兼ねての作業になるため
無理をさせたくない…と言う気持ちも働き
どちらかというと小道具中心にデザインや
色付けをしてもらうことが多かった。

夢幻の舞台は、予算的な都合もあり
大道具にあまり手をかけず
照明と音響でシーンを作ることが多く
新規製作物は、せいぜい1点か2点だった。

大道具を工夫したらどんな舞台になるのかな?

これは、以前から考えていたことだが
なかなか実現に至らなかった。

大道具に力を入れるとすれば
予算と人材が必要。
このどちらが欠けても実現には至らない。

予算的には未だ厳しい状況だが
シンヤ君と酒井さんというスキルの高い技術者に
携わってもらえる今の状況に感謝!

また衣装もユニークな作品が仕上がりつつある。
ユカちゃんのデザインによるもので
変わった装飾物で彩られる予定。

私のイメージなどちっぽけなものだ。
そのイメージを超えたものを
製作してくれるスタッフは頼もしく有難い。

それもこれも、その技術者を支え手となり足となり
動いてくれるスタッフ陣がいればこそ…

スタッフに恵まれた環境を維持するには…
相応の賃金を支給できるようにならねばならぬ。

利益追求が苦手だとか言ってる場合じゃないよね(^_^;)

役者の演技(声・身体・感情)
衣装・舞台美術・照明・音響、そして
生演奏のコラボががっつり噛みあえば
相当上等な芝居になることだろう。

役者陣の持ち味と底力に期待(^^)


演劇は総合芸術―

衣装・音楽・音響・舞台美術・照明による効果を
考え続けている。

簡素な演出、役者の演技のみで
お客様を魅了する芝居もある。

夢幻もショート・コメディや短編児童劇は
そのスタイルで製作しているし
私自身、シンプルな芝居も好き。

役者の演技勝負!のような芝居もいいよね~

どれも面白い♪

それぞれの演出効果を考えながら
今後も様々な芝居にチャレンジしていきたい(^^)

まずは、3/28の劇団本公演「マレビト」
素敵な作品になるように精一杯取り組んでいこう!

舞台スタッフ打ち合わせ

2015年03月09日 23時52分12秒 | 日記
今日は午後から長野舞台スタッフさんとの打ち合わせ。

昨年の劇団本公演に携わってくださったスタッフさんが
今年も入ってくださることになったので安心感がある。

昨年の反省点を踏まえた改善策を提案し
まずはスケジュールのご相談。
その後、大道具・音響・照明に関する打ち合わせ。

今回の大道具は昨年より手が込んだ物が多く
演出の肝になる細工も必要なため
仕込み時間が足りるか若干の不安がある。

仕込み日は、26日の木曜日。
出来れば夕方までに仕込みを終えて
夜はセットを組んだ状態で通し稽古を行いたい。
昨年はこれが出来なかった。
場に慣れることは非常に重要だ。

稽古場でバミって稽古はしているが
高さはイメージすることしか出来ない。

実際に上り下りしたり、走ってみたり
転がってみたりして、床の滑り具合や
高低差、ソデの広さ、階段の角度
着替えを置く場所をチェックする必要もある。

夢幻の舞台は、長時間でハードな舞台。
スタッフさんにもご苦労をおかけすることが多い。
お客様の笑顔は、キャスト・スタッフの笑顔に繋がる。

お客様は勿論のこと、携わっていただいた皆さんが
笑顔で終演を迎えることが出来るように…

残すところ18日、精一杯取り組んでいこう!

スタッフの皆さん、本日はありがとうございましたm(__)m

稽古見学の件、よろしくお願いいたします!

打ち合わせ後、イメージバンクナカジマさんへ。
ポスターとチラシをお届けしようと思いながら
なかなか伺えず、こんな時期になってしまった。
申し訳ありません…

今回も舞台写真撮影を快くお引き受けくださっている。

いつもありがとうございます!
素敵な写真、楽しみにしています(^^)

小道具関係の素材を探しに
ダ○ソー、ホームセンター、生地屋さん
リサイクルショップ巡り。
同行者はケンジ君。

さすがに疲れが…
けど、ブログの更新が滞っているので
何としても今日中に更新せねば(^_^;)

それと、台本で若干修正したいシーンがある…

寝る前に終わらせよう(^^)

夢幻パラレル・ワールド製作中♪

2015年03月08日 23時20分48秒 | 日記
週末は稽古三昧&製作三昧♪

衣装担当の北村さんとユカちゃんは
土・日とも稽古場に詰めて衣装製作。

まつろわぬ民の衣装が出来上がりつつある。
完成系に近い衣装を見せてもらったところ
ファッションショーに登場しても
違和感のないような仕上がり!(^^)!

センスが問われるデザインなだけに
全着の完成が楽しみだ~(^^)

北村さん、ユカちゃん、二日間
お疲れ様でしたm(__)m

大道具班は、大きなドロップの製作に入った。

いつもながら予算を削りながらの製作だ。
ドロップの元になる生地は
2005年の「パンドラの小瓶」時に縫製した
ホリゾント幕を染めて転用することにした。

何しろ超ドでかい布なので、染め粉を買うと
それなりの金額になってしまう。

さて、どうするか…

ベースの色は、グレー系がいい…

そうだ!
墨汁を薄めればいけるかも!

というわけで、大道具班にお願いして
ドでかい布を墨汁で染めてもらった。

これが大変良い染め上がりでビックリ!

寒い中の作業、ご苦労さまでしたm(__)m

このドでかい布にペイントしてくれるのはシンヤ君。
どんな絵を描いてくれるかワクワクしている♪

これもそれも夢幻パラレル・ワールドを造り上げるため。

稽古のほうは、いよいよエンディングに突入。
創作に2時間もかかってしまったけど
見応えのあるエンディングになったと思う。

本当は通し稽古に入りたかったが、来週に持ち越し。
平日稽古は時間が短いけれど
出来るだけ通しながら稽古を進めて行こう。

打ち合わせ×3

2015年03月05日 23時12分17秒 | 日記
火曜日は、長野市文化芸術振興財団様にて
企画運営マネージャーK氏との打ち合わせ。

何の打ち合わせかというと…
4月~9月にわたって4回開催予定の
長野市芸術館小ホールBに関する
クリエーションミーティング
の件。

私は第二回のパネラーとして参加させていただく予定で
その内容についてご担当のK氏よりご説明いただいた。

小ホールBは演劇専用ブラックボックス型式の劇場と言う触れ込みだが

緞帳もない
ソデもない
ステージ奥に通路もない

言わば剥き出しの空間とも言える。

展示会や講演会も可能だろうけど…

照明や音響もそれなりに常設されていて
バトン数も多いので、出来ることなら
皆さんのお知恵をお借りして
面白い使い方を生み出して
みんなで楽しめる市民のおもちゃ箱
あるいは遊園地のようになるといいな…と
私は密かに思っている。

茅野市民館さんのような…

茅野市と長野市では人口が異なるため
参考にならないと言う話をよく聞く。

確かのその側面はあると思うが
茅野市民館さんでの市民活動は大変盛ん。
長野市もそうなったらいいなぁ…と。

人口の多さによる問題点とは?
人口の多さを生かすには?

人口が多い市のメリット・デメリットは?
人口が多い市の自由さ・不自由さとは?

まずは現状把握をして分析をすることが大切。

これまでも私なりに分析して来ているが
お題別にすっきりと整理しておこうと思う。

クリエーション・ミーティングでは
以前まつもと芸術館の支配人だったK氏と
ご一緒させていただく予定。

Y・K氏にはこれまで大変お世話になった。

私が市民会館建設検討委員になった時のこと。

会館運営に関するノウハウを知らない私は
まずは知ることから始めようと思い
Y・K氏にお願いしてお時間をいただき
まつもと芸術館着工までの経緯や
開館後の経過などを詳しく伺った。
K氏は、嫌な顔一つせず、丁寧に教えてくださった。

その後も何度かお会いして
地域における舞台芸術活動について
ご教示をいただき、大変参考になった。

現在は、京都市のローム・シアターの支配人をされている。

そのY・K氏と久しぶりにお話できるチャンス♪
今からとっても楽しみです(^^)

このような機会をいただき、心から感謝申し上げます。

大勢の市民の皆さんにご参加いただきたい企画です。
皆さん、ぜひご参加くださいm(__)m

長野市芸術館の館長O氏に劇団本公演の
公演パンフレットへのご寄稿をお願いしたところ
ご快諾をいただきました。
誠にありがとうございますm(__)m


水曜日は、某企画会社の社長さんとの打ち合わせ。

先月の清水まなぶ氏主催のバレンタインデー・イベントにて
プロポーズ“フラッシュ・モブ”を上演させていただき
それをご覧になったS社長さんが大層感動してくださり
この度モブ製作のご依頼をいただいた。

有難いことですね(^^)

ご連絡をいただいたのは、先月中旬。
本来ならすぐにお会いすべきところだが
ゼミが終わるまでは全く時間に余裕がなく
約半月もお待たせしてしまうことに(汗)

S氏は、マナブンさんの知人でイベントにご参加され
夢幻のキャッツ陣のパフォーマンスを見て

 モブをやるなら夢幻の役者がいい

と思ってくださったそうで。

パッション力
伝達力
おもてなし力
身体能力

言わば総合パフォーマンス力というものを
キャッツを演じた4人に感じてくださったのだろう。

S氏は、とても素敵で気さくなお人柄。
対話も楽しく、あっという間に2時間半が経過!

本公演が終わったら、モブ製作を始動することで合意。

どんな企画になるか、ワクワクです(^^)

Sさん、お声掛けいただき誠にありがとうございましたm(__)m
これからよろしくお願いいたします!


夜の稽古後、バイオリニストの牧さんと音楽の打ち合わせ。

まずは片付けて、掃除機をザーッとかけて
取りあえず部屋を打ち合わせ可能な状態に。

22:00に開始。
オープニングから一曲ずつ確認していく。

今回森さんに作曲していただいたのは
オープニングとエンディング曲のみ。

それ以外は、私が探した著作権フリー音楽と
クラッシックのバイオリン曲の中から
牧さんに演奏していただく楽曲とフレーズを
細かく決めて行く。

午前3:30までかかり、最後まで無事確定ヽ(^o^)丿

牧さん、長時間お疲れ様でした!

あとは、パーカッションの波田野さんとの打ち合わせだ。

お二人の生演奏とのコラボで
キャストのテンションが上昇すること間違いなし!

本腰を入れて・・・

2015年03月04日 23時20分16秒 | 日記
先週プロ・ゼミを無事終了し
ようやく舞台製作に本腰を入れ始めた。

台本修正は、先週完了し配布。
大道具・小道具・衣装の進捗状況をチェック。

色々遅れているが、私がやるべきことを
一つずつ完了していけば大丈夫(^^)

大道具は、ケンタロウ君が酒井さんと
シンヤ君に連絡を取りつつ進めてくれている。

衣装は、もっちゃんが北村さんとユカちゃんと連携し
相談・報告をしながら進めてくれている。

小道具・制作は、ケンジ君が準劇団員と
研修生の協力を仰ぎながら進めてくれている。

今回は製作物が多い。
出演者数はオープンエアに比べ少ないが
大道具も小道具も、もしかしたらオープンエア並みかも(汗)

みんな前向きに取り組んでくれていて心から感謝m(__)m

昨日はひな祭り♪

が、女の子のいない我が家では
ひな祭りの「ひ」の字もなかった。。

季節を感じるぐらいの余裕は欲しいよね~

が、舞台製作中はどうしても
脳が舞台一色になっちゃう(^_^;)

本公演が終わったら、数日間だけでも
本を読んだり景色を眺めたり映画を観たりして
ゆったり過ごせるように心がけよう。


昨夜は、森さんがご多忙の中
歌唱指導に駆けつけてくださった。

今回は、役者が生で歌うシーンが3か所。
夢幻としては、初めての挑戦だ。

ユニゾンの予定が、3パートに別れることになり
何度も歌っているうちに、歌は覚えたものの
正確な音が取れているかというと微妙な感じ(汗)

森さんにご指導いただき、随分良くなったが

 一応録音もしておいたほうが安全かも…

というアドバイスをいただき、保険として
歌の録音をすることに決めた。

森さんも録音にはご参加いただけるとのこと。
助かります!
森さん、ありがとうございます!


けどね…

 本番は生歌でいきたい!

という気持ちに変わりはない。

だってね

録音した日と本番では、役者のテンションが違うはず。
お客様に伝えたいという気持ちは
本番のほうが強いに決まってるし。

そりゃ上手いに越したことはないが
大事なのは「伝える」こと。

そうはいっても音が外れるのは困る…

底力のある役者陣だ。

 きっとやってくれる!

と私は思っている(^^)