蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

大道具づくり #山月記 #中島敦 #TORA #演劇 #夢幻工房

2019年01月03日 15時09分26秒 | 日記

今日は朝から大道具製作!

大道具作りの場所提供とお手伝いをしてくださっているのは
かっこいいミュージシャンで大工の棟梁Sさん♪

いつも本当にありがとうございますm(__)m

劇団員3人がSさんのサポート中。

舞台づくりは建築と同じ。

強度や危険性を鑑みて製作する必要がある。

Sさんは現役の大工さんなので
私がイメージする作りたい大道具図をご覧いただき
どのように製作するかを含めアドバイスをくださる。

今回は大道具担当のケンジが図面を作成し
彼がSさんに直接相談して進めてくれている。

少しずつ仕事が私の手を離れ始めている。
劇団員たちの成長を感じる年頭だ。

年末年始稽古は昨日で終了。

明日から通常稽古となるが
これで道具をセットして稽古を進行できる。

今回の巡回公演は、予算の関係で会場を借りているのは3日間ずつ。
飯山に至っては仕込み日1日のみ。。

本当は5日前に会場入りしたいところだけど
限られた予算なので致し方ない。

それでも、初日の松本公演の上土劇場と上田公演の犀の角劇場は
支配人の方々のご理解とご協力を得ているので心強い。

飯山と長野は公共ホールのため、なかなかそうはいかない。

なので、長野三光スタッフさんに入っていただく予定。

 

さて・・・

私は本公演のQ入り台本製作。

これがねー
マジ時間がかかるんだわー

年末から取り組んでいるんだけど、まだ終わらない。

目指しているのは・・・

照明&音響&映像オペレータースタッフさんが
読んだだけで理解できるQ入り台本。

私の演出は、シーンがポンポン変わるし
道具もコロコロ変わるし、役者の動きも多く
スタッフさんに毎回ご苦労をかけている。

なので、わかりやすく伝えたい―

どのように記入すればわかりやすいか
試行錯誤しつつ作成しているところ。

特に今回は、初めてご一緒するスタッフさんがいる。

スタッフさんにも楽しんでいただくことができれば
舞台のクオリティーが上がるんだよね。

明日は午後から須坂☆キッズシアタープロジェクトの最後の稽古。

明後日は仕込みで日曜日が本番!

とにかく明日の午前中までにQ入り台本を作り終えたい・・・

ガンバロウ!


2018年を振り返って・・・⑤その他もろもろ その2

2019年01月02日 23時56分30秒 | 日記

11月18日(日)に開催したサンクス・ギビング・デーの内容は

①キッズ狂言「どぶかっちり」
②ショート・コメディ「かもねぎ♡らぷそでぃ」
③「外郎売」夢幻オリジナルversion2018

そして終演後にランチ・パーティ

会場は長野市昭和通り沿いにあるシャマル・キッチンさん

シャマルさんでのサンクスは3年目♪

お客様から「ランチが美味しい!」と好評をいただいている。

短編劇を上演するにはスペース的に若干狭いけど
店長さんもスタッフさんが大変協力的なのが嬉しい。

毎年ありがとうございます!

実は夢幻のキッズ6人のうち4人が奉納劇に参加していたこともあり
キッズ狂言に集中して稽古する時間が少なくて

 うーむ・・・間に合うかな・・・

悩んだあげく、本番2週間前に台本2ページをカット。

子どもたちからは

 えーっ!やりたかったのに~

という言葉が返って来た。

私は子どもたちに

 サンクスは発表会ではなく感謝祭。
 一年間の感謝を込めてお客様に楽しんでいただく会。
 自分たちが楽しいだけじゃ、お客様に楽しんでいただけない。
 今出来ているシーンの完成度を上げて
 お客様に楽しんでいただける舞台にしよう。

と子どもたちに伝えた。

わかったかどうかわからないけど
子どもたちなりに納得した様子。

稽古時間を30分延長し、追加稽古を2日入れて本番を迎えた。

劇団員による「かもねぎ♡らぷそでぃ」は
既に何度も上演済みの台本だけど
現劇団員3人のキャストで上演するのは初めて。

とはいえ、普通のキャスティングじゃ私も面白くない。

で、普通のキャスティングではないキャスティングに挑戦。

 ◆まゆりんが詐欺師のパイロット役
 ◆さりあがちょっと年増の嬢様役
 ◆ケンジが詐欺師のパイロットの腹違いの弟役

あれー

こう並べると大してぶっ飛んでるキャスティングじゃないなー

けど、普通に考えると・・・

パイロット役がケンジ
お嬢様役がまゆりん
詐欺師の妹役がさりあ

これが妥当なキャスティングかと。

サンクスにお申込みいただいているお客様は
初参加の方もいらっしゃるが
毎回ご参加くださっている方も多い。

なので、飽きずに楽しんでいただくための工夫が重要♪

「外郎売」は・・・

初めて披露したのは何年前だったろうか。

夢幻の団員には、滑舌練習に最適な「外郎売」を覚えることを義務付けている。

この「外郎売」は高度な早口言葉が満載で
演劇関係者やアナウンサー業界では必須の発声・滑舌テキスト。

そもそも「外郎売」とは何だろう?と思った方に・・・

◆外郎売(ういろううり) Wikipedeiaより

 享保3年(1718年)のお正月
 江戸森田座の『若緑勢曾我(わかみどり いきおい そが)』で
 2代目市川團十郎によって初演された歌舞伎十八番の一つ。
 現在は12代目團十郎が復活させたものが上演されている。

 外郎(ういろう)とは元来
 小田原の外郎家が製造・販売する薬を指し
 和菓子のういろうはその口直しのために出されたと伝えられる。

簡単に言えば、歌舞伎十八番の一つが変化して
早口言葉部分だけを抜き出し
滑舌練習用の「外郎売」が生まれたという感じ。

これだけ聞くと「ういろう」というモノを売るお話だと思うよね。

なので、もう少し説明しておこう。

すぐに思い浮かべるのは名古屋や京都の名物「ういろう」だよね。

が、この外郎売に出て来る「ういろう」とは
小田原の外郎家(ういろうけ)のこと。

この外郎家は、代々「外郎」という名前の「お菓子」と「薬」を作り続けている。
つまり、外郎は姓でもあり、商品名でもあるというわけ。

実はこの「ういろう」中国から伝来した薬。

中国が元だった時代に
「礼部員外郎(れいぶいんがいろう)」という官職の陳延祐(ちんえんゆう)という人がいた。

この官職名の中に「外郎」とあるが、読み方が違うね。

何でも「外」の読み方が色々あって
元の時代の発音である唐音では「うい」と読んだんだとか。

陳さんは、元が明に滅ぼされた時、九州の博多に亡命して
陳外郎(ちんういろう)と名乗るようになったそうな。

その陳さんの子である外郎家二代目の宗奇(そうき)さんが
室町幕府第三代将軍・足利義満に京都へ招かれて
中国の薬を伝えた。
この時、朝廷や公家・武家の要望に応じてお菓子も考案したそうで。

この薬、時の天皇から「透頂香(とうちんこう)」という名前を頂いたけど
外郎家がつくることから、薬も菓子も外郎(ういろう)と呼ばれようになったんだとか。

京都にも外郎家があったが、16世紀後半に途絶え
小田原の外郎家だけが残って、今に続いているそうだ。

今はお菓子のういろうのほうが有名だが
これは、京都の外郎家に仕えていた職人たちによって広まったとか。

薬の外郎は銀色をした小さな粒状の丸薬。
痰をきり、口内清涼や消臭によいとされる大衆薬で
江戸時代の人々にとっては万能薬だったそうな。

この「外郎」、東海道・小田原宿の名物として知られ
携帯に便利な道中薬として多くの旅人が買い求め
お土産としても人気の高い、江戸時代に大ヒットした商品だった♪

これが「ういろう」の由縁。

外郎売を知っている人なら
テキストの中に上記の地名や名称があるので

 そういうことか!

と理解できるんじゃないかなー

現代でも使われている滑舌教材の「外郎売」は
帝から名前をいただいた「とうちんこう」と言う薬を売る
外郎家の薬売りたちが、路上で薬を売る口上。

バナナのたたき売りとか
現代で言えば・・・
立て板に水のようなトークを展開するテレビショッピングの担当者とか
デパートの試食販売員のイメージかな。

すごく面白いんだよね、外郎売って。

私も小学生の時通っていた劇団で外郎売を知って
中学~高校の演劇部で発声練習の教材として使っていたけど
高校2年の時に入団した劇団東俳にて
湊先生という外郎売がとても上手い先生に教えていただき
その面白さに開眼した経緯がある。

ただ滑舌練習だけに使うんじゃ勿体ない。

ということで、夢幻では身体表現や感情表現の練習にも使用している。

とても奥が深くて、やればやるほど発見があって面白い。

一年間の団員の成長を見るには最適の台本かも・・・と思い立ち
毎年、サンクスにて劇団員&研修生による外郎売を上演することに。

身体表現を重んじている夢幻ならでは外郎売は毎回好評♪

 

前日の稽古後、シャマルキッチンさんにて仕込み開始。
昨年から劇団員たちが自分で仕込み計画を練り
研修生に協力してもらって、作業にあたってくれている。

私は監督者(笑)

本当に頼りになるようになったなー

と感慨にふけりながら、夜が更けていく。

終了したのは午前2時頃。

翌朝は8:30集合。

キッズはすぐに和服に着替え(狂言なので着物袴)
リハーサル開始。

短期間によく覚えたねー
しかも楽しそう♪

続いて「かもねぎ」のリハ。
さらっと通して終了。

最後に外郎売の場当たり&リハ。

せ、せまい・・・

一応想定して稽古していたが、人数も多く
かなり激しく動くシーンや組体操のようなシーンもある。

ステージからはみ出さないようにチェック。

そうこうしているうちに、あっという間に開場時間。

今年も会場いっぱいのお客様にご来場いただき
お陰様で好評のうちに終えることができました。

初参加の方々も「来年も参加したい」と仰ってくださって嬉しかった~

準備時間は長いのに、本番はあっという間に終わっちゃう。

同じ時間、同じ空間を共有した観客・キャスト・スタッフだけが
その場で起きた出来事を体感できる・・・それが生の舞台の面白さ。

サンクスにご来場いただきました皆さま
誠にありがとうございましたm(__)m

劇団員、研修生、キッズ、そしてキッズの保護者の皆様
大変お疲れ様でした。

保護者の皆さんは、子どもたちの送迎と健康管理
さらに衣装縫製のお手伝いや野外劇のボランティアなど
一年間通じて様々なシーンでご協力いただいている。

幸せな子どもたちだね♪

本当にいつもありがとうございます!

本年もどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

 

今年もサンクスギビングデーを開催予定♪
時期は11月下旬~12月で密かに検討中。
情報公開をお待ちください。

今年一年で進化した団員たちをご覧いただけるよう
充実した一年を過ごしてまいります。

 

昨年は本当に様々なことを経験させていただき
学びの多い一年でした。

今年も既に新たな企画の打診が入ったりしていて
ワクワクしているところです。

健康に気を付けながら、再来年の20周年記念公演を
晴れやかに盛大に開催できるよう
下準備の一年としたいと思っています。

まずは、劇団本公演!

年末年始返上で稽古中♪

演出のこだわりにお付き合いくださる客演陣に心から感謝!

出演しない研修生たちも、大道具・小道具のお手伝いをしてくれている。
みんな、ありがとうー!!

劇団員はスーパーな人たち(笑)
大量のセリフ、動きを覚えながら
大道具作りをしたり、小道具や衣装
舞台布の準備をしてくれている。

本当にご苦労さまヾ(@⌒ー⌒@)ノ

お客様に楽しんでいただける舞台を創り上げようね(^o^)

まずは夢幻初の松本公演!

 

皆様のご来場をお待ちしています!!!


2018年を振り返って・・・⑤その他もろもろ その1

2019年01月01日 23時53分20秒 | 日記

2018年は激動の一年であり
演出家として真価を問われる一年でもあった。

脚本執筆のスピードと精度も求められるようになり
下調べはホント大変だけど
ピースがハマり出すと面白い。
ようやく書くことも面白いと思えるようになった。

精神的に辛い時期もあったけど
辛いと思うのは私の内面の問題でしかなく
面白いと思うことを見つけると瞬時に辛さは消えていく。

全ては心の持ち方、考え方次第。

面白いことを見つけるのが得意な私は
常に楽しみながら数々の仕事に
取り組むことが出来たように思う。

昨年は劇団員の成長が著しい一年でもあった。

物理的に私がいない稽古時間が多く
劇団員が稽古場をしきって
作品創作の助力となってくれた。
そうした物理的側面と精神的成長が重なり
劇団員たちの自立が進んで
成長につながったんじゃないかなー

それに伴い、研修生の意識も高くなったように思う。

良き先輩がいると、良き後輩が生まれる。

こういうのを相乗効果っていうんだろうなー

8月の2018信州総文祭、小布施野外シアター
10月の皆神神社奉納劇を無事終えて
次の目標は11月に開催する毎年恒例サンクス・ギビング・デー

これは夢幻工房感謝祭♪
一年間お世話になった皆様に夢幻の団員たちが
おもてなしをして楽しんでいただくパーティ♪

毎年、おもてなしの一つとして
2本の短編劇を上演している。

一昨年は、ケンジ演出の短編劇を上演したが
昨年は稽古時間数が限られていたこともあり
過去に上演した短編劇を私が演出し
キャストは劇団員に決めた。

研修生は劇団員と共に、ここ数年連続上演し続けている
「外郎売 夢幻オリジナルver.」に集中して取り組んで
様々な表現を生み出した。

キッズは昨年で3年目となったキッズ狂言に挑戦。

演目選定に時間がかかり、台本を渡したのは9月下旬。

9月に入団したユキカちゃんも加わり
キッズ6人versionの台本を執筆。

サンクスは劇団感謝祭であり
夢幻にとっては本公演と同等の大切なイベントである。

予定では奉納劇が終わるころには
劇団本公演の台本を書き上げるつもりだったが
それまでの予定がずれ込んだ分
本公演台本の脱稿が遅れてしまった。

サンクスの準備をしながら、本公演台本に取り組む毎日。

当初は2012年に上演した
「SANGETSU」の再演というコンセプトだったけど
前回台本を読み返したところ

 書き直したい・・・書き直そう!

と思い立ち、全く異なるコンセプトの台本を書き始めた。

で、下調べをし直して・・・数冊の本を読み再構築していく。

結果として良き台本になったと思うが
キャスト陣にとっては厳しいスケジュールになってしまった。

一つの遅れが全ての遅れになる。

肝に銘じて、どこかで帳尻を合わせ
平成が終わる頃には、予定どおりに進められるよう努めよう。

あ、そうそう。

奉納劇の本番の次の週から始動した
もう一つ大きなお仕事がありました。

須坂☆キッズシアタープロジェクト♪
主催はドリーム・コンシェルさん

理事長のSさんからご依頼をいただきました。
お声がけをいただき、ありがとうございます!

これは、一般公募で集まった小学生たちが
演劇ワークショップを経て一つの舞台を創り上げ
最終日に演劇発表を行う企画。
発表会では、幕末の動乱や江戸時代の人々の生活や
須坂藩第13代藩主・堀直虎公の業績について
語って演じて歌って踊っちゃいます♪

出演者は小学生のみで、かなりチャレンジャーな企画。

目指すは子どもたちの能力開眼!

私は野外劇に参加する小学生や
夢幻キッズたちを指導するうちに
子どもたちは多少高度なことでも
「やればできる」と思うようになった。

子どもの限界を決めているのは大人かもしれない、と。

昔からよく聞くのは

「子どもの集中力はせいぜい1時間程度」

という大人たちの言葉。

確かに子どもたちの習い事は1時間枠が多いし
授業も1時間以内だよね。

児童劇をご依頼いただいた時も
1時間以内でお願いします、と頼まれる事が多い。

けど、本当にそうなのかな・・・

夢幻の舞台に関わる子どもたちは
2時間以上の稽古でも
楽しみながら取り組んでいる。

なぜだろう?

子どもは好奇心旺盛♪
興味があれば、何度でもしつこいくらい同じことを繰り替えす。

そんな光景を見たことがある人も多いのでは?

要するに「面白い」と思えば
子どもの集中力は持続する!
ということなんだよね。

もちろん稽古中に飽きたり疲れたりする子もいる。
みんな一人一人特性が違うので
無理強いしても仕方ない。

子どもたの興味を引き付ける何かを提供するのが
私たちの仕事。

一般公募でキャストを募集する企画は
日常出会えないお友だちと知り合える機会でもある。
仲間と一緒に、非日常の世界で様々なことを学び刺激を受け
最後はお客様から大きな拍手をいただくことで

舞台の利点は、目標に向かって積み重ねた結果
大きな達成感を味わうことができること。

子どもたちの潜在能力を少しでも引き出す機会になるよう
精一杯サポートしていこう。

この企画は、須坂市長始め、大勢の須坂市民の皆様が応援してくださっている。
また須坂市にて紙芝居をされている皆さんによる紙芝居上演や
語り&尺八・箏による演奏も予定されている。

須坂市の皆様のご支援とご協力に感謝!

本番は1月6日(日)14:00開演
会場は須坂市メセナホールの小ホール

 

ご予定が付きそうな方はぜひお越しください。

 

話が飛んだ(汗)

長くなったので、今日はここまでにしよう(^-^;


2018年を振り返って・・・④皆神神社創建1300年記念 奉納劇

2019年01月01日 23時00分22秒 | 日記

皆神神社で奉納劇?

皆神神社は信州松代の皆神山にある神社。

パワースポットとして知られ
江戸時代は多くの修験者で賑わい
北は戸隠、南は皆神と呼ばれるくらい
存在感があった神社である。

皆神山ピラミッド説や
UFOの発着場説など興味深い説もある。

そんな相談をナノグラフィカのたまちゃんからいただいたのは2月の末
劇団本公演でJUNK BOXで仕込みをしている最中だった。

ひとまず公演がひと段落するまで保留にしていただいたところ
奉納劇の主催者である武藤さんが本公演を見に来てくださるという。

久しぶりにたまちゃんとネオンのなっちゃんも観に来てくれて
断れないかも・・・と思ったことを覚えている。

そうは言っても、昨年は大きな舞台を二つ抱え
どう考えてもスケジュールはガチガチ。

総文祭と小布施野外シアターが終わった後なら
何とかなるかな・・・

と思いつつ、長野公演終了した数日後に
ナノグラフィカで、武藤さんとたまちゃんから
奉納劇の相談を受けた。

実はこの日、東京からダンサーの淳くんが来長して
ダンスの振付を決めることになっていたんだけど
奉納劇の方も断るにしても引き受けるにしても
早いに越したことはないということで
淳くんには全体の流れを説明し
自主練をしてもらうことにして
打ち合わせ場所に向かった。

武藤さんからお話を聞いたところ

・市民参加の劇
・ステージは皆神神社の境内
・時期は10月中旬

武藤さんがこの奉納劇にかける熱い思いを伺い
出来ることなら関わりたい・・・と思ったが
何しろタイトなスケジュール。
状況を説明したところ、可能な範囲で構わないと・・・

1300年記念事業の奉納劇と聞けば
普通の人なら臆しちゃうかもね。

私は皆神神社に興味があったし
武藤さんがテーマにしたいという「祈り」については
私自身も思うところがあり
日本の神様についても、以前かなり調査したことがあり
古事記や日本書紀も読んだことがある。

ある程度ベースがある分野でもあり
主催者側から粗筋も提示されたため
これならそれほど苦労することなく
台本を書けるかもしれない・・・と思い
お引き受けすることに。

たまちゃんには、演出助手を探してくれるように頼み
夢幻の本公演や野外劇に出演してくれたことのある
さとけんさんが演出助手をしてくれることに決まった。

ヒロインは一般公募してオーディションで決めるという。

一般公募ということであれば、基礎訓練WSが必要であることも伝え
野外劇の通し稽古が始まる前の期間で
演劇基礎訓練WSを行うことにした。
総文祭の実行委員会や野外劇の稽古とバッティングしないように
スケジュールの隙間をぬって日程調整。

全て私の都合を優先してスケジュールを立ててくれて感謝。

劇団員から「引く受けたんですか??」と言う声も上がったが
野外劇が終わるまで、奉納劇に関しては負担をかけないと伝えた。

5月のゴールデンウイーク中にヒロインオーディションを行い
中学生の女の子がヒロインに選ばれた。

予定では5月末までに野外シアターの台本を脱稿し
6月中旬までに奉納劇の台本を仕上げたかったが
諸々予定がずれ込んで、6月は古事記を読み直すだけで精一杯の状況(汗)

流石にうろ覚えの状態で台本を執筆するわけにはいかない。

記憶を手繰り寄せながら、確認したい情報を調査していくが
気になるとトコトン調べなければ気が済まない性質で
下調べに想定以上の時間を要してしまった。。

6月下旬から始まるWS前までには
奉納劇の大筋を立て、それに沿って稽古するという約束だった。
なので、WSが始まる前に何とか途中まで台本を執筆。

一般公募で集まったメンバーは演劇経験のない人や
演劇経験の浅い人が多く、子役も応募してくる前提で
既に台本を書き始めていたが、初期段階で小学生の応募はなかった。

人数も想定より少なくて

うーむ・・・どうしたものか・・・

と悩みつつ、応募期間を延長していただくことに。

小学生に関しては、小布施野外シアターに参加している子どもたちに打診。

何人かが興味を示してくれて、参加することに。

但し小布施野外シアターのキッズ稽古と
奉納劇WSの時間帯が被っているため
小学生の奉納劇合流は小布施野外シアター終演後の
9月からということで主催者に了承をいただいた。

全部を書き終える目標を7月中旬に再設定したが
総文祭本番直前で時間を取れず・・・

8月もさとけん中心にWSを行ってもらい
9月第一週から本格的な稽古に入る予定なので
何としてもそれまでには台本を脱稿しなければならない。

小布施野外シアターが終わった翌日から
すぐに奉納劇の台本執筆にとりかかった。

稽古初日までの5日間で、何とか形にすることができたが
その後も稽古しながら修正を重ねていく。

実は最後まで決まらない役が一つあった。
この作品のコンセプトとしてとても重要な役。

台本の梗概を考えた時
私の中には、ヒロインオーディションに参加した
一人の中学生の女の子のイメージがあった。
当初はその子に演じてもらうつもりだったが
諸事情で参加できないことが判明。
その後、たまちゃんや宮下さんに頼んで
合気道を出来る中学生を探してもらったものの
一向に候補者が現れない。

そこで白羽の矢を立てたのが研修生のミッキー

彼は武道を習ったことはないが
現役中学生だし、演技もある程度できる。

合気道の手ほどきを受けることが出来れば可能かも・・・

打診したところ、一つ返事でOK.

そこで、合気道の達人・夢幻の塚田理事に
一回だけお願いして、ミッキーの手ほどきをしていただいた。

ミッキーは頭が良く物覚えがとてもいい。
研修生として身体訓練を受けていることもあってか
合気道の基本的な所作を2時間程度で凡そ習得。

塚田さんも驚くスピードだったようだ。

ご協力に感謝です!

 

神社で行う奉納劇・・・

タイトルは「MINAKAMI ~時をつむぐ精霊」

ジャンとしてはファンタジー♪

 

太鼓や笛の音が欲しいな・・・

やっぱり生演奏がいいな・・・

という相談を主催者に相談し
予算の捻出をお願いしてみた。

そうそう、予算で思い出した。

舞台スタッフは長野三光さんに依頼したが
予算が少なくて、ご無理を言って
引き受けていただいた経緯もあり
生演奏は無理かな?と思っていたが
作曲を頼むにしてもギャラは必要。

たまちゃんに限られた予算内で
引き受けてくださる奏者を探してもらった。

候補に上がったのが笛の後藤さん。

後藤さんには、以前オープンエアした―に幾度となく
演奏出演していただいたことがあった。

お寺でライブを行うことが多い後藤さんなら
この奉納劇にピッタリかも・・・

しかも、後藤さんが笛の曲も作曲もして下さるという。

更に後藤さんがパーカッショニスト・シモンさんを
紹介してくださり、とんとん拍子で奏者が決定。

奉納劇製作委員会が作ったイメージソングを
エンディングで流したいが
可能なら歌も生で歌っていただけたら・・・と再び主催者にご相談。

イメージソングをレコーディングしたOkikaさんが
本番のエンディングで歌ってくださることになった。

ありがとうございますm(__)m

稽古期間は僅か一ヶ月と少し。
その中で複数の歌や踊りを練習するのは厳しい。
全員で歌う歌は一曲、踊りも一曲に絞った。

当初アンサンブルは週1回、メインキャストは週2回の稽古予定だったが
人数が少ないため、全員がメインキャストのようなもの。
ヒロインも演劇経験がないため、どうしても演技指導に時間がかかる。

最終的に稽古数を週3回に増やすことに。

経験こそないメンバーだったが、どの人も前向きで意識が高く
一生懸命稽古に励んでくれて、徐々に輪郭が見え始めた。

本番が近づくにつれ、製作員会と制作たまちゃん、そして私の
三者会議を毎週行い、意思疎通を図ることに。

予算がないため、夢幻の衣装や小道具をお貸しすることに。

その結果、劇団員にも手伝ってもらう必要が出て来て
最終的にはスタッフとして関わってもらった。

と言っても、小布施野外シアターが終わってからの合流。

製作委員会事務局の宮下さんのご配慮で
皆神神社の境内にて稽古を2回行うことができ
これが本番成功の一番の要因となった。

神さまの御前で行う奉納劇・・・

そう思うと気持ちが引き締まる。

キャストも同様に感じていたようで
みんなが真剣に真摯に取り組んでくれた。

おかげで奉納劇の稽古期間~本番終了まで
本当に気持ち良い稽古が出来た。

キャストの皆さん、お疲れ様でした。
皆さんのご尽力に心から感謝です!

たまちゃんもさとけんさんも可能な範囲で
精いっぱい取り組んでくれたし
主催者の武藤さん、宮下さん、カメラマンさんも
劇の成功のためにご配慮くださった。

劇団員のマユリンとサリアは
衣装・小道具・メイク担当として携わり
ケンジは、三光さんから頼まれてナント!
音響スタッフとして携わった。

研修生も仕込みやバラシのお手伝いとして参加。

みんなの協力に感謝!

キャストの中には仕込みやバラシを手伝ってくれるメンバーもいて
本当に助かったし、気持ちが嬉しかった。

おかげでバラシが早々に終わり
解散後、境内の裏側の芝生のところで
団員と一緒にお弁当を食べながら流星群の観測。

夜のピクニック~

本番は大勢の方にご来場いただき
好評をいただけてホッ♪

来年もまた上演してほしいという声も
聞こえて来て嬉しかった。

ご祭神である出速雄命もきっと近くで御覧になっていたに違いない。

大きな何かに守られている・・・
私にとっても他の現場で体験できない貴重な経験だった。

そして、心持の良いメンバーと出会えたことが嬉しい。

そうそう!
キャストの中に、書道家のハッパさんと言う方がいて
奥さんはつくしさんと仰るだんだけど
お二人ともとてもチャーミングで楽しい方だった。

パンフレットのタイトル文字はハッパさんが書いたそうです。

パンフレットと言えば、デザインは主催者の武藤さんがされたとか。

素敵デザイン♪

夢幻のチラシデザインをお願いしようかな?

などと考えたことを思い出した。

 

大宇宙と大地を感じつつ
過去・現在・未来を想像しながら
神への祈りと対峙した奉納劇(*^^*)

豊かな時間を過ごすことが出来た貴重なひと時だった。

お声がけをいただき、誠にありがとうございましたm(__)m

 

皆神神社創建一三〇〇年記念事業 奉納劇「MINAKAMI ~時をつむぐ精霊~」


2018年を振り返って・・・③小布施野外シアター2018

2019年01月01日 22時31分50秒 | 日記

3月の劇団本公演が終わり
予定では総文祭の台本も仕上がっていて
あとは小布施野外シアターと
3月にオファーがあった皆神神社奉納劇の台本執筆・・・

だったはずが、総文祭の予定がずれ込み
3月から5月にかけて、開会式の演劇練習以外に
打ち合わせや会議が入って、台本執筆の時間が取れず・・・

昨年の野外劇の主催者は小布施町文化事業活性化委員会様
実行委員長は岩松院のご住職さま
事務局長N氏が小布施町に演劇文化を根付かせたいと願い
各所に働きかけをしてくださって
長野県地域発元気づくり支援金のご助成と
小布施町の共催をいただき、開催する運びとなった。

裏を支えてくださるのはドリーム・コンシェルさん
理事長は演劇で町を盛り上げようと須坂市に事務所を構えた熱意溢れるSさん

演劇の可能性を感じてくださっているN氏とSさんがいなかったら
オープンエアシアターは終わってしまったかもしれない。

2001年から上演して来たNAGANO open-air THEATER(長野における野外劇)は
芸術文化振興基金様のご助成をいただき、若干の赤字を出しつつも
支払うべきところはきちんと支払い、赤字分は他の仕事でカバーして
年間通じての赤字にはならない運営が成り立っていた。

ところが・・・

平成28年の助成金申請時にプロ対象の助成金に切り替え
劇団本公演とオープンエアの二つを申請したところ
劇団本公演のほうはご助成をいただけることになり
東京公演が実現したが、オープンエアは落選。
理由は、市民参加の舞台としてのクオリティは高いが
一般の素人さんが大勢出演しているため
プロのステージとして認めることができない・・・とのこと。

助成金の当落がわかるのは申請を出した次の年の4月。

オープンエアの公募開始は2月のため
一昨年は見切り発車状態で公募をスタート。

結果は落選・・・

が、公募を開始した以上は、たとえ助成金をいただけなくても決行する!

と決めていた。

そして「奇想竹取物語 KAGUYA」を上演。
音楽を多用した野外音楽劇として創作し
芝居、生演奏、歌、殺陣、ダンス、身体表現のコラボによる
パワーエンタはお客様から好評をいただき、無事故で終えた。

しかし、やっぱり大きな赤字が残ってしまい・・・

このまま助成金なしで、この野外劇を継続するのは困難という結論に至る。

20周年までは何があっても継続しようと決めていた。

どんな困難があっても諦めずに乗り越えて
ここまで継続して来たのに・・・無念・・・

そんな時、小布施町文化事業活性化委員会様から有難いオファーが!

まさに「捨てる神あれば拾う神あり」

主催は変わるし、形も変わるだろうけど
市民参加の野外劇は継続することが出来る!(^^)!

この野外劇は、長野に演劇文化の土壌を育むのが目的で始めた事業でもある。

その根本的な理念が継続されるのであれば
形が変わったとしても、続けることに意義がある・・・

こんな有難いことはない。

そんな感謝の思いで小布施野外シアターに取り組むことにした。

作品は岩松院にお墓がある戦国武将「福島正則」公が主人公の舞台

 

2013年に初めて小布施ハイウェイオアシスで上演した作品「石の城」は
福島正則公の嫡男・忠勝公を主人公に描いた舞台だった。

その時に福島正則公に関する調査をして資料も手元にある。
が、私がその時に正則公を主人公にしなかった理由があって・・・

正則公の武勇伝は、江戸時代に入ってからではなく
豊臣秀吉公の家臣だった頃が多く
秀吉公が亡くなった後は徳川家から危険視され
まんまと罠にはめられて、信州の山の中に移封されて・・・

私が歴史上の人物を舞台化するのは
市民に地元の歴史を知っていただくためと
市民(子どもたち)が地元で活躍した人物を知ることが
地元愛を育むきっかけとなると思うから。

2013年の時点では、移封されて悲しい晩年をおくった
正則公を描くよりも、小布施に越してきて一年後
死因不明で亡くなった忠勝公のほうに触手が動き
「石の城」を執筆したのだが
今年は主催者から「福島正則公を主人公に」とご依頼が。

そこで、スケジュール意の合間をぬいつつ
もう一度正則公のエピソードを聞き取り調査し始めた。

K館長さんに正則公に纏わる話と資料をご提供いただき
ようやく方向性が定まって、いざ書き出そうとした頃
総文祭関連の事務作業が急激に増えて・・・

しかし、今年は総文祭の本番が8/6にあるため
台本脱稿時期を遅らせるわけにはいかない。

死に物狂い・・・というのはまさにあの時期の私のこと(笑)

何とか書き上げたが、主催者から修正依頼が入り
簡単に修正できる内容であればよいが
根本を覆すような修正に関しては状況的に難しい・・・

ないがしろにしているつもりはなくても
総文祭推進室からは、総文祭を一番手に考えて欲しいと言われ
小布施実行委員会からは、野外シアターを一番に考えて欲しいと言われ
どちらも立場を考えれば当然のこと。
要するに私の力量の問題・・・

4月~6月上旬にかけては板挟みのような心境に苛まれていたが
真摯に丁寧に一つずつ仕事をしようと決めて
ただひたすら、それぞれの仕事に取り組む日々。

5月に佐々成政おもてなし武将隊の仕事が入っていて
私も演出チェックのために、初日は現場へ同行し宿泊予定だったが
どうしても時間を取れず、大町市のご担当者に事情を説明して
宿泊をキャンセルしていただき・・・

この一日を逃すと命取りになる・・・そんな切羽詰まった状況だった。

一日一日を大切に・・・そして効率的に仕事を進める・・・

おかげで事務仕事、台本製作、チラシ、パンフ製作のスピードが上昇。

人は追いつめられると通常以上の能力を発揮するんだね(笑)

睡魔さえ襲ってこなければどんなにいいか・・・と何度思ったことか。

そんな私を劇団員が支えてくれて、大いに助かった。
彼らが劇団と稽古場を守ってくれたから今がある。
ただただ感謝!

大きな仕事を成し遂げるためには大勢の素晴らしいスタッフが必要だ。

総文祭の裏側にもプロフェッショナルな人々が大勢働いていて
小布施野外シアターの裏側も劇団員、研修生の他
能力のある客演の皆さんが協力してくださり
長野三光スタッフの皆さんが、しっかりと裏を支えて下さっている。
仕込み・バラシには大工の棟梁・酒井さんが駆け付けてくれて
ボランティアスタッフの皆さんが雨が降っても
素敵な笑顔で椅子を吹いてお客様対応をしてくださり
実行委員の皆様も稽古に足しげく通ってキャストを激励してくださって
岩松院の奥様は何度も差し入れを持ってきてくださって
N氏とSさんは稽古場確保やスポンサー依頼、チケット販売に奔走してくださり・・・

裏側で支えて下さるスタッフのおかげで
私は舞台を創造することができるし
キャストはステージで輝けるのだ。

昨年の音楽もメンターさんの作曲。
例年は、メンターさんが演奏の練習にお付き合いくださり
奏者にアドバイスをくださったり、その場で音源を修正したりして
とてもスムーズに進んでいたのだが
昨年はスケジュール的な問題もあり
音楽隊の練習日にメンターさんは参加できず・・・

とはいえ、奏者は皆さんオープンエアの経験者。
全員揃っての練習ができないまま、会場入りとなってしまったが
会場のサウンドチェックと奏者全員揃ってのリハが出来て、ホッ。
バイオリンの牧さんがいつも演奏隊をまとめて下さっている。
ありがとうございます!

声楽隊の皆さんには、ハーモニーまで作っていただき
それぞれ自主練を重ねてくださって・・・感謝です♡

昨年の殺陣は、元夢幻団員のマッチの現在のお師匠・奥住先生が
振付を担当してくださった。

音楽が出来てすぐに振付に来ていただき
僅か二日間で全ての振付をつけていただいた。

鮮やか、かつ難し過ぎず、見応えのある殺陣振付に感動!

これぞプロの仕事!

私も見習わねば・・・

瞬時にキャストの特性を見極め、可否を判断し
可能な範囲を見定めて振付をしていく。

演技指導にも通じるね、コレ。

難しいのは判断基準設定。

殺陣振付に関しては、その後も動画のやり取りで
更に加えていただたものもある。

奥住先生を紹介してくれたマッチに感謝!

 

小布施野外シアターの一般公募で参加が決まったメンバーを見ると
小布施町民の参加者が想定より少なかった。
町の活性化を目指すのであれば、町民の皆さんに関わっていただく必要がある。

そこで、小布施町のⅠさんにご相談したところ
宝生流能楽師の佐野登先生をご紹介してくださった。
佐野先生は小布施町にて子どもたちに「おぶせお肴謡隊」をご指導されている。

佐野先生とIさん、Sさんいにお目にかかり
先生のお弟子さんにご参加いただけるようお願いしたところ
前向きにご検討してくださると仰ってくださって感激!

とても気さくで面白くて素敵な佐野先生♡
私自身も謡を習ってみたい・・・とも思ったけど
今のところその時間は取れそうもなく・・・残念。。

本番はお肴謡隊のお子さんたちが、謡で出演してくれて好評をいただいた。

佐野先生、Sさん、誠にありがとうございましたm(__)m

昨年の舞台も東京からダンサーの淳くんがダンス振付に来てくれて
本番は淳クンと千佳ちゃんの美しいバレエが華を添えてくれた。

実は本番直前に千佳ちゃんに大変なことがあって・・・
それを乗り越えて、本番で美しい舞を披露してくれた千佳ちゃんと
千佳ちゃんを支えてくれた淳くんに深く感謝・・・

この事件が、主役・ケンジの演技に良い影響となって現れて・・・

役者の内面が動けば、演技も変わるのは当然のこと。

役者は、こういう経験を積んで良い役者になっていくんだよね。

一般公募の皆さんは、例年以上に明るくて前向きで
稽古場にはいつも活力が溢れていた。

昨年は大人のリピーターは少なめだったが
小学生はリピーターが多く、全体の水準が上がったように思う。

継続は力なり!

一年に一度の市民参加の野外劇
一生の思い出に一回だけ参加するというのも良いけれど
継続して参加していただければ、自分自身の成長を感じることが可能。

大人になると、何か習い事や目標でもない限り
自分の成長を感じられる機会は少ないんじゃないかな。

スポーツで達成感を得るには勝つことが必要だけど
演劇の場合、コンクールやコンテストでもない限り、勝敗は関係ない。
自分がやった分だけ成長するし、体力や声、滑舌の変化はわかりやすく
出来るようになった自分を体感できる可能性が高い。

まあね・・・

自分が出来ないことばかり見る癖のある人は
これが難しくて、残念だなーと思う時もあるが・・・

この市民野外劇は、継続することに意義がある。

継続は力なり!(2回目だわー)

こうして迎えた本番は、例年以上に好評で
来年も継続してほしいという声が
あちらこちらから聞こえて来て・・・

ご支援とご尽力を賜りました皆様に深く感謝申し上げます。

そして、劇団員、研修生の皆さん
見えないところでたくさんの仕事をしてくれたね。
本当にありがとうm(__)m

これからもよろしくお願いします!

 

今年も小布施野外シアターを開催する方向で進行中♪

Nさん、Sさん、小布施町文化事業活性化委員会の皆様
今年もどうぞよろしくお願いいたします!

2月~3月にかけて一般公募が始まることでしょう。

皆さん、奮ってご参加くださいm(__)m

ご縁が繋がる良き機会でもありますよ~

 

PS.昨年9月末にオープンエアで知り合ったお二人が晴れて結婚♪
 夢幻の団員やオープンエア関係者が結婚式に招待され
 みんなで野外シアターで踊った全員ダンスを踊りました。
 素敵じゃありませんか、こういうの(*^▽^*)

 野外劇ファミリーが増えたらいいなぁ~なんて思う元旦の夜=^_^=