最近、パチンコ屋さんが廃業しているのが目につくようになりました。
若い人に聞いてみたら、警察の規制強化でタマがジャンジャンでる台がなくなって面白みがなくなってきたという話であります。
それよりも最近は、「株が面白い」というコメントで、ネット売買を繰り返しているというのである。
世間では、ワーキングプアという明日の飯の種に苦労している人がいる一方で、ギャンブルのような株取引が若い人の間で流行っているのだから驚きである。
小生は、株取引を否定するものではないが、株価は永遠に上昇するものではなく、暴落することもあると若い人には理解して欲しいと思うのである。
そこがオジサンの発想で、「下がるときもチャンスという考え方もあるのだ」といわれそうですが、小生にはこうした「空売り」も危ない橋のように見えてしまうのである。
株は、物やサービスなどを提供する実体経済とは異なり、所詮はマネーゲームであり、また「ゼロサムゲーム」で、もっと悪く言えば、合法的なねずみ講に近いギャンブルである。
などというと、株取引を否定しているようですが、そうではなく、本来の投資としての目的、つまり、基本的スタンスとして、業績に応じた配当を楽しみながら自己資金が必要な場合に売却するという現物取引をおすすめしたいのである。
それでは儲からない?! そうですね、あまり儲からないでしょうね。
そういうスタンスの小生が申し上げるのもおかしいのですが、アメリカのバブルが弾けて、世界中の株価が大きく上下している今は、「買いチャンス」とも言えるのではないかと思います。
でも、買うかどうかは全部、自己責任ですので、その点はくれぐれも誤解のないようにお願いいたします。
このチャンスに小生は、株は買っていませんが、先日、銀行で「投資信託」を購入しました。
投資信託は、皆さん、ご承知のように基準価格といって毎日、売買価格が上下します。
世界の金融市場がサブプライム問題以来、大きく混乱していますので、株ばかりではなく、投資信託も大きく値下がりしています。(ただし、投資信託は、株価のように売りと買いという中で値段が上下するのではなく、投資信託の毎日の運用成績で上下すると聞いています。そうは言いましても、株で運用したり、為替リスクなどがあったりしますので、投資信託は決して安心・安全な商品であるとは言えません。この言い方は、まるで銀行さんの宣伝???)
小生は、欲張りなものですから、毎月、配当がある銘柄に投資していますが、値が下がった今が買いチャンスと判断したのです。
ところで、今日の朝日新聞のトップ記事は何だと思いますか?
自民党の総裁選挙?ではなく、三菱東京UFJ銀行を傘下に持つファイナンシャル・グループでしょうか、そこがアメリカの証券大手モルガン・スタンレーに大きな出資(普通株式の20%)をするというニュースと野村ホールディングスがこれまたアメリカのリーマン・ブラザーズのアジア部門を買収するという記事でした。
私達の生活にはなんの関係もない!はずですが、果たしてそういえるでしょうか?
この話は、今の地球規模の世界経済、とりわけ、実体経済を飲み込むほどの影響力を行使する投機資金の行方に大きく関係するからです。
それでは具体的にどういうことが起きるのか?といわれそうですが、小生の浅知恵では「わかりません。」というほかありません。
話の内容としては、昔、日本の金融機関などがアメリカを席巻した時代を彷彿とさせますが、今度は、そうした勢力争いではなく、アメリカの金融システムそのものへの協力ではないかと勘ぐってしまいます。
今日は小生には理解できない金融のレポートでした。
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