今日は川島さんに連れられて、那須のひと夜ひと組の宿 「せり川」に来ました。
川島さんのお友達の芹川さんは、神楽坂「せ利」の女将を35年間つとめた後、那須に会員制の一日一組限定の宿を始めました。
設計は建築家の中村勉氏で、120年前の農家の土間の木組みをそっくり移築し、現代的な切妻屋根で覆い、中心に白い茶室を設けた入れ子構造の家です。
リビングから茶室を見るとこんな感じで、南側には四ッ川のせせらぎがあります。
小屋組が圧倒的な重厚感を醸し出していますが、壁の漆喰でとても柔らかい空間に仕上がっています。
こんな環境で一日ぼ~っとしているのは、極上な時間ではないかと思います。
南側のデッキ近くには、暖炉があって薪がくべてあり、とても柔らかい暖房をしてくれています。
傾斜地から飛び出たデッキはとても気持ちよさそうです。
ここのカーテンは何と和紙です。
柔らかい和紙を通した明かりは、とてもいい雰囲気を醸し出してくれると思います。
女将の趣味を良さを感じます。
春先には新緑が皆さんをお迎えしてくれることでしょう。
せせらぎの音を聞きながら、デッキでぼんやりしていたいものです。
茶室は間仕切りだけで仕切られた空間で、炉が切ってあり、シンプルな照明で雰囲気は抜群です。
女将は華道と茶道の先生で、ここで生徒さんを教えているそうです。
梁に飾られた能面がとてもいい感じです。
女将がつくった和菓子と抹茶で迎えてくれました。
甘さをおさえた和菓子は小豆から女将の手作りだそうです。
女将の姿が見えないなと思ったら、何と料理を作ってくれていました。
これがシンプルでとっても美味しい。
真ん中が「カブとイサキのステーキ」、「チリメンとネギのピザパン」、「イカと里芋の煮物」です。
共に素材の味をしっかり出した料理で、女将のおもてなしの心が伝わります。
帰る頃には日も落ち始めて、月が上がってきていました。
ここで見る夜空は満天の星空なんでしょうねぇ。
初めてお会いさせて頂いた女将の芹川さんは、立ち振る舞いやお話の仕方に何ともいえない柔らかさがあって、そばにいて貰えるだけで癒される人でした。
癒し系の女将にお会いできて、今日はとてもツイてます。
芹川さん、川島さんありがとうございました。
ひと夜ひと組の宿「せり川」の案内です。
住所 那須町髙久丙5209
電話 0287-77-2585
Your Happy My Happy !
どんな人生を歩んできたのか?
どんなライフスタイルをしているのか?
そう言うことが住まいに反映されると思います。
素材感を大切にした木の家(木造住宅)をつくることの歓びを体感したい。
そんな気持ちを形にする応援をしたい。
ハウスメーカーの家や大工さんがつくった家とも違う、設計事務所らしいアトリエ系工務店を目指しています。
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