イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

中止でよかった

2019年08月04日 | 岡山
展示中止になった あいちトリエンナーレの少女像、
作品だけ、何も考えずに観たら、
小鳥を肩に乗せていて、かわいらしい。
でも、ニュースで少女像が展示されているのを見てギョッとした。
私は韓国の友人もいたり、
子どもたちの同級生には、在日や日韓ハーフの子たちがいるので、
政治的な争いは嫌だと思っています。
ただ、あいちトリエンナーレの展示、
今の日韓関係を考えたら、よく展示したなと、
表現の不自由展・その後
という展示で、他の作品は公的な美術館から展示を拒否された作品だそうで、
そりゃ拒否されるわな、という
話題性を狙った作品として、
作者も思惑を持ちながら作ったことがわかる作品でした。
私個人は、単純で純粋な
一生懸命作りました、とか 
がんばって描いてみました、というヘタでも純粋な作品が好きだから
思惑、なんかやったろか、という
企みがたっぷりの作品は好きではない。
だが、日本人の美術作品には
社会性がないと、ずっと言われているので
思惑たっぷりの作品を展示するのも
社会に発言する作品ではあるのだろう。
けれどもですね。
高いギャラを公金から支払って津田大介氏を芸術監督に雇っているのに、
その芸術監督が、わざわざ問題となるであろう作品を展示、
知事も展示される作品リストを見ているはずだが、
よくわかってなかった様子、
なんていい加減な知事なんだろうと驚いた。
各地でアートイベントが開催されているため、
特色を持たせるために、不自由展を企画し、
少女像を展示したのではないか?
トラブルが起こることを予測していたらしいが
それが劇薬だったと津田大介氏は言っていた。
企画段階でわからないか?
わからないことに、まず驚く。
作品の表現の自由云々などどうでもよく、
これだけ日韓関係が冷えている時に
展示は危険であり、
愛知県民に何かあるかもしれないと考えが及ばないことに
全く呆れてしまった。
実行委員会3人が知事を相手に
勝手に辞めた、と裁判も辞さないと言っているが、
不自由展で火の手が上がらないとわからないのか? 
折しも夏休み、親についてあいちトリエンナーレ巡りをする幼い子も多いだろう。
テロの引き金になるような美術展は、
中止してよかったのである。
次は、津田大介氏と愛知県知事の進退が問題となるのも、わかっている。
政治に素人なおばちゃんの私でもわかるんだから、
愛知県知事や芸術監督がわからないなんて、おかしいんだよ。
今現在が、どんな政治情勢か?
わかってないなんて、それに大変、驚きました。
県民を危険に晒すアートイベントなんか、開催する意味がない。




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