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奥穂に今一歩届かず

7月12日(土)晴れ
4時26分、むふふふ~ん・・・ゆ、夢か!?
新穂高温泉無料駐車場で目覚め
ひさしぶりにええ夢だったが
行かねばならぬぅ

5時3分、いざ出発

5時12分、真新しい新穂高センターに登山届けを投函
6時1分、穂高平小屋通過
6時40分、奥穂高登山口
水飲み休憩
槍に向かうカップルとしばし会話

6時46分、いざ

本日のミッションは、奥穂高~西穂高縦走路の偵察だ
奥穂高岳からジャンダルムを眺めて帰るだけだけど
どのくらいおっかないのかこの目で見ておきたい



7時58分、突如眼前に現れた白出沢
左の崖にいきなり長いはしごがかかってる



渡ったところの雪は薄いけど



冷たそう



先が思いやられますな
そうだ、おにゅうのヘルメットをかぶろう





ルートを探して荷継沢にちょい迷い込んだりしながら
白出沢の雪渓の下端に到着したのが10時31分
標高は2,300メートルくらい



ずーっと40度ちかい斜度をたもってる
勢いよく石が飛び跳ねていきました
当たったら絶命必至でしょう
怖くて腰を下ろして休んだりできません



 

12時38分、標高2,700メートルくらいでようやく雪渓もおわり
アイゼンを脱いで歩き出したら、あじゃじゃー 
なんてこった!

これじゃー奥穂高岳は無理やがな
いっきに気持ちが萎えて
30分ちかく空を眺めてた、ぽわ~ん



とにかくダクトテープで応急処置



14時18分、穂高岳山荘に到着
ちょいとイカすお姉さんが出迎えてくれた
1泊2食で9,600円、わたしの寝床は白馬岳の1番



おみやげもいいが、靴の修理道具なんかおいといてくれるといいのだが
針金があるけど、かがとでは使えないですよねー、って
それもそうだ



なにか食わせてくだせぇー
カレーならすぐできますよ!
いただきまーす、900円
うんうんけっこーイケるねお姉さん

夕食5時・・
腹ごなししなければのぉ
奥穂高岳行ってみる?
時間が・・
靴が・・・
そーだ涸沢岳なら



15時33分、涸沢岳到着
むこうに見えるは、奥穂高岳から西穂高岳
偵察終了??
奥穂高岳は明日登ろうね



反対側は槍ヶ岳から北穂高岳
居合わせたおにいさんに聞いてみる「ここ歩いたことあります?」
「雨風のひどい日で死ぬかと思いました~」
ですよね・・・

奥穂~西穂よりこっちが先かも



居合わせたおにいさんはふたりとも単独行のテント泊
あすは西穂高へ向かうのだ



涸沢の頂上ですっかり話し込んでしまった
16時30分、まだザイテングラードを登ってくる人たちがいる
この山ではほとんどの人がヘルメット持参のようだ



下りてくる途中でかがとを留めていたテープが破れてしまった
ぶらんと垂れ下がったソールは今にもちぎれそう
やっぱ奥穂高はあきらめたほうがいいのか
月曜の朝仕事だかんね
帰れませんでした~、なんてね

とにかく再度補修して

18時には布団にもぐってうとうと
21時消灯、ぐっすり





7月13日(日)、4時頃目が覚める



てっきりお天気だと思っていたら御来光はなし



朝食は5時30分から
部屋へ戻って出発の準備したりボーッとしたり

朝食は4人にひとつだけどホウ葉味噌がついた
ここの食事、けっこう好きだな



さぁて帰ろうか
表に出るとちょうど韓国からの一行が奥穂の上りにかかってる
おれも行きてー
壊れた靴が恨めしい・・



6時16分、さ 帰ろ
下りだすとすぐにソールがぺろ~ん



かくなるうえはアイゼンで歩き通す
雪渓がおわってもアイゼンは履いたまま
ときどき足首をグキッ・・

そのうち雨が降り出した
西穂高に向かったあのふたり大丈夫だろうか
せめて風が吹かなければいいのだけど

天狗沢出合少し手前の崖で不気味に落石
その下を通らなければならないなんて・・

崖下歩くの怖いし億劫なので雪渓にとびだす
木橋をアイゼンで渡るのは気が引けるので
石を踏んで渡渉
木の根っこを踏まないよう踏まないよう
いっこうに雨は弱まらないけど
濡れた石の上でも滑らない、こりゃいいかも

9時25分、右俣林道にでる

10時51分、新穂高センターに下山届け

11時3分、駐車場














下山後の露天風呂ではうれしいドッキリがあったりして
やっぱ山はええな







 
















 

 




 

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