日本のブータンに住んでます
あした晴れるか
サイクリング?
4月25日(土)晴れ
4時起床
市ノ瀬〜チブリ尾根〜白山〜市ノ瀬の甘い計画で出かけた
白峰風嵐
開いていると聞いてたんだけど・・・
家へ戻って自転車を積んで出直し
7時50分、ゲートを越えてスタート
もうチブリ尾根は無理、やめた
白峰風嵐〜市ノ瀬は11.3kmだそうだ
8時19分、百万貫岩の前でたまらず5分休憩
9時2分、市ノ瀬鉄橋前ゲートに到着
ここからは自転車を押し歩き
9時25分 標高950m、ここで自転車をあきらめる
別当出合まであとどんだけ〜
11時19分、別当出合に到着
さあ吊り橋を渡るぞよ
敷板がないとこんなんだ
意外にすいすい
しかしいったん下を見てしまったら・・・怖ッ
15時18分、もーだめ今日は甚之助避難小屋で泊まろう
2階の扉を開いてみると
吹き込んだ雪が積もってる
階下のコンクリートの床は水浸し
濡れてない板の間に腰を下ろして思案
・・・・・
こんなとこで眠るくらいなら野宿でけっこー
歩けるとこまで行こう
甚之助小屋の先の急な斜面を登りきる
ところどころ石が落ちている
こんなところでは危なくて眠れないなあ
陽がだんだん傾いてくる
黒ボコ岩の上まで行かなくては危なくて眠れん
黒ボコ岩直下の急登
右端を登る
18時18分、登りきった
もう室堂まではよう歩けん
120センチの250センチ、深さ30センチほどの穴を掘って
ツェルトを張る
先週雪洞の中が外より寒かったのだが
きょうは晴天、放射冷却で気温はけっこー下がるだろう
今でもけっこう寒い
けどもう雪洞を掘る元気などないのであった
ツェルトにもぐって温度計を見る・・氷点下5℃くらい
寒いわ
と、とにかく飯にするべ
その前にまずテルモスの紅茶をコッヘルにあけて雪を入れる
ツェルトの良い点は土間を作れるというところだな
荷物を軽くするためにきょうはガスではなく
固形燃料のエスビットを持ってきた
雪の上にポケットストーブを直に置き
景気良く燃やそうと多めの燃料を盛って点火
オオゥエェェェェーッ、ゲホゲホゲホッ、ぐるじぃ〜
し、死ぬかと思ったわりにちっとも湯が湧かないではないか!
雪の上に直置きしたのがいけないのかなー
下に敷けるようなものないしな
土間が溶けてストーブがじわじわ沈んでいく
これは永遠に沸かないと判断
適当なところで薄めた紅茶をテルモスに戻す
困ったのは飯だ
雪から熱湯が作れないとなると・・
米とスパゲティーとインスタントラーメンがある
とにかく熱いものを腹におさめてサッサと寝てしまわないと
安眠はむつかしいよーな気がする
米とスパゲティーは食える代物にはならないなー
沸いてないお湯にラーメンを放り込む
どんどん燃料を追加するけど、プクリともしない
湯気はでてきた
スープも追加
食ってみる
あ、うまい
韓国の「辛」ラーメン
あったまるー
外では星の数ほどの星が瞬いているはずであるが
のんきに星など数えていたら自分が星になってしまいそうだから
・・・・・
ストーブでできた深さ20センチほどの穴にオシッコをして蓋をして
寝た
4月26日(日)晴れ
せっかくここまで来たんだ
頂上へ登ってご来光を仰ぐってのはどーだい
3時にここを出れば間に合うだろう
びゅーっ バタバタ 風が吹く
寒いやろなー
足先が冷たいんやなー
湯たんぽ作る余裕なかったしなー
びゅーーっ バタバター
寒いやろなー
5時すぎ、根性なしがようやくシュラフから抜け出た
ん、思ったほど寒くない
・・・・・
ゆうべ温めた薄い紅茶を飲みながらリンゴを齧る
頂上へ行くのに必要なものだけザックに詰めて
5時58分、出発
振り返れば、弥陀ヶ原と別山
あーしんど、出発したばかりで荷も軽いというのに・・
単に脚力がないだけのはなしか・・
7時23分、御前ヶ峰
風があって寒い
お池巡りに出かけようか
ガチガチの雪の急斜面、真下には石がたくさん露出しているのでやめとこう
室堂はこんな感じ
8時40分、基地に帰る
9時18分、下山開始
黒ボコ岩直下、きのうの自分の足跡がカチンカチンに残る
こけたらどこまでも落ちそうでアイゼン装着
10時16分、甚之助避難小屋通過
登ってくる若者二人と少し会話
ふたりは白峰から歩いてきたそうだ
そーゆー発想はなかったな
黒ボコ岩は危ないと判断してふたりはエコーラインに向かうようだ
11時29分、ふたたび吊り橋
二度目は少し余裕
下を見てもオッケー
渡りきったところで水を汲んでちょい休憩
雪に埋まった県道を歩く
はやく自転車でてこーい
12時46分、自転車に再会
13時、出発
13時6分、市ノ瀬手前のゲート
ここから先もほとんどペダルを漕ぐことはなく
13時33分、白峰に到着
温泉入って、飯食って、ソフトクリームなめて帰る
やっとタイヤ交換
ようやくカングーのスタッドレスをはずした
しかしこのタイヤ、濡れた雪 濡れた氷の上ではものすっご滑った
メイド・イン・ジャパンもあてにならん
使用期間が長かったとはいえ
1シーズンでえらい減ってる
来シーズン途中で交換になるなこりゃ
白山は遠かった
4月17日金曜日の晩
荷造りをしつつ、石川県警のHPから登山届けを書いていた
4月18日 一里野スキー場〜白山室堂
4月19日 白山室堂〜御前峰〜一里野スキー場
んで送信。
ショベルやピッケルやらくくりつけたザックを背負ってみる
うおっ、重いっ!
量ってみる、16.4kg
俺には重すぎる・・
室堂なんて絶対ムリッ
石川県警にはウソついてもたな
4月18日土曜日 晴れ、3時50分起床
とにかく一里野へゴー
加賀禅定道登山口と思われるあたりに駐車
ここがジャスト北緯36度 東経136度なのだ
6時5分、アイゼンを履いて出発
7時16分、一里野スキー場ゴンドラリフト山頂駅
二十数年ぶりだ
まさか歩いてくるなんて・・
7時46分、林道との交差点に到達
昨年10月はここまでクルマで入っている
標高差500メートルを余分に登ってるのだから
室堂まで届くわけがない
石川県警ではスゲー奴なんて思ってるかもしれない
恥ずかしい。
7時52分、檜倉
8時40分、3人組にかるく抜かれる
ひとりは女の子
10時30分、しかり場
スタートして4時間以上経過してる
やっぱ元気があったのは3時間だけ・・
11時44分、長倉山
目標の白山など見えない
下りてくる単独行の人に遭遇
百四丈滝まで行ってきたということだ
滝壺まで下りると雪のドームが見れるそう
下りは尻セードであっという間
上りはてくてく1時間
それいいなぁ
さっき抜いていった3人も滝までは行きたいと言っていた
みんなそれがお目当かー
俺なーんも知らなんだ
きっと滝壺はこの時期しか行けんもんな
12時24分、大汝峰がちらっと見えるか見えないか
13時28分、奥長倉山避難小屋通過
13時38分、奥長倉山
13時49分、ここから美女坂
さっきすれ違ったやはり滝壺帰りのスキーヤーから
「ここキツいっすよー」といわれた
いわれんでもわかる今日の最難関である
最後の力を振り絞って進むべさ
2時間かかって美女坂を登りきる
滝壺なんて今日は無理だな
明日は雨だから今年は無理ってことかなあ
もう歩けん、そろそろ穴掘れるところ探さねば
標高2,000mを越したここらはだだっ広いうえ
強風に雪が吹き飛ばされるのだろう積雪も多くない
横穴を掘れそうなところを探すけど見当たらない
もう体力も限界だし
テントを張れるところを探してる3人組に会う
なんでも避難小屋がどこかの山岳会の宴会で占拠されて
しかたなくテント泊することにしたそうだ
そりゃけしからんな
風が強くなってきた、お大事に〜お互い・・
もうほんと限界
横穴はあきらめよう
16時20分、意を決して
なるべく雪の深そうなところで竪穴を掘ることにする
どうかハイマツが出てきませんように
祈るように掘りすすむ
運良く胸のあたりまで掘ってもハイマツは出てこない
ここであらためて横穴を掘りはじめる
タテに掘ってヨコである
雪の排出量は2倍ちかい
ひとりでは気が遠くなる
あれれ腰が痛いぞ
息が上がって何度も作業中断
外は強風が吹き荒れている
太陽がぼんやりと沈みかけている
死ぬんでね?
それでもなんとか
天井の高さは不満だが
これ以上削るとヤバそうだし
完成
ツェルトで入り口に蓋をして
荷物を広げて
時計を見ると19時をすぎていた
食欲ないけどメシだ
今回はパックごはんとセブンイレブンのホルモンなんとか・・
手抜きである
沸いてるお湯で15分あっためたのに
ごはんがまるでめっこメシ
お湯が100℃じゃないんだな
GPSによればここの標高は2,038mだ
まずい晩飯だ
救いはしまいに入れたお茶がおいしかったこと
お茶と交互にピーナツチョコを食った
1時ごろ寝苦しくて目が覚めた
すごい湿気だ
なんか呼吸がつらい
もしやっ・・ロウソクは燃えている
オシッコしたい・・めんどう、がまん
しかしなんか暑いやら冷たいやら・・わけわからん寝よ
4月19日日曜日 雨
6時5分、しかたなく起床
からだは・・おや どこも痛くない
食欲はない
けどスパゲッティを116グラム茹でる
8分茹での麺なのに
ほどよく茹で上がるには15分かかった
夕べのメシなら30分加熱すればよかったのか?
ガスの無駄である
山にパックごはんはNGだな
スパゲッティは100グラムでよかったな
温度計をみる、室温0℃
どうも外の方が暖かい?
まだロウソクが細々と燃えている
竪穴の横穴・・・やはり酸素濃度が低かったか
7時58分、出発
もうポツポツと雨が降り出している
風はない
百四丈滝
うーんどーしよー
宿題にしよーか、帰ろう
8時17分、美女坂を下りだす
滝帰りとみえる男性に追いついた
避難小屋で宴会していた山岳会の人ですか?
いえそんなたいそうなもんでなく富山歩こう会の者です
たまに見かける偉そうな山男じゃなく物腰の柔らかい人だ
その人は滝の上までは行ったのだけど
腰の具合がよくないので
同行の女性ふたりが滝壺へ向かうのを待ってたそうなのだが
ひとりがクレバスに落っこっちゃったらしい
這い出るのも大変でそのふたりも滝壺へ下りるのは断念したそう
後方にそれらしき人影がみえる
なるほど、滝壺は宿題にしておいて正解だったか
9時3分、避難小屋を通過
このつぎは避難小屋を基地にして
身軽に滝壺をめざす
てことにしておこう
9時53分、長倉山
雨の中登ってくる男3人
滝に行きたかったけど、雨なので避難小屋までにしておきます
10時46分、しかり場
11時33分、小ピークでちょっと迷う
12時30分、ゴンドラ山頂駅の庇の下で休憩
13時20分、下山完了
自分の限界がよーくわかりました
2日で3キロ体重が減りました
もう1泊すれば室堂まで行けたか?
それはあやしいと思う
めでたい日
はじめて息子の入学式に行った
育て上げたなんて思いはまるでないが
やはりそれは感慨深いものがあった
似てるなぁ 似てる でも違うかなぁ
前の男
保護者懇談会の後で思い切って声をかけてみる
20年間疎遠になっていた友人であった
いやもうそんな歳なんだよなぁ俺たち
春だなぁ
昨夜、玄関を出たら
気のせいか、かすかに獣の臭いがしたような
気のせいってこともないだろうから、なにかが居たんだろうなぁ玄関先に
なんかいるのかなーと庭をみまわったけど・・いない
息子にはなすと、自分の臭いじゃね!?
そーゆーこともあるけどさ・・・