日本のブータンに住んでます
あした晴れるか
iPhone4S延命計画
iPhne4Sのバッテリーについてググってみると
簡単にSIMカードが取り出せるのであった
これで基地局を探し回ってバッテリーが消耗することもなくなる
かもしれない?
GPS機能は働いてるようだ
アマゾンでバルク品のバッテリーと工具のセットをポチっ
これでまだまだつきあえそう
そこまでして笠ヶ岳
笠ヶ岳へ行くと決めてからどうにも気が重い
億劫ならやめておけばいいのに・・
5月20日(金)17時半過ぎ、家を出発
白鳥町の大和屋にてみそかつ定食をいただき
上宝道の駅でおやすみなさいませ
しかし気が重いせいか、それとも気が逸るのか?
浅い眠りを繰り返す
5月21日(土)3時55分、起床
槍見のヘリポート脇駐車場に移動
4時48分、出発
4時57分、登山口
5時40分、最初の渡渉地点
ザックを先に投げて、石に飛び移る
計画ではクリヤ谷コースで往復するはずだったが・・
暗くなってからここを渡るのはちょっとな〜
水量が特に多いわけではないからドボンしても平気だろうけど・・・
笠新道へ下りよう
歩く距離が6〜7キロ増えてしまうが
錫杖岳前衛フェースが見えた
6時31分、錫杖岳分岐
6時43分、3回目の渡渉
以前日没後、ここで迷っている
クリヤ谷の沢、本流を渡るのは3回
6時55分、山荷葉の群生に出会う
この実がおいしんだなぁ
だんだんと急登になって
8時45分、水場で休憩
暑い、かなりへばった
水を汲もうか迷ったが
上には雪があるからと汲まずに出発
クリヤノ頭が見えてきた
このピークを左から巻くと
岩の切れ間から槍が見える
10時53分、雷鳥岩で休憩
ここにはテントが一張りできるスペースがある
こちらは稜線の北側だと勘違いしていたが
西側だから雪はない
11時26分、標高2430m
人工的に石が積んであり、ここもビバークによさそう
ピッケルを使って小さな雪渓を二つ三つ越え
13時21分、標高2680mでアイゼンを履く
スタートして8時間半、遅いっ
ときどき槍・穂高が眺められるのが救い
ガスが上ってきた
雪の隅っこをやっとこ登ります
ここからはアイゼンを脱いで
もうちょい
14時47分、笠ヶ岳山頂
コースタイム9時間30分のところ10時間かかってしまったー
とにかく登れたことを神様に感謝
笠ヶ岳山荘まで下りてメシにしよう
わぉーん、まっしろけ
トレースをたどる
15時5分、笠ヶ岳山荘に到着
出迎えてくれたテント泊の若者から
これからの下山を諌められる
避難小屋にもふたりいるので考えてみてくださいといわれ
避難小屋を覗いてみる
こちらでも「今から下山ですかー」とネガティブな反応
3対1で思い切り劣勢
まあ確かに遅い
けど登山届には下山予定21時と記している
まだ想定内ではあるのだ
19時までに笠新道の夏道を見つけられれば大丈夫
仮にビバークするにしても山頂直下のここよりは
いくらか寒さは和らぐだろう
シュラフなしではとても眠れたものではない
15時33分、3人に礼を述べて出発
メシを食ってる場合でも雪を溶かしてる場合でもなかった
16時4分、抜戸岩
登ってくるカップルから下の様子を聞いてみる
女性の口から「楽勝ですよ!」がでた
杓子平も軽アイゼンとストックでいいくらい
たしかにふたりともストックだ
よっしゃー
ふたりの足跡をついていけば間違いない!
がけっこーこーだだっ広いとトレース見失うんですね
ここで間違うととても厄介
iPhone4sの電源を入れて「山と高原地図」で狙いを定める
ここではドコモが通じたと聞いたので
auはどうかな?とガラケーも電源投入、アンテナが2本立った
長男に電話
「おぅ俺やけど下山がだいぶ遅れてて帰るのだーいぶ遅ぅなるわ」
これでやめとけばいいのについ本音がでた
「たぶん大丈夫やと思うけど〜」
ここで電話を切ったから切られたほーは焦ったみたい・・・
笠ヶ岳がまぶしいぜ
18時3分、杓子平を渡りきった
タイムリミットが近づいている
雪の上をまっすぐに下降
iPhoneを見ると電池残量がもう24%に減っている
もう電話じゃなくしたのに基地局を探しているのだろうか?
18時34分、笠新道をみつけた
間に合った
カメラを仕舞い込んで水を少し飲む
喉がからっからだけど
一口分だけは残しておこう
顔を上げると正面奥穂高岳から月が昇りはじめた
みるみる満月に
ヘッドランプを灯して歩き出す
長い長い下りだ
20時53分、左俣林道に出た
残りの水を飲み干す
月明かりでも行けそうだが
クマさんから見えるようにランプを弱く灯して歩く
笠新道を下りてる途中、左後ろになにか居たしね
空がひらけると右側には月に照らされた笠ヶ岳
雪を帯びた雄大な姿が神秘だ
こんな神々しい姿をカメラに収めようなんて
とても罰当たりな行為に思えてくる
来年の今頃この時刻、三脚持ってここまで来ようかね?
それから歩くこと6.5キロ
ろくに食わずによくもまあ、今なら体重計に乗りたい
25キロは歩いたと思ってたけど
GPSによれば23.74kmでした
高山のすき家で豚丼おしんこセットを食ってると息子から電話
「どんなもん?」
ああスッキリした
MacBook Air のはなし
半年くらい前からか
「ディスク容量が足りない」と警告がでるようになった
とにかくじゃんじゃんじゃんじゃん不要なファイルや
不要でもないんだけどなファイルを捨てまくってたのだけど
ここへきて限界
もう捨てるものがない
「このMacについて」のストレージ情報を見てみると
120GB中写真が70GBを占有している
うそーっ
写真は片っ端から捨てたぞ、こんなに残ってるはずがない
ネットで検索してみると「iPhoto」が怪しいとか「写真」が怪しいとか
ふんふんなるほど、それらもやってはみたが
稼ぎ出した空きスペースはせいぜい数百MB
70GBちかい見えない写真?
まるで宇宙に占めるダークマターのよーな・・
フォルダの容量を足し引きしていくと
ユーザーフォルダに大きな矛盾がある
試行錯誤の中で手に入れたフリーソフトのOnyXをいじっていたら
簡単に不可視ファイル・フォルダを見えるようにできた
なぜか入手したのは英語版?
ユーザーフォルダの中に現れた不可視フォルダの「ライブラリ」
これがまさに70GBちかい重さ
犯人を特定
不可視の「ライブラリ」に生成された「Eye-Fi」フォルダ
常々、カメラにセットしたEye-Fiカードから
このPCにプレビュー用の軽い画像を転送していたのだが
その都度この場所に小さな小さなファイルが蓄積されていたのだ
とにかくこれらをバッサバッサとゴミ箱へ
うそのようにスッキリ
送電線の巡視路をたどる
5月15日(日)天気予報は晴れ
本日のお山は6年ぶりの平家岳
背中をマダニに噛まれた因縁の山だ
別に山が悪いわけではないんだけど・・
今回は面谷(おもだに)登山口からではなく
伊勢川と久沢川の合流地点の右岸から伸びる
送電線の巡視路をずーっと辿ってみる
地図上で計測してみると平家岳まで9.5km
長いけど最近の調子なら行けそうだし
下草が伸びてないこの時期こそチャンス
4時起床で出発
5時57分、夢の架け橋こと箱ヶ瀬橋を渡って
九頭龍湖南岸沿いをくねくね走る
伊勢川橋は渡らずに林道を直進
駐車スペースを求めてずーっと奥へ
土建屋の作業場の前でようやくUターン
6時34分、出発
面谷からの道と合流するまではだ〜れにも会わないだろうけど
クマさんにはいーっぱい遭いそうなので
耳障りだから普段は決して使わない「鈴」をザックにぶら下げた
釣り人たちのクルマ
6時41分、さあ いってみよー
はじめのうちはとにかく急登
アキレス腱が伸びきった
7時41分、標高970m
右に下りる道がついている
たぶんこの真下まではクルマが入ってこれるのだろう
ここから先は緩やか
まだかいな〜
左からくる尾根を見るたび面谷の尾根かなーと期待してしまうが
そう甘くはない
まだかいな〜
9時18分、ついに面谷からの道と合流
今朝チェックした天気予報ではずーっと晴れなのだけど
ずーっと曇ってるんだけど
風と共にガスが上がってきた
展望まったく効かず
ちょい寒いぞい
それに腹へった
マダニが怖いのでウンコ座りのまま焼きそばパンを食う
10時46分、左へ行くと美濃平家
雰囲気のある尾根道である
10時57分、岐阜県境 井岸山に着
以前ここでへたばってバナナで復活したんだっけ・・
平家岳が見えませーん
岐阜県側から5時間かけて登ってきたという男性と行き交い
少し立ち話
11時15分、平家岳に到着
まわりがまったく見えませぬ
先客は衣装を決めた中年カップル
手軽でおいしくて少量の水で作れる
またパックごはんでおかゆ
このままでもおいしいな
梅干し入れてもおいしいだろうな
クエン酸効果で疲れもとれるし〜
仕上げはレトルトのいわし蒲焼を投入
わ、あわわっ
マダニ発見
広げた荷物の上におったー
胴体の全長4ミリほど、大型やな
人に害をなす種類かはわからんけど
君に恨みはないけれど
死んでもらいます
・・・・・
もういちど念入りに
ムヒの虫除けをシュッシュッヌリヌリ
こんなところに長居は無用
(といっても50分はいたが・・)
12時7分、いざ山を降りん!
これから咲くのかな、イワカガミ
ガスがひいてきた
鉄塔を追ってすすめ
先は長い、のんびりいくべさ
13時43分、面谷への分岐を越え
人気のまったくない世界へ
こんな道だったっけ?
鉄塔が見えてほっとする
はいはい、こんな道だったよねー
登って降りてのくりかえし
標高があまり変わらない
晴れてきた
飽きてきた
鈴の効果だろう
動物の気配がまったくしない一日
それはそれで物足らないよーな
あの鉄塔の先から急降下だ
落ち葉の下に隠れてた枝に
右足がすっぽりはまってダーーン・・
やっちまったが大丈夫でした
16時9分、林道に下りた
藤の花があちこちに
16時19分、クルマに到着
歩いた距離は20.42kmでした
尾根を黙々と歩くというのはたいくつなものです
晴れればさぞ喉が乾くだろうと水等2.5リットル準備しましたが
山頂付近は寒いくらい
結局調理を含めても1リットルで済みました
帰りは伊勢峠を越えてみようかと考えましたが
(たぶん20年以上通っていない)
去年リニューアルした「平成の湯」に入るのもいいなあと今回は断念
その平成の湯
建物は立派になって
料金が100円上がって
浴室が明るく広くなって
サウナが付いて
露天風呂がちっちゃくなって
・・・・・・・
サウナ嫌い・露天風呂好きのわしは幻滅でしたわ〜
上小池から別山へ
いつもながらに決定は前日の夜
「コンパス」から登山届を提出
緊急時連絡先は長男のスマホ
たぶん家族で一番パニックに強いと思うのだが?
5月8日(日)晴れ
4時5分起床
5時40分、上小池駐車場に到着
すでに9台停まってる
6時4分、出発
6時20分、三ノ峰登山口
6時35分、山腰邸跡
7時21分、六本桧
剣ヶ岩への上り
いつもこの辺りから辛くなるのだけど
今は平気だ
避難小屋目前にしてようやく雪
雪渓の向こうに御嶽山
9時17分、休憩なしで三ノ峰に着いた
ビスケットをかじりながら先客と立ち話20分
別山へむかう
別山平の下で行き交った若者
別山直下の残雪が厳しいと聞いて引き返してきました・・
えーっ?
アイゼン持ってくるべきだったかなぁ
半信半疑ですすむとまた別の若者が
「別山行ってきましたよ」
彼の手にはピッケル
やっぱピッケルね〜
視線を落とすとサンダル!?
サンダルっすか?
サンダルっす!
「大丈夫ですよ!」の声に見送られて別山平
御手洗池は雪の下
確かにここから見る限り大丈夫そうだ
この先ほんとに厳しいのかね
ん? 着いてしまったけど
11時22分、別山着
一度も腰を下ろさずにここまで来たのは初めてだ
風もなくぽかぽか
食べてごろ寝
太陽に暈がかかってる
明日は雨か
12時27分、下山はじめ
なんだか今日は楽
13時27分、三ノ峰
避難小屋まで下りて
雪渓の頭に腰を下ろす
ペットボトルを雪に埋めて休憩
13時50分、出発
ちょっと右膝の調子が悪くなったけど
すぐに回復
ここで立ち止まって水を飲む
14時53分、六本桧
15時20分、山腰邸跡
新緑が気持ち良い
15時32分、登山口
15時52分、上小池駐車場に到着
これまでの別山行でいちばん楽だったように思う
休憩しないでぼちぼち歩いたのが良かったか
荷物も軽かったし
暑からず寒からずというのも効いていたろう