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チブリからチベットへ?

11月23日(日)朝のうち小雨のち晴れ
一泊できればダメもとで白山へ出かけてみただろう
そうもいかなくって別山に向かった

4時に目覚ましがなった
ん〜もう30分延長
けど結局眠れなかった

6時20分頃かな、市ノ瀬の駐車場に着
すでに十数台のクルマが停まっている、へー

6時43分、出発
ストック、スノーシュー、アイゼン、ピッケル、全部持ちだ
猿壁から山に入っていくとポツリポツリ
うわっ、天気予報当たってる
葉っぱのない森では仕方ない、ジャケットを着る
少しづつ雪が増えてくる



 

9時17分、白山が見えた
市ノ瀬から4.5km地点
天気予報より早い回復

そこそこの人が山に入ってるはずなのに
トレースから窺えるのは自分の他ひとり?



避難小屋手前で下山中の女性ふたりに会った
誰もいなくって心細いので小屋でまったり休んで引き返したのだそう
服装からして今朝駐車場に着いた時に見かけた人たちだろう
あらためて己の足の遅さにがっくり・・

11時15分、避難小屋に到着
雪を溶かして昼メシ

12時2分、スノーシューを履いて出発
ここから先はMSRのスノーシューの跡ひとり分があるのみ
下山の跡がないから今もこの先に人がいるのだ
今日チブリ尾根に入ったのは4人だけか
その人と出会ったところが折り返し時かなー

もうとっくのとうに別山はあきらめているのだ
登山届けには下山時刻19時30分としておいたけど
帰りに温泉入りたいし
ヘッドランプの明かり頼りに雪山を千メートルも下りるなんて怖い

12時53分、うわっ はやくも下りてくる先行者と出会った
すらっとした若者だ
パワーも浮力もぼくとは桁違いだこりゃ

とにかく御舎利山の下まではいってみよう

し、しかし 若者のトレースを踏んで登ろうとするのだけど
雪が崩れて進めん
この浮力の差・・・がっくし

束ねたストックを水平に持って四つ足で登るのを思い出した
おっさんは地を這うように登るのさ





13時40分、2,070m付近、もうここらでよかろう
日が暮れる頃には水飲み場くらいまで下れるだろ

雪の上にマットを広げて休憩
アイゼンとピッケルはいらんかったなー
雪を溶かしてフリーズドライのおしるこを飲む、うま〜い
ポットにお湯とはちみつを足して

14時20分、帰りますか



白山に向かった人たち、頂上まで行けたのかな

14時58分、避難小屋前

もー背中で倒立してるピッケルが枝にひっかかるのだなー
痛ぇ〜小枝が顔に鞭打ってくるぅ
悪戦苦闘、下りも時間かかるな
尾根のおわりでスノーシューを脱ぐ
雪が少なくなるにつれペースアップ
水飲み場もすぎた

17時9分、ランプ点灯

17時18分、猿壁

17時35分、駐車場
残ってるクルマは数台だ

帰り道、白峰温泉総湯に寄る
風呂に入ったらかえってどっと疲れた

帰り道、ココイチに寄る
惰性で店に入り
惰性でカウンター席に座り
惰性でメニューをひらく
へ?なんか違うな
店のお兄ちゃんが舌っ足らずな早口で
ディナーセットの説明をする
あれ〜いつもの透かしっ屁なしゃべりの兄ちゃんじゃないな
店を見回す

疲れすぎて幻覚をみてるのかな?
トワイライトゾーンへ迷いこんだ?

ス、スタッフ全員インド人!?

ココイチはどこいったぁ〜ぁ




カレーもナンも生春巻きも美味かったのでよしとしよう
しかしこんな片田舎にナンで?

それにしてもなんでかなー
ここんとこ使わなかったのでヘソを曲げたのかな
GPSが変
電池がすぐになくなってしまう
家で電圧を測ってみれば残量たっぷりなのに
そんな寒くもなかったのに・・
こいつがないと雪山怖いよ








 





 

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