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がんばらない

3月19日(土)雨のちくもりのはずだった

注文していた60リットルのザックを遊山行から持ち帰り
用意していた諸々を詰め込んでみたら
あーれーパンパンじゃないかー
去年は40リットルにも満たないザックで行ってるのに?
納得できないまま出発
白峰風嵐のゲートに到着した頃にはすっかり日が暮れてしまった
夕方からくもりの予報だがときどき白いものが混じる細かな雨が・・

かまうものかいってまえー
折りたたみ自転車で出発したのが19時
漕ぐのがしんどいところは押し歩き
どーもほとんど押し歩き
市ノ瀬に着いたのは20時33分
今夜はここで寝よう
ビジターセンターの玄関先でジューッと晩飯
シュラフにもぐりこむものの
寒くて眠れない
布一枚あるかないかで大違いだな
シュラフシーツ追加と一枚着込んでなんとか凌げそう


3月20日(日)くもりのはずだった

午前2時、外で人の声
別当出合にむかってるようだ
信じらんな〜い

6時3分、人の声
げ、4時50分にアラームセットしてたのにー
寒くて眠れないはずが爆睡か・・





あわててもしょーがない
ラーメンを食って
6時58分、出発




市ノ瀬鉄橋のゲートは開いていた
橋を渡ると雪が




橋から少し上って自転車にさらば
すでに6台の自転車あり




ずーっとこんな感じ
今日も長靴で挑戦
軽いのはいいのだけど
がぼると足が抜けそうになる
ワカンをはいているけどけっこうがぼる




9時42分、ようやく別当出合




10時7分、怖くないといえば嘘になる
ワカンのまま渡る

ここまでの雪は去年の4月25日よりも少ない
意外にゆるくて歩きにくい

中飯場の少し下で休憩
林檎を齧って考える
目標は明日大汝峰で目覚めることだったけど
こりゃ無理
もー荷物が重くてたまらん
何キロあるんやろ?
標高が上がれば雪も締まってくるかもしれんし
甚之助小屋まではがんばろうか

12時、中飯場
また考える
どーにもしんどい
あ、そーいえば水曜にS君がインフルで40度の熱だしてた
でこに手をあててみる
熱い!
そりゃ運動してるんだから当たり前だろ
しかし・・・

立ちつくしてかなり考える

中飯場なら40度の熱でも下りられる
かな?
あの吊り橋渡れるよね?

決めた
ここで泊まる
あしたのことはあした考えよう
熱がでないことを祈ろう

ショベルで雪かきはじめると体がだるい
ほんに大丈夫かいな

ツェルトに潜り込むと日が射した
昼寝ができるなと思ったら
まさかの雨に・・寒い




気圧はじりじり下がってる
ラジオを忘れた
天気予報はどうなってるんだろ
明日ほんとに晴れるの?

ツェルト内は6℃
じっとしてるとかなり寒い
細かな雨があがっておしっこに出れたのが17時
外は濃いガスに包まれている
甚之助小屋へ向かわなくて良かった

米を炊いて
こてっちゃんもどきを焼いて
腹いっぱいになって
寝る


3月21日(月)晴れの予報だった

5時40分、外で人の声
スキーヤーがもう滑り降りてる!
すごいわー、貪欲な人たちやなー
自分にないのがこの「貪欲さ」なんやなぁ
なにやってもほどほど
「こんなもんかなー」って
きっと死ぬときも「こんなもんかなぁ」
なんて思うんやろなぁ

それにしてもツェルトがどんな状態なんか?
雪で潰れそうになってたり・・
まあ心配してもしょーがない
真っ暗なシュラフの中でじーっとおしっこ我慢

6時、シュラフから顔をだしてギョッ
天井が真っ白!?
霜だ



這い出しておしっこ
雪は数ミリほど降っただけ




しかしなんかいろいろいっぱいあるな
これでは緊急時にとっとと逃げられない




いちおうやっぱ氷点下なんだ
バリバリ




あしたの仕事のことを考えると
頂上に向かう気にはなれず
あっさりと帰ることに




一方通行の分岐
ほんとに雪が少ない




きのうは気がつかなかった注意書き
観光新道は稜線にでるまでに雪崩の危険があるのでは?




頂上にいてもご来光は見れなかったな
まあまた来るさ




あ、ワカンのベルトが切れた
中飯場でやめといて良かったんだな

しかしそれにしても体調は良好・・・やがな


11時31分、風嵐に到着

家に帰ってザックの重さを量ってみると
食い尽くした分を足しても16キロあるかないか
重いけどもこれくらい担げないと縦走はできないでしょ

いろいろ課題をもらった山行になったなぁ












 






 

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