日本のブータンに住んでます
あした晴れるか
南アルプスは深かった
またまたKobaさんからのお誘いで、お盆休みは南アルプスへ行くことになった・・
その計画は、山梨県早川町奈良田温泉にクルマを置いてバスで登山口へ
行けるところまで行ってテント泊
翌朝、転付(でんつく)峠を越えて
二軒小屋へ下り、蝙蝠(こうもり)尾根を登り
この日は徳右衛門岳あたりで泊る
翌日、蝙蝠岳を経て塩見岳
戻って北荒川岳、新蛇抜山、安倍荒倉岳と縦走して熊ノ平小屋で泊り
そして間ノ岳、北岳、小太郎山、戻って広河原へ下りる
という南アルプス初心者のわしにはなんやようわからん
その後、地図を見れば見るほどに「わしには無理でない?」
と不安が膨らんでいく~
そのうえ参加希望していたKossiさんとMotさんが行けないことに・・・
あわわ、結果メンバーはKobaさんとわしふたりだけ
「こんなやつ誘わんとけばよかったー」となるのは必定
ごめんね。
8月13日(日)5時、福井北インターに集合、出発!
中央自動車道~中部横断自動車道
混んではいたものの割にスムースに進行
12時半には奈良田温泉の無料駐車場に着いた
天気が芳しくないせいか駐車場も空いている
奈良田のバス停に到着
Kobaさんはさっそくおねーちゃんに話しかけている
13時50分、出発進行ーっ
転付(でんつく)峠入口バス停までの所要時間は19分
運賃200円+荷物分200円
「転付峠までは迷いやすいから気をつけてねー」と気さくな運転手さん
大丈夫かなぁ~
リニア新幹線のトンネル工事現場を通過
きょうのザックは18キロ
わし、すでにもうアカン・・
15時33分、いよいよ本格的に登らねば
今回、Kobaさんが間抜けな姿をいっぱい撮ってくれた
16時2分、八丁峠の急坂がはじまる
17時15分、渡渉
もー堪忍してーっ
17時26分、さっきのへっぴり腰渡渉でいっきに精神崩壊・・・
17時43分、もうあきませんわ
保利沢小屋(東京電力の無人の発電施設、利用不可)までは行きたかったけど・・
18時8分、沢の上に泊まれそうな場所発見
もうここで泊まりましょーよー
各自シェルターを組んでると雨が降り出した
ぎりぎりセーフ!
先日Kobaさんとお揃いで買ったモンベルのシェルター
もうどえりゃー結露~
おまけにわしの場合は向きが悪かったのか
換気口から雨がポタリポタリ
衣服が汗でびっしょりなうえ、シュラフカバーを持ってこなかった
先のこと考えるとシュラフは濡らしたくないし
あきらめてレインウェアを着て寝た
8月14日(月)5時起床、雨はあがっていた
ラジオの天気予報は、やはり芳しくない
不吉な夢で目覚めた・・からだが震えていた(低体温症の初期)
潰れた食パンをフライパンで焼いてケーキシロップを塗って
Kobaさんの淹れてくれたコーヒーで朝食
7時3分、出発するとあっというまに保利沢小屋
ゆうべは暗くて見えなかったのだな
テント張るにはこちらが適
7時36分、渡渉
これより転付峠への上り
9時43分、転付峠下の水場
冷たくっておいしぃー
10時13分、よーやく転付峠
もう余は満足じゃ、かえろーかえろーかえりたい
いまのとこ戻るんけ?
ムリムリ、ぜったいムリ
・・・・・・・
Kobaさんも考えた
こんなやつ連れて3000m峰縦走は無理やで
そのうえこの先ずーっと天気がわるい
おお、一瞬下の川が見えた
・・・・・
二軒小屋へ下りるのやめよう
賛成ーっ
笹山へ行って明日下山しよう
賛成ーっ
北へ向かって15分歩いたところでKobaさん気が変わった
南の笊ヶ岳へ行って布引山から下りようさ
よくわからんけど賛成ーっ
18キロのザック、2日目、足が前へ出ません
南アルプスっぽい光景だそうです
どこまでも森の中
地面は湿ってキノコだらけだす
稀にアイタケが・・食えるけど
14時45分、ここはどこ?
こんな調子ではとっても笊ヶ岳までいけんなぁ
わしもそう思う
15時11分、生木割山(なまきわりやま、そのまんまやんか)
なぜかCATVの設備が?
15時39分、ふぉぉぉ~大崩落
16時22分、水場の上
本日はここまで!
Kobaさんが往復45分かけて水を汲んできてくれた
食後のコーヒー
この晩は結露もなくシュラフに潜って爆睡?してたそう
8月15日(火)、4時起床
5時5分、出発
わての皮算用では布引山まで3時間、登山口まで5時間、バンザーイ?
5時53分、椹島(さわらじま)の分岐
6時34分、笊ヶ岳
右が山梨県、左が静岡県
あーとうとう雨が降り出した
富士山がこんなふうに見える
ようやく山に登った気分
きのうもおとといも展望がなかった・・
7時47分、布引山
ここからが急な急な長い長い下り
今回の山行で一番きつかったところだ
塗れた石と根っこでどれだけ転んだか
この間の写真はいっさいなし
11時30分、広河原
ようやく長い急坂から開放された
11時37分、渡渉
12時6分、崩落個所通過
12時21分、高ーくてゆらゆらのつり橋
ひとりづつ慎重に渡る
写真がないのだけど、素晴らしい渓谷を1時間歩く
さらに林道をてくてく歩いて
13時29分、硯島(すずりしま)郵便局前にたどり着いた
もー歩けません
郵便局のおじさんに「ここはどこでしょー」と間抜けな質問
ちかくにバス停などはなく、タクシーを呼ぶしかないと・・
電話をして10分ほどでタクシーが来た