先日のブログ「自然の神秘を満喫」の続編になる。
白木峰高原で自然の神秘を満喫し、
帰路立ち寄った祐徳稲荷神社での出来事である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/cb/831c7371aa803d14cfead804da0a9996.jpg)
楼門に足を踏み入れた途端、
頭上からオルゴールのような音色が降りてきた。
見上げると長さを違えた六本の金属管による風鈴が、
そよ風に揺らいでいた。
ところが、楼門を踏み出したら
今度は音がぴたっと止まってしまった。
つまり風鈴が鳴ったのは、楼門に留まっていた、
ほんのわずかな時間だけだった。
気のせいか。いや、確かにそうだ。
なにがしかの作為、さっとそんな感じさえよぎった。
短冊には表に『無病息災』、
裏に『一日も早い終息をお祈り致します』とある。
ひょっとすると神様が、毎年入院・手術を繰り返している
我が身を案じて下さってのことなのか。
首をかしげながらも、心の中はほっこりさせ駐車場へ向かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/f4/c9bd51bd36ee4509d332f85ba2132dc6.jpg)
「さて、帰るとするか」車のドアを開けた。
すると、いきなり黒いトンボが飛び込んできたのである。
一般に『ハグロトンボ』と呼ばれているものらしい。
念のため、ネットで検索してみて驚いた。
何と『神様トンボ』とも言われているらしい。
最初は車中をせわしなく飛び回っていたが、
しばらくすると人に慣れたのか指先に止まるようになった。
そして羽を閉じたり開いたりする。
その様子が、まるで神様が
祈りを捧げているかのように見える、というのである。
さらに驚くことに、このトンボを神社で見たら、
それは神様が歓迎・激励してくださっている
サインだと思いなさい、とある。
無下にはできない。「家にお連れしようと思いますので、
そこらでお休みしていてください」そう思いながら家路を急いだが、
家に着いたらいつの間にか姿を消されていた。
ドア、窓はしっかり閉めていたはずなのだが……。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/ef/5843ad2baba24a6bde2f0a311f0c4578.jpg)
白木峰高原のショーから始まり、
風鈴、ハグロトンボへと魔法にかかったような一日であった。
言い伝えのように、幸運が訪れてくれるだろうか。
どのような幸運でも良いから。
きっといいことがやってきますよ。
風鈴の音といい、神様トンボといい、Toshiさん目がけてやってきたのですね。