私は子供時代に「畳の縁を踏むな」と躾けられましたが、その理由までは知りませんでした。先日テレビで「昔は畳の縁に家紋が描かれていた。家紋を踏んではいけないでしょう」と礼法の先生が言っていた、と家内が教えてくれました。今どき家紋が入っている畳なんかどこが使っているんだろう、と私は思いましたが、家内が訪問した茶道の家元の家では、しっかり家紋が入っていたそうです。あら、やっぱりあるんだ。
ただ、踏まなければ跨いでも良いんですかね? それもけっこう失礼な気がするのですが。
【ただいま読書中】『ものすごくおおきなプリンのうえで』二宮由紀子 文、中新井純子 絵、教育画劇、2010年、1300円(税別)
「体が潜り込めるくらい巨大なお菓子」は、子供の夢の一つですが、本書はそれと縄跳びを組み合わせて楽しくぴょんぴょんしてしまう絵本です。
まずは「ものすごくおおきなプリン」。難点は「ゆれること」。
「ものすごく大きなホットケーキ」は? バターで足が滑るし、メープルシロップが服につきます。
「ものすごくおおきなショートケーキ」は? 「ものすごくおおきくてカチンコチンのアイスクリーム」では? それぞれ難点があります。
安全そうなのは、「ものすごくおおきなビスケット」か、あるいは…… いやいや、最後のがちゃんと最初のプリンにつながっていくのが笑えます。いやあ、楽しい絵本でした。