The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

山芋、アボガドそして海老のコラボ・・・

2007-09-16 20:17:10 | キュイジーヌ
これは正しく、今回のキュイジーヌの会の一品!
詳しく説明致しますと、まずはミルフィーユの底の部分は揚げた山芋、
そしてアボガドを乗せまして、その上に海老がおおいます。

三種のビネガーとアンデスの岩塩、それに生クリームとオリーブオイルの味付け、
盛り付けはセルクルにて整えて、頂上にグリーンアスパラとニュージーランド産のマイヤーレモンを載せて出来あがりです。
そして、回りの色付けとして、酢漬けのニンジンをちりばめれば完了!

これを99’フェレのプイイ・フュイッセ オー・クラッセと02’のマルケ州のヴェルデッキオに合わせました。
白の辛口とのマリアージュは抜群です!

どうして、こんなコラボを思い付いたか?シェフに聞いてみたい所です・・・

ルモアスネ、それはデジャブ?

2007-09-16 16:07:35 | ワイン
1981年に盛岡へ戻ってきまして、それ以来ワインを飲んでいます。
もちろん、その頃はまだ20代・・・
独身でもありました。

どうゆうわけか、そのワインを飲んでいて、昔を思い出す銘柄ってありますよね・・・
その一つが、ブルゴーニュのネゴシアンのルモアスネなんですね。

その昔、つまりワインを飲み始めの頃ですが、
いわゆる古酒を飲む機会ってそうそうなくて、
まあボルドーだったら70’パルメなんてものを御相伴にあずかる事もありましたが、
ブルゴーニュは皆無に近かったわけであります。

そんなある日、伝説のワイン会での事です。
確か49’??だったと思いますが・・・そのヴォーヌ・ロマネと、
53’(なんとマイ・バースデイでした!)のクロ・ヴージョを、
とうとう飲む事が出来たわけです。
その造り手が実はルモアスネだったんですね・・・

まあその時の感激と言ったら、筆舌に尽くし難いものでありまして、
トップノーズの甘酸っぱいガトーやチョコレート♪
数々のエキゾティックな香気に包まれて、もう大変!
それが今のこの状態になる一つの要因になったと言って過言ではありません。

さてそれから、幾度となくルモアスネを飲みましたが、
長い年月の間に、何時しかその素晴らしさを、記憶の彼方に追いやっていたんですね!

昨晩の『第23回 ワインとキュイジーヌの夕べ』に、
ルモアスネが久しぶりに登場致しました。それは

1992 Clos de la Roche Remoissenet Pere & Fils

それが、本当に素晴らしかった!

土の風味とミネラルを帯びて、セミドライの果実香はアジアンな香料と交わります。
僅かに感じるオレンジのニュアンス!滋養を想起させる熟ピノの香気はワイングラスのエッジから溢れんばかりです!
しっとりとした質感と、優しい酸味の広がりは熟成完了の証明!
これは正に、今が飲み頃のクロ・ド・ラ・ロッシュでしょう・・・

これだけ、楽しめる・・・
そして買える値段の熟ピノって、他にあるのでしょうか?

92’ルモアスネを飲みながら、そんなレトロな気分になりました。

PS:第23回の写真と報告はもう少しお待ち下さい!