The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2015 ラミディア ロッソ・カルボ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ

2018-08-28 23:12:33 | ワイン
『そのまんまH』という芸人がいるが、このワインもいわゆる『そのまんま』
何がそのまんまか?と聞かれれば、葡萄がそのまんま、すなわちダブルッツォのモンテプルチアーノの葡萄がそのまんまなのだ。

これはアル意味オドロキで、これだけ気持ちよくナチュールを意識できたワインもそうは無いだろう。



このワインは砂交じりの粘土石灰土壌に育つ樹齢40年のモンテプルチアーノで出来ている。
除梗なし、破砕なし、全房でマセラシオン・カルボニック。
セメントタンクで14日間の発酵をし、ピジャージュなし、ルモンタージュもなし。
醸し期間を入れれば3週間でワインは出来上がり。

そしてフレッシュなベリーの酸味丸出しの果実味タップリのワインに昇華する。
イチゴ、ラズベリー、赤いサクランボをマッシュして、そこにバラの花のアクセントがあり、塩気のオマケつきなのだ。

これだけ曝け出せるワインって、凄いですよね。
漏れ聞く話では、ここの造り手はジャン・フォアイヤールで研修しているとのこと。
なるほどね・・・

それにしても、いさぎよさに一票!
好いワインだと思う。