瞑想と精神世界

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脳梗塞、再び

2013年07月11日 | 断食・少食
6月29日(土)夕方3キロ程ジョギングをして入浴し、夕食時に軽くビールを飲んだ。その後少し足がふらつく感じがあった。その時は、あれ位のビールでふらつくのは体調のせいかなと思った。しかしそれが脳梗塞の前兆だった。夜中2回トイレに立った時も、ふらつきは続いていた。

翌日、朝起床して居間への階段を上った時もふらついた。そのことを妻に告げると看護師だった妻はすぐに簡単な脳梗塞のテストをしてくれた。両手を肩の高さに挙げると左腕が下がった。私はかなりためらったが妻の説得で救急車を呼んだ。日曜なので診察してもらうにはそうするほかなかった。

病院でのMRI検査で脳に9ミリ程の梗塞ありと判明し、即入院。点滴を始める。驚いたことに一晩たち(7月1日)、病院のベッドで目覚めると、左手足の麻痺があり、思うように上がらず一人で歩こうとすると転倒しそうな状態だった。左手も自分でうまく制御できなかった。

同日の朝、働いている高校に連絡を取る。5日と8日に自分の科目の試験があり、まだ未完成だったので病院にパソコンを持ち込み、完成したらメールで送ることを伝える。今後、採点から学期末の評価まですべて病院で行いメールで送ることになる。答案は息子が取りに行ってくれる。

7月2日(火)午前中再びMRI、脳と首の部分で併せて40分。その後、首と心臓のエコーを取る。心臓のエコーを取っていただいた年配の技師が面白い方で、ご自身が体重92キロから65キロへ半年で減量したという。私の脳梗塞については2回とも軽度というのは信じられないほどラッキーとのこと。

実は5年前に一度軽い脳梗塞を経験している。その時は右手の軽い麻痺と軽い言語麻痺があったが、冬休み中に5日入院しただけで職場も2日休んだだけですぐに教壇に立った。麻痺は1か月ほどでほぼ正常に戻った。脳梗塞は再発が多く、しかも2回目は重症になることが多いという。

脳梗塞が2回とも軽度だったにせよ3度目はそうとは限らない。何ものかによってもう一度だけチャンスが与えられたのだと理解し、今度こそは生活習慣や生き方自体の立直しをしようと真剣に考えている。まずは減量だ。私は入院前167センチ、72キロだったが65キロまで落としたい。


7月3日(水)両足で自分で立っていることは出来るが、一人で歩くことは困難な状態。左手は食事のお椀を何とか持てるがかなり不安定だ。ともあれ自分が教えている2科目分の試験問題を作らなければならない。左指はかなりゆっくりならキーボードを押せる状態。授業プリントをテスト用に改編して作成。

昼頃、リハビリを担当してくれる20代前半の理学療法士の女性が来てくれ、いよいよリハビリ開始だ。ここは救急病院でリハビリ専門ではないので一日2時間程だが、専門の方の懇切な指導を受けられるのはうれしい。また次男が理学療法の学生で毎日来て指導やマッサージをしてくれ有難い。

9月には脳梗塞前と変わらぬ状態で職場復帰するのが私の目標だ。そのためできることは何でもやろうと強く思った。自分でできるリハビリは時間と状況の許す限り全力でやるつもりだ。とりあえず左手足の関節や指の運動でベッド上等で出来る動作を試験問題作りなどの合間にできる限りやっている。

7月5日(金)担当の理学療法士の方が休みの場合は他のスタッフが来てくれる。理学療法士の指導に個性の違いがあって面白い。この日は、病室のある三階の廊下を、補助具を使って三周歩いた。自分が現段階でどれほど歩けるのか確認できてよかった。これだったら何とか普通に歩けるようになるぞと思った。

7月6日(土)昨日は私が右手に補助具(点滴棒)を持ち左手を理学療法士に支えられて歩いたが、今日は補助具のみだ。小股に、かかとからつま先へ順に踏んで、膝を突っ張らず柔らかく。指導されたことを守ると、かなり滑らかに歩けるようになるのを感じる。急速な回復を理学療法士の方々も驚いていた。

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