7月7日(日)今日はリハビリ指導なしなので自主トレのメニューをいただいた。採点関係の仕事に疲れるとベッドに横になり静かにできるメニュー(息子に指示されたものや自分独自のも含む)から始め少しきついものに移っていく。ベッドに腰掛けて行うものもある。終わるとまたパソコンに向かう繰り返し。
今日は七夕なので病院の昼のメニューもそれにちなんだ心のこもった料理。病室で一人である程度時間をかけて食べれるので、できるだけ雑念を追わず食べる動作やゆっくり噛むこと、飲み込むことなどに集中して食事をしている。原始仏教の流れをくむヴィパッサナー瞑想では食事瞑想が重視される。
リハビリも一つ一つの動きをゆっくり筋肉の動きなど確認しながら、あるいは動きを見ながら行うことが重視される。それが脳との回路をつなげるのに重要らしい。つまり他のことを考えずに集中してそれぞれの動作を行う。ヴィパッサナー瞑想でも一つ一つの動作をゆっくり確認しながら行う。
食事はヴィパッサナー瞑想の要領で一つ一つの動作に気づきを入れてゆっくり行う。食後もしばらく各動作に気づきを入れ続ける。たとえばお盆をテーブルからベッドの脇へ移す時、腹の筋肉に力が入る。「腹」と言葉で確認しその動きに気づく。使う筋肉の動きを意識するのがリハビリでも重要だ。
結局ヴィパッサナー瞑想は、意識を100%クリアに保つ訓練なのだ。色々な思いがほとんど無意識に流れていったり、日常の主動作を無自覚に行うのではなく、ひとつひとつに完璧な気づきを入れることを目指す。これはリハビリにおいて自分の動作をひとつひとつゆっくり確認しながら行うのと重なる。
父も脳梗塞で麻痺はかなり重く、外出は車椅子だった。しかし再発はなかった。私もそれを見ていたせいか再発はないだろうという思いがどこかにあった。薬を飲んでいれば大丈夫だろうと、生活習慣を顧みることがなくなっていた。しかしこれからは再発を意識し徹底的に食と生き方を変えていく覚悟だ。
もし三度目が起こったら、それは二度と普通の生活には戻れないということだと覚悟している。だから三度目を起こさないため生活パターンのすべてを変えていかなければならない。食事の量、質、運動‥‥。体重を今より7~8キロ落とし、血圧も下げる。ヨガやゆる体操や気功の再開、そして瞑想。
7月8日(月)午後、作業療法士の方が来てくれリハビリ。リハビリ室まで補助具も介添えも一切なしで歩く。ほとんど不安も感じなかった。しかし左足の機能回復は6~7割程度と感じる。足首を軸に甲を左右に動かすなどの動きは4割も回復していないか。
朝、校長から今夕行くと電話があった。リハビリが終わる頃、激しい雷雨の中を見舞いに来てくれた。校長としての部下への心遣いからなのは間違いないが、2学期以降大丈夫かという心配は多少あっただろう。だから私としては廊下を補助なしに元気に歩行する姿を偶然に見てもらえるのが、最も望ましいことだった。それが実現した。
実は、3時になっても答案が届かず少しイライラしながら病室で待っていた。その時、作業療法士の方がリハビリに迎えに来てくれたが、4時に時間を変更してもらった。3時半に答案が届き、4時前からリハビリ開始。ちょうど終わった頃に校長が訪れ、彼が廊下で待っているところへ私は「颯爽と」近づき病室へ案内できた。まさにグッド・タイミングで一人で歩く姿を校長に見てもらえたわけだ。
6月30日の日曜日、看護師だった妻が簡単なテストで脳梗塞と判断しすぐに入院していなければ症状はもっと重かったろう。長男がフリーの立場にあり答案の受取り受渡しなどしてくれなければかなり厳しい状況だった。次男が就職前で比較的時間があり、毎日来て専門家としてマッサージやアドバイスをくれる。
脳梗塞しないに越したことはないが、その後の様々なことは順調に回っている。これをキッカケに本気で自分の生活パターンや生き方を変えるよう誰かが計らってくれたのだと考えて、本当に実行しないていかなければ。むしろそのように仕向けられたのかもしれない。
今回の脳梗塞についてかなり肯定的に捉えている自分に少し驚いている。一般に病気を肯定的に捉えることはかなり難しい。しかし否定的に捉えるほど、自己治癒力も発揮されにくくなる。私の場合は麻痺が軽度だったこともあり、生き方の立て直しのチャンスが与えられた。
7月9日(火)昨日の午後3時過ぎに自分の科目の試験の答案が届いてからは、ひたすら採点。今日も朝5時半から採点。ちょっと疲れたら軽くリハビリ運動をするが、採点が始まってからの運動は少ない。その分、足が固まっていくような不安が少し。リハビリ室への往復でも昨日より若干ふらつきあり。
7月11日(木)昨日、成績処理関係の仕事もほぼ終わり病室でインターネットに接続できる環境になった。それでリハビリとインターネットを交互にしている。ただこれまでウェッブでだらだらと時間を使ってしまう傾向があった。これからはウェッブ上でやることのメリハリをつける。これも重要な生活の立て直しだ。
歩行時の左足の動きは一昨日よりかなりスムーズになり、不安も少なくなっている。ツイッタ―で何人かの人が励ましの言葉をくださったのも励みになっている。この調子でリハビリを続けていきたい。
今日は七夕なので病院の昼のメニューもそれにちなんだ心のこもった料理。病室で一人である程度時間をかけて食べれるので、できるだけ雑念を追わず食べる動作やゆっくり噛むこと、飲み込むことなどに集中して食事をしている。原始仏教の流れをくむヴィパッサナー瞑想では食事瞑想が重視される。
リハビリも一つ一つの動きをゆっくり筋肉の動きなど確認しながら、あるいは動きを見ながら行うことが重視される。それが脳との回路をつなげるのに重要らしい。つまり他のことを考えずに集中してそれぞれの動作を行う。ヴィパッサナー瞑想でも一つ一つの動作をゆっくり確認しながら行う。
食事はヴィパッサナー瞑想の要領で一つ一つの動作に気づきを入れてゆっくり行う。食後もしばらく各動作に気づきを入れ続ける。たとえばお盆をテーブルからベッドの脇へ移す時、腹の筋肉に力が入る。「腹」と言葉で確認しその動きに気づく。使う筋肉の動きを意識するのがリハビリでも重要だ。
結局ヴィパッサナー瞑想は、意識を100%クリアに保つ訓練なのだ。色々な思いがほとんど無意識に流れていったり、日常の主動作を無自覚に行うのではなく、ひとつひとつに完璧な気づきを入れることを目指す。これはリハビリにおいて自分の動作をひとつひとつゆっくり確認しながら行うのと重なる。
父も脳梗塞で麻痺はかなり重く、外出は車椅子だった。しかし再発はなかった。私もそれを見ていたせいか再発はないだろうという思いがどこかにあった。薬を飲んでいれば大丈夫だろうと、生活習慣を顧みることがなくなっていた。しかしこれからは再発を意識し徹底的に食と生き方を変えていく覚悟だ。
もし三度目が起こったら、それは二度と普通の生活には戻れないということだと覚悟している。だから三度目を起こさないため生活パターンのすべてを変えていかなければならない。食事の量、質、運動‥‥。体重を今より7~8キロ落とし、血圧も下げる。ヨガやゆる体操や気功の再開、そして瞑想。
7月8日(月)午後、作業療法士の方が来てくれリハビリ。リハビリ室まで補助具も介添えも一切なしで歩く。ほとんど不安も感じなかった。しかし左足の機能回復は6~7割程度と感じる。足首を軸に甲を左右に動かすなどの動きは4割も回復していないか。
朝、校長から今夕行くと電話があった。リハビリが終わる頃、激しい雷雨の中を見舞いに来てくれた。校長としての部下への心遣いからなのは間違いないが、2学期以降大丈夫かという心配は多少あっただろう。だから私としては廊下を補助なしに元気に歩行する姿を偶然に見てもらえるのが、最も望ましいことだった。それが実現した。
実は、3時になっても答案が届かず少しイライラしながら病室で待っていた。その時、作業療法士の方がリハビリに迎えに来てくれたが、4時に時間を変更してもらった。3時半に答案が届き、4時前からリハビリ開始。ちょうど終わった頃に校長が訪れ、彼が廊下で待っているところへ私は「颯爽と」近づき病室へ案内できた。まさにグッド・タイミングで一人で歩く姿を校長に見てもらえたわけだ。
6月30日の日曜日、看護師だった妻が簡単なテストで脳梗塞と判断しすぐに入院していなければ症状はもっと重かったろう。長男がフリーの立場にあり答案の受取り受渡しなどしてくれなければかなり厳しい状況だった。次男が就職前で比較的時間があり、毎日来て専門家としてマッサージやアドバイスをくれる。
脳梗塞しないに越したことはないが、その後の様々なことは順調に回っている。これをキッカケに本気で自分の生活パターンや生き方を変えるよう誰かが計らってくれたのだと考えて、本当に実行しないていかなければ。むしろそのように仕向けられたのかもしれない。
今回の脳梗塞についてかなり肯定的に捉えている自分に少し驚いている。一般に病気を肯定的に捉えることはかなり難しい。しかし否定的に捉えるほど、自己治癒力も発揮されにくくなる。私の場合は麻痺が軽度だったこともあり、生き方の立て直しのチャンスが与えられた。
7月9日(火)昨日の午後3時過ぎに自分の科目の試験の答案が届いてからは、ひたすら採点。今日も朝5時半から採点。ちょっと疲れたら軽くリハビリ運動をするが、採点が始まってからの運動は少ない。その分、足が固まっていくような不安が少し。リハビリ室への往復でも昨日より若干ふらつきあり。
7月11日(木)昨日、成績処理関係の仕事もほぼ終わり病室でインターネットに接続できる環境になった。それでリハビリとインターネットを交互にしている。ただこれまでウェッブでだらだらと時間を使ってしまう傾向があった。これからはウェッブ上でやることのメリハリをつける。これも重要な生活の立て直しだ。
歩行時の左足の動きは一昨日よりかなりスムーズになり、不安も少なくなっている。ツイッタ―で何人かの人が励ましの言葉をくださったのも励みになっている。この調子でリハビリを続けていきたい。