自発動気功をやっていると、その途中でしばしば「ゆる体操」的な動きが出てきて、そちらをしばらく続けてから本格的な気功に入ることがある。気功をやる前にまず体をゆるめろと言われれいるようだ。昨日書いたように、これまで行ってきたいろいろなことを、それぞれがつながり全体として相乗的な効果がでるように工夫せよというのが、新しい私のテーマとなった。それでゆる体操も本格的に復習しておこうと思った。
私が最初に読んだのは、「「ゆる」身体・脳革命 不可能を可能に変える27の実証 (講談社+α新書)」だった。この本については短評しか書いていないが、その中で「高岡英夫氏の理論は、気功やヨーガその他、体を動かす東洋的な行法においてきわめて画期的で、今後、この方面における中心的な役割を果たす理論かもしれない」とまで言っているから、相当に高く評価していたのだなと私自身が驚く。再読しなくては!
以下に、かつて書いた別の本の書評を掲げておいた。「これは『本物』だという、強烈な印象がある。」と書いているのでわかる通り、そうとう入れ込んでいた時期がある。そのころの日記を見ると、ゆる体操をするようになって肩こりが治ったと書いてある。今は、かなり肩こりがあるので、ますますゆる体操を復活する気になった。
◆「体をゆるめる」と必ず健康になる―心と体が若返る究極のリラクゼーション「ゆる体操」
高岡英夫の「ゆる体操」の実践編である。「ゆる体操」の考え方の簡潔な紹介と、イラストを使った分かりやすい実践編と、症状別プログラムとに分かれる。
体をゆらしたりしてゆるめること自体は、誰でもときどき行うが、ゆらしてゆるめることの意味を体系的な理論と実践法としてまとめたことの意義は大きい。こんなにかんたんなことでも継続すれば、からだにそんな大きな変化が訪れるのかと、納得できる。誰でもどこでもかんたんにでき、継続しやすいことのメリットも大きい。少しやってみれば、からだにどんな作用を及ぼすが誰でも体感できる。この本を読んで改めてなるほどと思ったことを箇条書きする。
☆体のパーツの緊密な連結をときはなち、剛構造を柔構造に変えていく。そのためには体をゆすって、ゆらして、ゆるませるのがもっともよい。
☆ゆすって、ゆらして、ゆるめていく、このサイクルを何度もくり返しているうちに、体が徐々にゆるむ。ゆるめばそれだけ、ゆすりやすくもなり、さらにゆれやすくなて、各パーツの連結がどんどんゆるめられていく。
☆ゆっくり温泉に入ったり、マッサージを受けたりすれば心身がリラックスするが、その状態は長くは続かない。ゆる体操は、自分の脳神経の働きによって体をほぐしたり、ゆるめたりするので、自分の脳神経の側から体をゆるめるテクニックが身につく。ゆる体操で、自分の体を感じながらくり返しゆるませていると、自分の体の筋肉から来る情報に対して閾値(機能的境界)が変わる。
◆人生、ゆるむが勝ち
この本は、ゆる体操の人生への応用編といった本だ。ゆる体操によるゆるみが、私たちの実生活を円滑化させ充実させるためにも、どれほど大切なことであるかが、いくつかの印象的なエピソードとともに語られている。
「‥‥ゆする、ゆれる、ゆるむということを意識して、ゆすり方や気持ちの持ち方を工夫していくと、ゆする、ゆれる、ゆるむが、ぐるぐるとサイクル状になって回っていく。お互いに次々に影響し合い、らせん階段を上っていくようにどんどんいい状態になって、各パーツの連結が解放されていくことに気がついたのです。」
これは、同著者の『「余分な力」を抜けば、人生が変わる!』(三笠書房、2003年)の方からの引用だが、らせん状にゆるんでいくという感じが、ゆる体操を始めたばかりの私にも、何となく実感できる。このように自分でやってみての体感からも、本を読んで受ける直感からも、ゆる体操という理論と方法が、これからますます重要な意味をもってくるのではないかと感じる。これは「本物」だという、強烈な印象がある。
心が固まれば、体も固まる。体がゆるめば、心もゆるむ。これは、常識ないし生活の知恵としては誰もが知っている。しかし、その関係を科学的な姿勢で探究し、からだをゆるめる効果的な方法を確立したところに著者の画期的な業績がある。体がゆるむと、自律神経やホルモンの状態が改善し、精神が安定して頭脳が冴え、発想力までものが高まってくる。つまり、リラックスしながら集中力が高まってくるのだという。
私自身、ゆる体操は毎日続けている。そのためか、あるいは週末断食のためか、肩こりが軽くなってきたようだ。パソコンに向かっていてちょっと眠くなったときに立ってゆる体操を行い、交感神経を軽く刺激すると効果的だ。床についてからの「寝ゆる」はもちろん毎日続けている。実は「統一棒」も購入した。しかし、これを用いたトレーニングはまだ行っていない。そのうちこり出すかも知れない。
私が最初に読んだのは、「「ゆる」身体・脳革命 不可能を可能に変える27の実証 (講談社+α新書)」だった。この本については短評しか書いていないが、その中で「高岡英夫氏の理論は、気功やヨーガその他、体を動かす東洋的な行法においてきわめて画期的で、今後、この方面における中心的な役割を果たす理論かもしれない」とまで言っているから、相当に高く評価していたのだなと私自身が驚く。再読しなくては!
以下に、かつて書いた別の本の書評を掲げておいた。「これは『本物』だという、強烈な印象がある。」と書いているのでわかる通り、そうとう入れ込んでいた時期がある。そのころの日記を見ると、ゆる体操をするようになって肩こりが治ったと書いてある。今は、かなり肩こりがあるので、ますますゆる体操を復活する気になった。
◆「体をゆるめる」と必ず健康になる―心と体が若返る究極のリラクゼーション「ゆる体操」
高岡英夫の「ゆる体操」の実践編である。「ゆる体操」の考え方の簡潔な紹介と、イラストを使った分かりやすい実践編と、症状別プログラムとに分かれる。
体をゆらしたりしてゆるめること自体は、誰でもときどき行うが、ゆらしてゆるめることの意味を体系的な理論と実践法としてまとめたことの意義は大きい。こんなにかんたんなことでも継続すれば、からだにそんな大きな変化が訪れるのかと、納得できる。誰でもどこでもかんたんにでき、継続しやすいことのメリットも大きい。少しやってみれば、からだにどんな作用を及ぼすが誰でも体感できる。この本を読んで改めてなるほどと思ったことを箇条書きする。
☆体のパーツの緊密な連結をときはなち、剛構造を柔構造に変えていく。そのためには体をゆすって、ゆらして、ゆるませるのがもっともよい。
☆ゆすって、ゆらして、ゆるめていく、このサイクルを何度もくり返しているうちに、体が徐々にゆるむ。ゆるめばそれだけ、ゆすりやすくもなり、さらにゆれやすくなて、各パーツの連結がどんどんゆるめられていく。
☆ゆっくり温泉に入ったり、マッサージを受けたりすれば心身がリラックスするが、その状態は長くは続かない。ゆる体操は、自分の脳神経の働きによって体をほぐしたり、ゆるめたりするので、自分の脳神経の側から体をゆるめるテクニックが身につく。ゆる体操で、自分の体を感じながらくり返しゆるませていると、自分の体の筋肉から来る情報に対して閾値(機能的境界)が変わる。
◆人生、ゆるむが勝ち
この本は、ゆる体操の人生への応用編といった本だ。ゆる体操によるゆるみが、私たちの実生活を円滑化させ充実させるためにも、どれほど大切なことであるかが、いくつかの印象的なエピソードとともに語られている。
「‥‥ゆする、ゆれる、ゆるむということを意識して、ゆすり方や気持ちの持ち方を工夫していくと、ゆする、ゆれる、ゆるむが、ぐるぐるとサイクル状になって回っていく。お互いに次々に影響し合い、らせん階段を上っていくようにどんどんいい状態になって、各パーツの連結が解放されていくことに気がついたのです。」
これは、同著者の『「余分な力」を抜けば、人生が変わる!』(三笠書房、2003年)の方からの引用だが、らせん状にゆるんでいくという感じが、ゆる体操を始めたばかりの私にも、何となく実感できる。このように自分でやってみての体感からも、本を読んで受ける直感からも、ゆる体操という理論と方法が、これからますます重要な意味をもってくるのではないかと感じる。これは「本物」だという、強烈な印象がある。
心が固まれば、体も固まる。体がゆるめば、心もゆるむ。これは、常識ないし生活の知恵としては誰もが知っている。しかし、その関係を科学的な姿勢で探究し、からだをゆるめる効果的な方法を確立したところに著者の画期的な業績がある。体がゆるむと、自律神経やホルモンの状態が改善し、精神が安定して頭脳が冴え、発想力までものが高まってくる。つまり、リラックスしながら集中力が高まってくるのだという。
私自身、ゆる体操は毎日続けている。そのためか、あるいは週末断食のためか、肩こりが軽くなってきたようだ。パソコンに向かっていてちょっと眠くなったときに立ってゆる体操を行い、交感神経を軽く刺激すると効果的だ。床についてからの「寝ゆる」はもちろん毎日続けている。実は「統一棒」も購入した。しかし、これを用いたトレーニングはまだ行っていない。そのうちこり出すかも知れない。