OXA OXA OXA サハリン・オハ市 ネクラソフカ村便り Ⅰ

　樺太犬と犬そり使いの物語動画をUPしました。 当、ブログ　ブックマークからご覧になれます。

　樺太犬とセルゲイさんの物語

　セルゲイ・リュービフさんは、漁業を営んでいます。冬の間、自宅から4km程の海に出て氷下のコマイ漁をします。　捕獲した魚を犬ソリで自宅まで運びます。

毎年、厳冬期には海を犬ソリで渡り大陸の新たな犬の種と交配します。　犬たちはこの交配で健康な仔犬が誕生します。

　第一部

　http://www.youtube.com/watch?v=sLcjcMg_xh4

 　第二部

　http://www.youtube.com/watch?v=hY9o7MBiuTU

　北海道の友人と間宮海峡を犬ソリで往復しました。

途中でこんな光景を見ました。　冷凍コマイを結氷の海を渡り大陸へ運ぶ中、ソリが壊れてしまい動けなくなっています。　救助しょうと考えたが、さすがのリュービフさんも犬ソリでは御手上げでした。　　救われたのは犬たちでした。

犬使いの事を「カユルジン」とニブヒ語で言います。　サハリンマン

犬の歴史を詳しく解説しているブログです

http://profile.ameba.jp/wa500/

樺太犬を含む犬　眼からうろこの歴史的解明を明かしてくれています。

下記写真　日露戦争時の犬の活躍

サハリンマン

「下手な人間より」賢い犬に感謝します。

国境警備犬 特別訓練 サハリン発

　ロシアの領土を守る広大な国境が存在しています。
サハリン州も陸路での国境はありませんが、海路では膨大な国境線が現有しています。

　内務省FSBでは、国境警備に犬が投入される事になりました。
この警備犬の訓練がユジノサハリンスク市内の施設で行なわれています。

　訓練は、10日間の予定です。
　　　訓練に使用される防御服

　警備犬の配置で国境防衛の強化が望まれます。


　露中国境で大量のナマコの密輸が発覚

日本は基より北海道の防衛は大丈夫ですか。
　
ロシア沿海州の国境警備隊は、ロシアと中国の国境で400キログラムの乾燥ナマコと携帯電話の密輸を発見した。
インターファックス通信によれば、中国に向かう旅客バスのなかで今回の密輸品が発見されたという。
　55袋の乾燥ナマコが発見され、総重量は388キログラムに上っている。
そのような乾燥ナマコのためには9トン以上のナマコが必要となるが、現在極東では数の減少からナマコ漁が禁止されている。
またナマコのほかに、7箱の携帯電話が見つかり、その数は2000台に上っているという。現在捜査が行われている。

ハリンマン　　ソース　Sakh.com ロシアの声

探査犬 チャンピオン サハリン発

　昨年、紹介しましたサハリン犬が、「名犬」の栄誉を獲得しました。
　おめでとう。

　サハリン州税関の探査犬が極東ウラジオストクで開催された探査犬大会でチャンピオンになりました。

　ウラジオストクで 22 年 4 月に 18 から III 地域大会総合専門犬カップ東税関に合格しています。
全体のチーム選手権 13 チームの専門家の犬のハンドラーと犬と 26 でいた。
サハリン地域今年だった 2 名サービス犬: 犬部門 1 レベル専門家エフゲーニヤ ・ イワノワ ナタリア Shapovalova。

　5 つのステージで開催: 車として「8 つ演習の構成での服従」のステージ旅客、貨物の荷物部屋で麻薬を見つけるさらに日常的なタスク確認応答犬ショット。
税関深刻なかけがえのないヘルパー犬。訓練を受けた犬の日々 の責任では、麻薬、向精神物質や動物の誘導体、荷物部屋で車で検索します。

　それ自体ではそれらは、無理ですスキルを表示されません。
犬と犬のハンドラーのインストラクターがアーセナルで行動の規則的な練習の訓練のための多くの技術です。
サハリン税関部門・犬単位は、現在 7 犬で動作します。

По итогам состязаний немецкая овчарка по кличке Черри, закрепленная за специалистом 1 разряда кинологического отдела Евгенией Ивановой, стала победителем в номинации "Послушание", а также набрала 100 баллов из 100 возможных в номинации "Поиск в легковом транспорте", сообщает пресс-служба Сахалинской таможни.
　ソース　Sakh.com

サハリン犬の今後の活躍を期待しています。

古都の冬物語 「犬そり」 アレクサンドロフスク・サハリンスキー

　犬の記念碑


　サハリン「旧樺太」では、樺太犬の活躍が、歴史的観点からも大きく認知されています。　郵便・旅行者の送迎にも犬ソリは活躍していました。
特に古都　アレクサンドロフスク・サハリンスキーの冬場の輸送は、犬そりに頼っていました。

　人犬一体での行動は、厳冬の冬には命も失う事に繋がります。
近年、サハリンでは日本犬「特に秋田犬」が愛犬として飼われている傾向にあります。


サハリン北部ネクラソフカ村には、現在も犬ソリを使って作業をしている人がおります。　セルゲイ・リュービフさんです。
　この季節、セルゲイさんは結氷の間宮海峡を犬ソリで渡り新たな犬種を求めて大陸に行ってきます。その他　漁業者であるセルゲイさんは、魚の運搬に犬ソリを使います。

　サハリンマン　ソース　アレクサンドロフスク・サハリンスキー市　H・Phttp://aleksandrovsk.tfd.ru/




　この町は、文豪アントン・チェーホフも訪れ著書「サハリン島」でも取り上げられています。 http://aleksandrovsk.tfd.ru/

樺太犬 そり隊 アレクサンドロフスク市

本日の天気と気温
　ユジノサハリンスク市　はれ時々くもり　気温＋2℃
　アレクサンドロフスク・サハリンスキー市　晴れ時々くもり　気温－3℃
　市内には、残雪はありません。しかし、山岳部には雪があります。

　サハリンの古都　アレクサンドロフスク・サハリンスキー市　のHPから珍しい写真を発見しました。　

ロシアの文豪　アントン・チェーホフは、著書「サハリン島」で1890年当時アレクサンドロフスク村を中心に冬場は郵便・旅客の運搬に犬ソリが利用されていたと記述している。
中でも「ムガーチ村」には、7人の犬ソリ使いが活躍していたとの事です。

　1922年当時との事です。題名は「赤い橋」　1973年までこの橋はあったそうです。
　サハリンマン　
　写真・アレクサンドロフスカ市　HPより

アラスカ犬そりレース スタート (アイディタロッド・トレイル大会)

極寒の北極圏を1850kmを犬そりで走破する世界最大の犬そりレースが6日に開催された。


　アラスカ州都アンカレッジ市で開会式が行なわれ同市より北部112kmにある「ウイロウ市」から、同州北西部「ノーム市」間　1850kmのレースが6日スタートした。
昨年の優勝タイムは、8日23時間59分9秒でランス・マッキーさん(40歳)が獲得した。

　大会の優勝賞金は50300US$＋トラック1台が贈られる。
優勝賞金も日本円で500万円と少ない感じもする。
犬の輸送費・サポート隊・などなどの経費を考慮すると1000万円程度の設定も好いのではないか。
第一回大会は、1973年から始まっている。

　今回、62チームが参加している。
15日または16日に完走チームのゴールがみられる。
コースは、途中から(オファー市)から北・南コースに毎年交互に分けられている。1850kmは、直線で略　東京から沖縄県南部付近までと推定される。　
　サハリンマン

同大会参加資格
　新人マッシャーは、合計して805km以上の公式認定レースを2つ完走するか、過去5シーズンの内に1287km以上のレースを1つ完走し加えて483kmのレースを2シーズン以内に完走していなければならない。=参加規程=
となかなか厳しいものである。

樺太犬の散歩 北海道便り

　冬は樺太犬の出番です。
夕方・夜の散歩は短めです。30分から1時間程度です。
食事は1日1回で夕方に与えられます。

　この町内では、色々な犬種が飼われています。
小型犬ほど良く吠えます。
しかし、大型犬が接近すると「無言」に変身します。
この光景は、動物本来の生理学からきているものと考えます。

　樺太犬は、散歩中に色々な情景を観察しています。
雪原で風に揺れる木の葉・　吹雪で視界がなくても前進する判断力・　リーダー犬と勤労犬との相違点「犬の差別化」・　多角的な犬事情が散歩で発見されます。

　特にソリ犬のリーダー犬は、走行中に勤労犬が(手抜き・サボり・怠慢)など仕事をしていない犬(遅滞行為)に対しては、休憩時・帰還時、その働かない犬に対して威嚇(吠えたり・噛み付く)=もっと仕事をしてくれ=と注意を促します。
　威嚇された犬は、リーダー犬から眼線を外したり萎縮します。
次の日には、犬たちは何事も無かった様子でソリを牽きます。
リーダー犬は先頭にいても後ろの犬たちの行動を観察しているのです。
良く働いた犬には、リーダー犬が自ら毛づくろいをしたり、サービースする事もあります。　*犬の世界は賢いのです*

　喧嘩を売られたら「速買い取ります」
昔は狩猟犬でしたから、その本能が喧嘩買取に繋がると思えます。
現在では、とても面白い勤労犬です。
先日、近所の中学生のソリに教科書を積んで運んだ事もあります。
とても喜ばれました。

　「樺太犬も今年は還暦です」まだ頑張ります。　サハリンマン

冬は犬ぞりレース 国際大会

　国際犬ソリ大会ベスト2
Ⅰ・アラスカ1800km　Ⅱ・ アルプス1000km　などが挙げられます。

　特にアラスカ・アイディタロッド国際犬そり大会はアンカレッジ市・ノーム市間(1800km 行程期間2週間)で行われます。毎年3月最初の土曜日

　このレースの起源は、実際に1925年冬にノームの町「雪害で孤立」で(ジフテリア)が、発生して幼い子供たちの命が脅かされていました。
飛行機も飛ばない悪天候が続き陸路、犬そりで血清を運ぶ事になりました。
雪に埋もれた厳しい山道を20人のマッシャーが、リレーして無事にノームに届けたのが始まりです。
マッシャーと犬たちは、数百人の幼い子供の命を救ったのです。

　犬も16頭と多くマッシャーと犬の呼吸が勝敗を大きく分けます。
厳寒の中での長距離レースは過酷でもあり犬も人間も命を懸けた戦になる様です。

　稚内市では、毎年恒例の「JAPAN CUP 全国犬そり稚内大会」が今月26・27日の両日開催されます。
20回を最後に大会を終わらせる予定でしたが、関係者の熱意で今年で28回を迎える事になりました。

　大会開催地は郊外の稚内空港公園特設会場「JR稚内駅より約12km」
参加予約の申し込みはすでに締め切りました。
しかし、当日出場が可能な「飼い主と愛犬と一緒に走る競技」などは当日受け付けるそうです。サハリン村にも寄ってみてください。

　サハリンマン

雪中の一冊 シベリアから来たクロ 著者 井上こみち氏

　ソ連時代　敗戦した日本は大勢の軍人・民間人らがシベリアに抑留されました。　
その数60万人とも言われています。
「ラーゲリ」と呼ばれた収容所は、厳寒の地の寒さ・夏には猛暑に見舞われ幾万人もの犠牲者を出しました。

　その様な環境に一頭の仔犬が舞い込んできました。
その仔犬と日本人の実在の物語です。

　涙を誘う人と犬の絆　別れの時に、そのクロは冷たい海に飛び込んだ。
　一読下さい。　サハリンマン