夏から秋に掛けて能登半島は「キリコ祭り」が各地で開催されています。
日本列島のほぼ中央に位置する石川県。
日本海に突き出した能登半島には、縄文の頃から、大陸からさまざまな人々が渡来し、技術や文化をもたらした。さらに、「海の道」が主要交通路だった時代は、日本海沿岸各地との交流も盛んに行われ、いわば「日本海文化」の交流拠点の役割を担っていた。
さまざまな交流の中で、独自の文化を育んできた能登半島には、今も、祭りをはじめとする貴重な民俗行事が受け継がれ、「民俗の宝庫」「祭りの宝庫」と呼ばれている。
その中でも、能登半島に唯一、と言われる祭りが「キリコ祭り」である。
「キリコ」とは、直方体の形をした山車(だし)の一種で、これに担ぎ棒がつけられている。切子灯篭(きりこどうろう)をつづめた呼び名で、切篭(きりこ)と書く。奥能登ではほとんど「キリコ」と呼んでいるが、中能登では「オアカシ(お明かし)」とか「ホートー(奉燈)」とも呼ぶ。
神輿のお供として、道中を練り歩き、夜には中に明かりが灯り、大きな「行灯」となる。現在は高さ4~5mのキリコが多いが、中には高さ15~16m、100人以上で担ぐキリコもある。キリコが1本だけ出る祭りもあれば、50本を超すキリコが乱舞する祭りもある。
能登半島24市町村(石川県河北郡以北)のうち、キリコ祭りが行われているのは、珠洲市、内浦町、能都町、柳田村、輪島市、穴水町、門前町、富来町、志賀町、中島町、田鶴浜町、能登島町、七尾市の13市町村。
毎年7月7日から10月19日までの105日間に、合わせて170以上の地区でキリコ祭りが繰り広げられる。
人口の減少(=担ぎ手の減少)とともに、キリコの本数は少なくなってはいるものの、現在も大小700本を超すキリコが、神輿のお供を務めている。
今の時期、県内どこかでキリコ祭りが行われています。
是非、参加しては如何でしょうか。
写真・今月開催された「能登町・宇出津あばれ祭り」
日本列島のほぼ中央に位置する石川県。
日本海に突き出した能登半島には、縄文の頃から、大陸からさまざまな人々が渡来し、技術や文化をもたらした。さらに、「海の道」が主要交通路だった時代は、日本海沿岸各地との交流も盛んに行われ、いわば「日本海文化」の交流拠点の役割を担っていた。
さまざまな交流の中で、独自の文化を育んできた能登半島には、今も、祭りをはじめとする貴重な民俗行事が受け継がれ、「民俗の宝庫」「祭りの宝庫」と呼ばれている。
その中でも、能登半島に唯一、と言われる祭りが「キリコ祭り」である。
「キリコ」とは、直方体の形をした山車(だし)の一種で、これに担ぎ棒がつけられている。切子灯篭(きりこどうろう)をつづめた呼び名で、切篭(きりこ)と書く。奥能登ではほとんど「キリコ」と呼んでいるが、中能登では「オアカシ(お明かし)」とか「ホートー(奉燈)」とも呼ぶ。
神輿のお供として、道中を練り歩き、夜には中に明かりが灯り、大きな「行灯」となる。現在は高さ4~5mのキリコが多いが、中には高さ15~16m、100人以上で担ぐキリコもある。キリコが1本だけ出る祭りもあれば、50本を超すキリコが乱舞する祭りもある。
能登半島24市町村(石川県河北郡以北)のうち、キリコ祭りが行われているのは、珠洲市、内浦町、能都町、柳田村、輪島市、穴水町、門前町、富来町、志賀町、中島町、田鶴浜町、能登島町、七尾市の13市町村。
毎年7月7日から10月19日までの105日間に、合わせて170以上の地区でキリコ祭りが繰り広げられる。
人口の減少(=担ぎ手の減少)とともに、キリコの本数は少なくなってはいるものの、現在も大小700本を超すキリコが、神輿のお供を務めている。
今の時期、県内どこかでキリコ祭りが行われています。
是非、参加しては如何でしょうか。
写真・今月開催された「能登町・宇出津あばれ祭り」