芸術家たち

サハリンには多岐にわたる芸術家が活動しています。
中でも少し風変わりな芸術家を紹介します。
石肖像画家と呼ばれている技能者です。

ロシアの大学には石肖像画家の専門課程もあります。
この芸術はロシア古来からの歴史ある文化芸術です。
原点はお墓にあります、日本と違いロシアは個人崇拝の風習が存在しています。
お墓には、故人となった人の肖像画が、写真と見間違う程の手芸が施された墓が数多く存在しています。
その芸術の源は、石文化を大切にして来たロシア人の資産文化でもあります。

現在は、この資産を生かした画期的な作品が数多く制作されています。
室内装飾、ペット肖像、モニュメント等々・石の持つ重圧感・白黒の立体画・それぞれに石を活かした表現を作家が心・技をもって伝えています。

愛犬「サハリン犬・通称、樺太犬」の制作を依頼しましたら写真の様な素晴らしい石肖像が完成しました。この愛犬はまだ活躍中です。「笑い」
値段は３－５万円程度「ハガキーＢ５サイズ」
ハンドメイドの値段としては手ごろと思います。

原石はサハリンでも採れますが、高級石材は遠くウラル山脈地方で採取した黒御影石が利用されているとの事です。サハリンマン

百万本のバラがユジノサハリンスクへやって来る

ロシアの歌謡曲＜百万本のバラ＞で日本でもおなじみの
アーラ・プガチョワがユジノサハリンスクへやって来る。
１０月１７日にチェーホフ劇場でコンサートが行われる予定だ。
チケットは安いもので１０００ルーブル（４０００円）、
高いもので８０００ルーブル（３２０００円）と様々。
聞くところによると、比較的安いチケットはすでにsold out。
４０００ルーブル以上のチケットが残っているばかりだとか。
ユジノサハリンスク市民にも、これほど人気のあるプガチョワ。
ロシアの美空ひばり。
１０月１７日、彼女のドラマティックな歌声が
ユジノサハリンスクを包み込む。
日本のファンも今なら間に合うかも。
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　サハリンマン7

写真・当日公演されるチエホフ・ドラマ劇場

チェーホフも訪れていたサハリン島

ロシアの著名な劇作家チェーホフは、１８９０年にサハリンを訪れています。
この滞在中に代表作「サハリン島」を発表しました。
当時サハリン島はロシア革命前夜であり流刑地として主に政治犯が送られて来ていました。モスクワから流刑地であるサハリン島までは鉄道・馬車・船を利用して三ヶ月も掛かる長旅を余儀なくされていました。
現在はモスクワからサハリンまでは航空機で１０時間余りです。

文豪チェーホフは今もサハリン市民に親しまれユジノサハリンスク市にはチェーホフ記念館やチェーホウ像があります。
特にサハリン市民は文化・芸術には深い理解度を示しています。

現在もサハリンで活躍する若い芸術家が大勢輩出されています。
画家・写真家・デザイナー・石肖像彫刻家と多岐に渡ります。
サハリン島は芸術家が活躍できる環境にあるのでしょう。サハリン・マン

サハリンはホテル建設ラッシュ

サハリンの首都ユジノサハリンスク市「人口１８万人余り・在日本人約６００人」は、ホテルの建設が急ピッチで行われています。
この背景は、油田・天然ガスの生産が大規模に行われ各国からのビジネスマン・作業員が増加したからです。
臨時移民の総数は正式な発表はありませんが、１５００－３５００人にも及びます。
参加国籍は日本を始め２１ヶ国になります。
当然、短期・長期滞在者の住居不足が生じてきました。
ロシア人もビジネスチャンスを逃す事はありません。
市内のホテルは８軒ありますが、毎日満室状態が昨年より続いております。
宿泊価格も高騰気味で最低値段で１４５００円「シングル・朝食付」平均価格は２００００円前後で推移しています。
アメリカ企業は、ホテルを全てレンタルして対応を図っています。
日本的な「下宿屋」も近々に登場する予定です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　サハリン・マン

サハリンに到着して

友人の本谷さんに見送られてから約１７時間後、ようやくコルサコフに到着。
そこはすでに秋らしく、道端では採れたてのキノコがバケツいっぱいに売られていたり、
去年よりも一ヶ月も早くサケがあがったという声を耳にするほどだ。

秋の訪れと同時にサハリンの学校は始まる。
９月１日から大学の授業が始まると聴かされて、
早めに大学を訪れてみた。
大学は大掛かりな改築工事や修理がなされたばかりで、
職員たちが荷を運んだり、掃除をしたりしてあわただしかった。
明らかに大学の表情は新しくなっている。

そんな中、今年は何人、日本語学科へ入学したのだろうか。
新学期を目前に、今期も文化交流の担い手として精一杯やらなければ
という気が沸いてくる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　すずき
写真・ロシア国立サハリン大学・東洋学部





　

サハリンも秋の気配が

北海道と同じくサハリンにも秋が気配が到来しています。
台風も去った北海道ですが、サハリン島は毎年殆ど台風の影響はありません。

現在、北部サハリンは大きな資源開発「原油・天然ガス」で経済は急テンポで発展しております。
市民の所得水準も昨年比１５０％も上昇して平均月所得は４－５万円になっています。しかし、インフラ整備は殆ど行われれていないのが現状です。
この秋には、首都「ユジノサハリンスク市」では市長選挙が行われる予定です。
市民の多くは「道路整備・暖房整備・停電対策」を要望しています。
市長が誰に変わろうと、市民生活が快適におくれる保証は無いと大勢の市民は考えている様です。
一部の市民は、「サハリンの経済効果を全てモスクワで吸い上げている」とまで言います。

北海道の状況と、とても良く似ています。
「遠いアラビアから輸入する原油」も日本に「近いサハリンから輸入」した方がどれだけ我が国に利益をもたらすか、産・民・学で再検討する時期とも考えます。
次回はサハリンで「活躍する道産子」

サハリン空撮「本年７月」

北部サハリンは現在・原油・天然ガスの生産が行われています。
今年７月に撮影した現地の空撮写真です。
撮影者・ウラヂミル　ラブリネンコ氏「サハリン・スペクトル・スタジオ代表者」
これからも、多角的にサハリン・北海道の映像及び画像を提供していきます。
写真は拡大してご覧になれます。

サハリン日誌・友達の鈴木君がサハリンへ。本谷英一

サハリン大学で日本語を教えている鈴木君が昨日帰国？しました。
ロシアの夏休み期間に一時日本に帰ってました。鈴木君の日本への再帰国は、来年夏になります。今回は大量の食料「来年までの日本食材」と最新型のノートブックを持って行きました。ロシアの新学期は９月１日より始まります。
彼はロシア語を習得するために一昨年よりサハリンで語学を勉強していましたが、昨年サハリン大学東洋学部よりの依頼で日本語教師として授業を受け持っています。
サハリンは極東ロシアでは一番物価が高い地域でもあります。
学校の給料「約三万円」アパート代が「三万円」では、とても生活が出来ません。
色々とアルバイトをして生計を立てているそうです。頑張れ日本男子。
昨日の稚内発サハリン行きのフェリーは満席状態だったそうです。
サハリン人気は当分続くでしょう。

動画・写真が満載です

サハリン・北海道の最新情報の映像・静止画を発信しています。
主に自然環境・動物・風物詩等に視線を向けております。

北海道とサハリンに住んでいるスタッフ「プロフェッショナル」が、これから多角的な話題を皆様に御提供して行きたいとプログに参加しました。

Ｎ４５５０を宜しくお願い致します。
静止画「写真」は拡大して御覧になれます。