心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

龍門山自然林へ

2015-06-14 | 韓国生活

ソウル二日目、朝御飯をいただいたら出発です。行き先はソウルを東南方向へ少し

抜け出した楊平(ヤンピョン)にある龍門(ヨンムン)山です。

 

マナカフェはヨンセ大学の西側、西大門区ヨニ洞にありますからシンチョン駅まで

緑色のご町内バス的なマウルバスに乗ります。シンチョンからは2号線で往十里(ワン

シンニ)まで行き、そこで中央線に乗り換えます。

 

周辺に大学の多いシンチョンを出発しソウル中央部ウルチロも過ぎると、乗客の

雰囲気が一変します。「こんな時間に電車に乗ってるのは老人ばかり!」先生に

言われて車内を見ると、確かにいつの間にかそうなっていました。

乗り換え駅で別ホームに向かう人の群れ(後ろ姿ですが行楽に向かう中高年以上の

雰囲気が出ているのではないでしょうか)

 

韓国では65歳の誕生日を迎えると電車が無料になるそうです。だから元気な

お年寄りは、近郊の休養林や登山に出かけ、ますます元気になるのだとか?

後数カ月で65だという先生、年金問題にも関心がおありです。

 

韓国では国から支給される年金は20万ウォン(2万3千円位)。資産のある人に

は出ないそうですから、日本のような保険料を支払う年金ではなくて、 完全に

国から支給されるものなのかもしれません。いずれにしろ20万ウォンでは生活

できないでしょう。いつもお世話になる下宿のお手伝いのアジュモ二が、70歳

近い年齢でパートを2件掛け持ちで働いていると聞いていますが、それが納得

できてしまう年金事情です。

 

中央線に乗り換えてからも同様で、グループでハイキングという出で立ちの結構な

年配の人々がほとんどです。1時間くらいは乗ったでしょうか、アパート群の影が

薄くなり風景に緑が濃くなったころヨンムン到着。駅舎は新しく立派で、ここも冬季

オリンピックを控えて、建て替えられたのかと思われます。(去年カピョンへ行った時

駅舎が、鄙びた田舎のちいさな駅から近代的な巨大駅舎へすっかり変っていました。)

立派な駅に見とれ、メモ代わりに駅名を撮りたくて写真を撮っていると、下車した人々は

次々駅前に止まっている貸し切り風バスに乗り込んでいきます。私たちは路線バスかな

と先生について行くと、とある食堂の送迎バスに乗り込まれます。お店の名前は여기가

좋겠네(ここが良さそうだ)。どのお店にしようか相談中に交しそうな会話を、そのまま命名

したような店名です^^ほかのお店の名前も見てみたら面白かったでしょうに・・・

気がつきませんでした。

 

금강산도 식후경.(金剛山も食後),どんな美しい景色もまずは空腹を満たしてからという

ところ、私と同様な考えをお持ちのようです。食堂はビュッフェ形式で、入口で一人7000Wの

料金を支払ったら、取り皿を持って大皿に盛られた沢山の料理から、好きなものを好きなだけ

順に盛りつけていきます。ナムルやジョン、お肉や魚の焼いた物などみな数種類ずつですが

合計すると数十種の品数になります。野菜中心に一口ずつ盛りつけて行きましたが、デザート

を取らないうちにお皿は一杯になってしまいました^^後から聞いたところでは、これらの食材は

無農薬の地元でとれた山・野菜を中心に調理されているとか、信じられない低価格です!!! 

1-ムッ、2-さつまいもの天ぷら、3-?、4-烏賊ゲソ天ぷら、5ー白いキムチ、6-コサリ

(干し蕨)のナムル、7-生野菜のマヨネーズ和え、8-モヤシのナムル、9-豆腐の煮物

10ー昆布の素揚げ、11-チャプチェ、12-キムチ13-小魚のマリネ風、14ー生昆布

15-チナムル、1の下に少し見えているのは黒米を混ぜて炊いたご飯

 

この他に海苔巻が数種類、お餅、お粥数種類、ワカメスープ、味噌汁、シッケ、スジョンガ等‥

先生は、慣れない私が上手に盛れなかったら~と考えられて、私よりさらに山盛りにとりわけて

いらっしゃいました。お店には「남기면 안되!(残したら駄目)」の張り紙、それでなくとも料理の

プロとして食材をおろそかにはなさらない先生、山盛りの料理を残さずたいらげられました。

 

食後は駅前に戻って目的地へ行くのかと思いきや、食堂の送迎車が送ってくれるようです。

バスが食べ終わったお客さんたちを乗せて出発していきますが、私たちは都合よく乗れず

1台待って乗りました。待っている間、暇なので張り紙が目につくと見るともなし読むことに

なるのですが、(食事代の)領収書はバス乗車時のチケット代わりになるので捨てずに保管

するようにとあちこちに貼ってあり、お店の前で乗る人は食事に来た人とわかるはずなのに

と不思議に思っていました。

 

お店から10分~15分くらいは走ったでしょうか、広い駐車場の入り口で下ろされて5時までに

戻れば帰りもまた駅まで送っていただけると案内がありました。

バスを降り三々五々山の入り口に向かう人々

 

入口受付があるにはあるようでしたが、はいってすぐのところにあるお寺への入場券を

売っているようで、山や公園を散策するだけの人は無料のようです。山の麓の公園です

から当然ながら公園の中も緑一色、木々の下あちこちにベンチがあり、木陰にそよそよ

吹いてくる風を受けて、気持ち良さげに皆さん思い思いに憩っていらっしゃいます。

 

食堂でお腹いっぱいお昼をいただいた先生、お腹がいっぱいになると眠くなる方らしく

公園のベンチに横になって「シオナダ(気持ちいい)!」と一言言うなり、眠ってしまわれました。

私も右に倣えしばし横になって、いつしか眠ってしまいました。目が覚めたのは20分ほど

たった頃でしょうか、気持ちよくお昼ねした後のそう快感にそれ以上横になっているのが

もったいなくて少し周りをぶらぶら~~

 

公園の木が見たこともない花をつけていました。

蕾のうちは葉と見分けがつかない色で、開き始めるとオレンジが濃くなるようです。

何という木なのか、先生にも聞いたのですが良くご存知なくて・・・聞いてしばらくして

○○かもしれないとおっしゃったんですが、メモしそびれて忘れてしまいました。残念!

 

4時半ころまだ眠そうな先生を起こしバスに向かいます。駐車場でお店のバスを探し

入口で領収書を見せ乗り込みます。この時のために領収書を取っておく必要があった

のですね^^ほかのお店の領収書では駄目で、여기가~~で食事した客だけを送迎

してくれるというわけです。

 

駅近辺歩道には近郊で採れた山菜などを売る人で賑わっていました。2年前雪岳山

近くの山菜料理店でいただいてすっかり好物になったつる人参も、もしやと探したら

ありました。それをトラジと混ぜて1キロ、漆の木の芽を500グラムほど購入し帰途に

つきました。結局私が望んだ通りとはいえお昼を食べ樹の下でお昼寝して帰って来た

だけという何とも優雅な(?)時間を過ごしてきました^^;外国まで来てこんなでいいのかしら

と思わないでもないけれど・・・まあいいでしょう^^