料理教室のお話をするつもりが、話がそれてしまいました。それだけ今年は
アカシアの花が、印象深いものだったようです。
戻してアカシアの花のお餅作りです。私以外の生徒さんは、韓国の大学(院
だったかしら)に通う日本の留学生が一人でした。
<材料ー20㎝ハート型>
うるち米の粉 700g(塩0,9%入り)
水 1/2~2/3c
アカシアの花 200g
砂糖 1/2c 強
カステラの粉 1/2c (カステラをあみで濾したもの)
<作り方>
1 アカシアの花は、6・7分咲き程の物を用意し(完全に開花したものは
堅い)ほこりなどを取り除き、水洗いする。
摘んできたアカシアの花(藤のように房状に花がつきます)
花弁を一つ一つほぐしたもの
2 米の粉に水を入れ、よく混ぜ、一度ふるう。水加減は、粉をギュッと手で握った時
に形が残る程度が目安。
3 砂糖を入れ、2度ふるう。(空気を入れ、ふんわり仕上げるため)
4 蒸し器に水を入れ、沸かしておく。せいろに敷き布を敷いておく。
5 アカシアの花は、粉にさっと混ぜる。
6 型に合わせてカステラの粉、米粉をのせる。蒸し器にセットし30分強火で蒸す。
7 火を止め、上にアカシアの花を乗せ、砂糖少々を振り掛ける。ごく弱火で5分蒸し
火を止めて10分蒸らす。
30分強火で蒸した後、花を乗せたところ。小さい○いのは残った粉を紙コップで蒸したもの
8 蒸し器から下ろし、通気の良いところに置き、粗熱をとってから器にうつす。下ろす時
蒸し器の中身を器の上にひっくりかえした先生は、敷き布ごと裏返しになっているお餅から
布をはがすとき、霧吹きで布にお水を吹きかけしめらせていらっしゃいました。レシピには
書かれていない作業でしたが、すぐに布をはがしやすくするためだとピンときました。
料理教室の日は一緒に料理を作り、最後に食事をして教室を終えます。課題が間食だった時
のお菜は冷蔵庫の常備菜とマルダさんがささっと別個に作ってくださったチゲなどでで済ます
こともありますが、この日はもう一品더덕구이(トドククイーツルニンジン焼き)も習いました。
<材料>
トドク(ツルニンジン) 5本 (醤油、ごま油)
ヤンニョム(ネギ1/2本、ニンニク2かけ、コチュジャン30g、砂糖5g、醤油10ml
すりごま4g、ごま油少々)
<作り方>
1 トドクは水洗いし、横に回しながら皮を薄めに剥く。剥く前にすりこぎなどで叩いておくと
剥きやすい。
2 5㎝ほどの長さに切り、棒でたたいて平らにする。
3 ネギ、ニンニクはみじん切りし、ヤンニョムを作る。
4 トドクに醤油とごま油を混ぜ合わせたものを塗る。
5 良く熱した鉄網4のトドクを一度焼き、3のヤンニョムを塗ってまた焼く。焦げないよう
気をつける。
できあがったところでいただきます。
アカシアのお餅はアカシアにもともと芳香がありますから、蒸してもほのかに香って
お花のお餅を食べている実感がありました。待望のトドクグイは、とびきり旨いと
飛び上がって喜ぶほどの物ではありませんが、これも朝鮮ニンジンほど独特では
ありませんが、ほのかに香りと言うか味というか独特のものをもっていて、それが
食べ終えてじわっとくるおいしさです。立派にメイン料理の地位を占めています^^
先生は、韓定食などでツルニンジンが出るコースはそれなりのコースでないと出ないのよ~
と耳打ちしてくださいました。