5月15日、ソウル3日目は金曜日で料理教室の日です。滞在3週間の間3回は
無理でも2回は参加しようと思っています。
今日は今ソウルで満開のアカシアの花を利用して、アカシアの花のお餅と昨日
手に入ったトドッ(ツルニンジン)ステーキです。その為まずは午前に、裏山へ
アカシアの花を摘みに行きました。先生の出で立ちを見てください^^
山を個人所有の土地と思った私、勝手に摘んで良いのですかと尋ねて
しまいましたが、野生のありふれた植物はだれでも自由に摘んで良いの
かもしれません。そう日本でも川辺でヨシの葉を摘んで粽を作ってもらった
幼いころの思い出がありました。あれと同様に考えればいいのですね^^
先生が住むヨニ洞は3方を山に囲まれた街で、街中至る所坂道だらけです。
景福宮の西にあり、王族の私宅が多かったとか・・・。現在も元大統領宅が
2件もあり、警護の警察官が常駐しているので治安がとてもいいそうです。
そんな環境にあって10分も歩かず山の中に入り込むことができます。
アカシアは日本人が植えた植物だそうで、先生によると何の役にもたって
ないと、あまり歓迎されない植物のように言われたことが気になりました。
調べてみると、北米原産マメ科ハリエンジュ属の落葉高木で、マメ科の特性
として根粒菌と共生し成長が早いため、他の木々が生育できないやせた土地や
海岸付近の砂地でもよく育つとありました。併合時代韓国の山々が人々の
無計画な伐採ではげ山になり、そこを浅川巧氏が植林したという話を聞いて
いますので、成長が早い、痩せた土地でもよく育つなどの点で多く選ばれた
のかもしれないと思いました。また用途として薪にも向いていたというので
なおさらそうだろうという思いがします。
気づいてみれば、ソウルの小高い緑地にはこのアカシアが本当にたくさん
植えられていました。後日散策に出かけた三清閣にも大木がありました。
付近一帯あちこちから吹き寄せるアカシアの花弁で、散策路は白一色に染まっ
ているかのようなところも・・・・。「アカシアの雨」という歌謡曲が大昔ありましたが
案外、雨のように降り敷く花弁から発想された曲かもしれないと思えました。