「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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ES細胞論文偽装で失墜、韓国の黄ソウル大元教授の研究所によるマンモス復活宣伝番組を垂れ流すNHK。

2014-10-31 16:35:16 | 福島第一原発と放射能

こういうことが実はリアルな話だと思います。変化は始まっていると僕は感じています。かっては、文部省直轄の研究所であり、現在は、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構の一員となっている、「統計数理研究所」による調査が「国民性調査」です。

5年に一度実施されています。前回は2008年。今回は2013年の調査です。

http://www.ism.ac.jp/kokuminsei/page2/page15/index.html

「原子力施設の事故に対する不安感を4段階で尋ねたところ,不安を"非常に感じる"または"かなり感じる"という人の割合は,2008年までは4割から5割程度であったが,2011年の東日本大震災後の今回2013年は3人に2人に増加している」

非常に感じる・・・38%

かなり感じる・・・28%

少しは感じる・・・25%

まったく感じない・・・9%

まあ、この数字はリアルと思います。7割近くが相当に不安を感じていて、不安がない人がほぼいない。そういう事柄を推進しようとしている現行政府。ありえない話だと思います。

 

 そして、きのう福島第一原発、廃炉工程が大幅に遅れることがアナウンスメントされていました。まあ、僕たち、被曝回避し、福島第一原発を憂いている人間達にとっては、あたりまえの常識感覚を、ようやく体制側が認めて、コメントしたに過ぎませんが。

1号機使用済み核燃料プールから燃料取り出し 2017年度⇒2019年度に延期。

原子炉内溶融燃料取り出し最短での開始  2020年度⇒2025年度に延期。

勿論、建屋内で高線量状態が続いている2号機はなんのメドも立っていません。これから検討するといい続けているだけです。

なお、失敗して大穴をあけている1号機の建屋カバーの取り外しですが、本日午前6時から15時にかけて、屋根パネルを一枚試験的に取り外しをしています。警戒はして下さい。

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東京での単独講演は一年ぶりです。

【12/7(日)木下黄太講演会in 文京 「放射能の今とこれから」】

13:30~15:30  (開場:12:45) 

文京区民センター2階 (2-A)(文京区本郷4-15-14)

申込先&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/229860/

主催:元気まつりプロジェクト事務局  

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ES細胞の論文偽装に関しておぼえていらっしゃいますか。

クローン牛などに成功したとされていた黄禹錫氏。当時ソウル大教授の彼は、体細胞由来のヒトクローン胚からES細胞を作り出したと、2004年のサイエンス誌に論文掲載され、一躍世界的な脚光を浴びる存在となります。

ノーベル賞を狙える韓国初の研究者として、韓国の国内では英雄としてみなされていました。

ところが、2005年の11月あたりから、状況が大きく変化します。

同じ論文執筆者からの卵子入手の倫理問題指摘、更に韓国報道番組によるES細胞真偽報道が為され、論文撤回や教授辞職、謝罪会見、さらに検察捜査から在宅起訴という世界的スキャンダルとなりました。

この話は、当時、全世界でニュースとなり、日本のメディアもこの問題を、新聞やテレビは大きく取り上げています。

もちろん、NHKも同じスタンスで、ニュースに留まらず、2006年には、「論文捏造~夢の医療はなぜ潰えたのか~」という内容を、看板番組の「NHKスペシャル」で詳しく伝えています。

ここまでは、よくわかる話です。

さて、私が友人宅で偶然にも視聴したのですが、先月、NHKは教育テレビで韓国によるマンモス復活に関して番組を放送しました。

この番組が取り上げている研究所、マンモス復活を目指してクローンを作ろうというのは、なんとこの黄禹錫ソウル大元教授が現在率いている研究所でした。

ES細胞に関しての真偽も偽装し論文を出していたとして、韓国内でもまともなところからは相手にされていない、黄氏。

大スキャンダルの人物です。

こんな彼が率いる研究所の、マンモス復活宣伝番組を、なぜ安倍政権直轄?のNHKが垂れ流すのか、僕には皆目理解不能。

詳しくは本日配信のメールマガジンでお伝えします。

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福島の修学旅行ということに関して、大分の新聞が、きのうの夕刊で記事にしています。

はっきり言って記事も、記事に出ている人たちも、レベルが?ですが、こういうレベルをいろんな意味で認識する記事として、読んだほうがよいと思います。

遠隔地特有の意識の低さとか、脱原発を言う人々が被曝回避を認識しないなどの問題がすし詰めになっている記事です。


 

 

 


【注意】本日、午前6時より福島第一原発1号機建屋カバーの屋根パネル1枚を取り外し、近隣地域は要警戒。

2014-10-31 00:01:56 | 福島第一原発と放射能

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先日、失敗して大穴をあけている、福島第一原発1号機の建屋カバーの取り外し作業です。

元々はきのうおこなうはずでしたが順延されていました。

強風などの悪天候でなければ、本日午前6時から午後3時にかけて、屋根パネルを1枚を試験的に取り外しをするようです。

近接エリア、特にアクシデントの影響を蒙りやすい、数十キロ圏内の地域の皆さんは、警戒を強めておいたほうが良いと思います。

一応、注意したほうがよいので、先に伝えておきます。

なお、本日は、もう一度、午後帯に、ブログの別の新しい記事を掲載します。

メールマガジンの配信時刻は、そのブログ更新時刻の少し後になる予定です。このため、通常よりも少し早くメールマガジンが、携帯などに届くかもしれませんが、ご了承下さい(はっきりはわかりませんが)。

 

琵琶湖畔放射能汚染木材チップ放置事件の初公判が、来月おこなわれることになりました。


11月6日(木)13時30分(開廷)~15時30分  
大津地裁の21号法廷になります。

ただし、傍聴席は70席しかありません。マスコミ各社が50席近く押さえるような気がするので、実質は20席程しかないかもしれません。この日は、僕も行けなくはないので、足を運ぼうか、どうしようかなとは考えています。主犯の田中容疑者の表情も見ておきたい気がしますし。ちょっと迷っています(つまり傍聴券が当たらないとすごく無駄足になるので)。

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東京での単独講演は一年ぶりです。

【12/7(日)木下黄太講演会in 文京 「放射能の今とこれから」】

13:30~15:30  (開場:12:45) 

■会場:文京区民センター2階 (2-A)(文京区本郷4-15-14)

■申込先&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/229860/

メールでも申し込めます⇒genkimatsuri2014@gmail.com 

申込注意事項は主催HP http://e129.dgblog.dreamgate.gr.jp/e114479.html or「 こくちーず」で必ず御確認下さい。事前振込みになるそうです。

■主催:元気まつりプロジェクト事務局  

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