僕が伝えることに関して、いろんなお立場で、いろんなご意見がおありになるとおもいます。僕は、ネット上で何回も何回も書いていますが、今、この放射能の問題を、懸念する様々な人々の間に、どのような声があり、実際にどのようなことがおきているのかを、その事実を頂いた情報を確認し、お話をして伝えています。デマという単語の誹謗中傷が続いていますが、現実におきていることを僕は書き連ねているだけですし、確認作業もしています。これが、どうしてデマとなるのかは、皆目理解できません。デマと言い張る人々が、僕がどのような作業をして、どのような意識で、この事象に取り組んで、どう伝えているのかを精査してきたことはありません。こうした被曝という事象が、数千万人の単位におきていることは過去に全く類例がないレベルです。チェルノブイリの事象を、範囲では狭いものの、人口密度的にははるかに上回る状況の中で、どのようなことがおきてくるのかは、まったく想定が立ちません。想定の立たない中で、おきていることをフラットに見て、伝えていく作業をしているだけですし、過去のチェルノブイリの事象と比較できることを比較して、事柄を進めていくしか方法はないと推察しています。
何度もこういう事を書いていて、それでもレベルの低い中傷の投稿しか、ツイッターではきません。話があるなら、応対しますと何回書いても、何回書いても、何も話してきません。僕は、門戸は開いて対応していますが、そうした人々には、そういう回路は存在しないようです。
僕はずっと、対応しています。
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木下さまの講演会には、去年の6月頃から家族と一緒に何度か参加させて
頂いている者です。また、ブログも参考にさせて頂きながら日々生活をしてきましたが、
この度、予想もつかなかった病気に、しかも難病に家族がかかってしまいましたので、
報告させて頂くとともに、
何か良いアドバイスを頂けたらと思い、思い切ってメールさせていただきました。
お忙しい中、恐れ入ります。
私は現在57歳。3歳年上の夫と娘の3人家族です。
311以前は埼玉県さいたま市に住んでいました。
放射能汚染から逃れるため、4月12日単身大阪に避難しました。
3月中はご存知のように、余震も多く、原発の事故の情報も錯綜し
混乱状態でした。一家全員で避難しようとしましたが叶いませんでした。
特に20代前半の娘の健康が心配で、自分が大阪へ行けば、すぐに来るだろうと考えて避難したのですが、
思うように事は進みませんでした。
夫は親の介護問題ですぐに避難できず、
また娘は「被曝はするけれど、埼玉を離れたくない」という理由で、現在まで 埼玉に住んでいます。
ただ、毎月7~10日、それぞれ大阪に泊まりに来てくれています。
今回、ご相談したいのは夫の事です。
25年前から糖尿病の服薬治療を東京の病院で受けていました。
月に一度通院、血液検査などをしていましたが、今年5月ごろ骨髄検査を主治医から勧められ実施しました。
その後専門医のいる病院の血液内科で精密検査をした結果、
8月上旬に「骨髄異形成症候群」と「間質性肺炎」になっていると診断されました。
尚、東京の病院で骨髄検査を勧められた際、骨髄異形成症候群の疑いがある。と説明されたそうです。
また、311以前の血液検査で やや貧血傾向の数値がでていたらしく、時折貧血症状はないかどうか、聞かれていたそうです。
本人は、そういう経過から 今回の病気は主に喫煙が原因で、放射能とは無縁と考えています。
ですが、一度に2つもの難病になるという事は 通常ありうるのでしょうか?
私には、原発事故の影響しているとしか思えません。
夫は 一日20本前後、たばこを吸っておりました。日本製です。年末、木下さんのブログで喫煙の危険性を訴えていらしたので、
説明してやめるよう頼みましたが、聞く耳を持ちませんでした。
過去何回か禁煙を試みていた夫ですが、さすがに今回は自分から禁煙外来に行き、今は殆ど吸っていないようです。
311以降の生活ですが、マスクは殆ど不着用。退職して無職でしたので、3月中はほとんど外出しませんでしたが、
3月15日の午後、畑で一時間位作業をしてしまいました。
埼玉の家は高台にあり、昨年の5月には庭のバラが2~3割奇形になりました。
季節の変わり目などに マスクもせず 庭木の剪定や草取りを時々していたようです。
庭の土壌検査をしました。セシウム合算で160ベクレルでした。(地表から5センチの土)
食べ物は主に関西の野菜やコメ。(宅急便で送っています)
外食はなるべく控え、飲料水などはペットボトル。牛乳や乳製品、キノコ類、果物は殆ど食べていません。
今年の4月下旬にケーブルで高い山に登った際、すぐに休みたくなるなど 間質性肺炎の軽い症状がでました。
骨髄異形成症候群の自覚症状は出ていないようです。
他に、311以前から 足の付け根が痛むので 近くの整骨院に通っていましたが、悪化しています。
以上が、だいたいの様子です。
今後の予定としては、秋ごろ、私のいる大阪に一家全員移住することになっています。
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おきていることは、骨髄周りの話、まず血液のガンという状態です。「骨髄異形成症候群」というのがまさに血液のガンと呼ばれていて、難病です。ニューヨーク科学アカデミーのチェルノブイリレポートには、ベラルーシで事故後10年で最も高い発生率を示したという記述があります。
さらに間質性肺炎というのはイレッサの使用の時に、その使用の結果として、よく聞かれた病名で、命にかかわることも想定されます。肺の話です。日本呼吸器学会のホームページには以下の記載がありました。「間質性肺炎の原因はいろいろで、膠原(こうげん)病、薬剤、じん肺、放射線、ウイルスなどの微生物などがありますが、原因不明のものを特発性間質性肺炎といいます」ということです。
お話しいただいた奥様は気丈夫な方で、「木下さん、私は懸念していたけど、夫はそこまでではなかったかもしれない。もちろん喫煙者で、もともとリスクはあったと思う。しかし、今回、合わせ技のように、血液と肺の二つ重い病気に同時になると、被曝という事は抜きに考えられなくなりました。」とも。もちろん、これだけでどうだと言える話ではありません。それでも、こういう話をいくつもいくつも積み重ねてゆきます。僕は、おきつつあること、そしておこりうることを、どこまで僕の知力、体力、能力で解きほぐし、伝えられるかです。自分の感覚を極限まで研ぎ澄まして生きていながら、考えて対応しているつもりです。これは、どこまで中傷が続いても、続けるしかありません。チェルノブイリでもおんなじ現象はおきました。それは、本質的に誤魔化しと隠蔽でしかありません。
今回は、首都圏。関東、南東北。厳しい局面は続くと思います。僕は、どうしても、伝え続けるしかないということです。僕という人間が、全存在を賭けて伝え続けます。
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今週木曜日開催!京都講演。申込み方法を一部変更しました。
昼の部と夜の部の予約をメールでも承ります。昼の部は座席確保のみです。夜の部は、前日8/22の24時までにメールが到着すれば、前売り料金での対応と致します。お名前、連絡先電話番号、昼希望か夜希望のどちらなのか、必要枚数を明記してメールして下さい。お子様でも座席の必要な方は、料金が必要となります。kyoto.kodomo.inochi@gmail.com
【8/23(木) 木下黄太講演IN京都】
日程:8月23日(木)<昼の部>と<夜の部>
会場:アバンティ響都ホール(京都駅前アバンティ9F)
http://www.ryukoku.ac.jp/ryudaihall/access/
定員:350名昼夜とも。
※昼の部と夜の部では講演内容が違います。
昼の部は通常のスタイルの単独講演。昼の部は当日来場順の入場です。
夜の部は平智之代議士を交えて、今後の日本のあり方を話します。
<昼の部>
木下黄太講演 『放射能被害の今と、これから』
子どもを被ばくから守るために、どうすればいいのか?
現在の放射能被害の実態や、対処を講演。 さらに日本において、放射能防御運動の今後の展開についても話します。質疑応答も。
開場 13:30
開演 14:00 (終了16:00)
入場料 1000円(前売なし。当日会場にて受付)
昼の部について、問い合わせなどはkyoto.kodomo.inochi@gmail.com
<夜の部>
木下黄太×平智之議員対談&講演
『子どもの未来を守るために、京都から
~放射能汚染と向き合う日本を目指して~』
子どもたちのいのちを守るために、私たちは何をすべきなのか?
私たちはどんな日本を目指したいのか?
放射能汚染の現実と向き合い、大切な子どもたちを守るために、自分で考えてみたい。
日本の未来のビジョンについて、講演していただきます。
ゲストに平智之議員を呼び、お二人に対談していただきます。
※平議員はご都合により、20時からの参加予定です。
開場 18:00
開演 19:00 (終了21:00)
入場料 前売1000円 当日1200円
(前売チケットはe+(イープラス)でも発売しています)
*夜の部前売チケット購入方法*
販売期間:本日7月23日(月)~8月21日(火) 販売開始時刻はe+サイトでご確認ください。
PC用購入ページ
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002081300P0050001P006001P0030001
携帯用購入ページ
http://eplus.jp/m/msys/T1U55P0010844P0100P002081300P0050001P006001P0030001?uid=NULLGWDOCOMO
※前売りチケットが事前に完売した場合、当日券の販売は行いませんのでご了承ください。
※申し込み及びチケット販売はe+(イープラス)以外の受付は行っておりません。
また、申し込み時はe+(イープラス)の利用規約を良くお読みの上、購入下さい。
チケット販売に関するトラブルが発生した場合、こちらでの責任は負いかねます。
e+(イープラス)チケット公式サイト→http://eplus.jp/sys/main.jsp
主催:子どものいのちを守る・京都
kyoto.kodomo.inochi@gmail.com
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!がれきを燃やしてからではおそいから!富山県高岡市で緊急開催!
【9/1(土)木下黄太講演 in 高岡】
9/1(土)13:30-15:30 (開場13:00)
ウイングウイング高岡一階 市民交流スペース
(富山県高岡市末広町1-8 JR高岡駅前でてすぐ)
お車でお越しの際は会場そばの市営高岡中央駐車場(有料)
【入場無料・予約不要】
☆先着100名様にもれなく「命の森の防波堤うちわ」プレゼント☆
たくさんの方に富山県および北陸の危機迫る現状を知っていただきたく、
今回主催者判断で無料にいたしました。皆様お誘い合わせの上ぜひお越しください
当日キッズスペース、授乳スペース用意します。
::::お問い合わせ先::::
チラシの セブンイレブンネットプリント番号 69152966 2012/08/23まで
ちょっと放射能の問題から離れますが、不思議なもので「転勤で・・・」「結婚するので・・・」「子どもの進学で・・・」「親が倒れたので・・・」という理由で、引っ越したり移住したり、というのは周囲にも受け入れられ易いのに、なぜ「これ以上の被曝を避けるために」という理由だと変人扱いされなくてはならないのでしょうか。
環境を変える時(引っ越しや退職)に、自分以外の理由があるとなぜか受け入れられやすいですね、それは環境を変化させる要因がその人の中になければ罪(?)が軽くて済む、とでも周りの人は言いたいのでしょうか?自己都合は罪(??)とでも言うつもりなのでしょうか?これは、「自己犠牲は美徳」という昔ながらの思想かもしれませんし、ひょっとすると、言い出す側も言われる側も双方が「自分達に決断の余地はない(仕方ない)問題であった」として終わりたいからかもしれません。つまりは自己責任でなく、物事の決定権が他にある、他力本願思考なのですね。