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俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

節電生活

2011-06-24 14:56:04 | Weblog
 夏至を迎える頃から急に暑くなった。急激過ぎて体も生活スタイルも上手く適応できず早々と夏バテしそうだ。
 この夏は原発事故のせいで日本中が節電を強いられている。私も節電策を1つ提案する。
 まず冷蔵庫以外のコンセントを総て抜いてから外出する。徒歩か自転車での移動が理想だが電車も可とする。乗客が一人や二人増えたところで電車の電力使用量は殆んど変わるまい。
 行き先は水辺だ。水辺で読書とスポーツを楽しむ。太陽光を使って本を読み、暑くなったら泳げば良い。これならエアコンも照明も要らない。自然の風が扇風機代わりになって充分涼しい。日光が嫌いな人は日陰に隠れれば良い。
 高校生までは田舎暮らしだったので美しい川辺でそんな生活ができたが、今、私が住んでいる大阪では無理だ。人工物のプールサイドで我慢するしかない。プールも悪くない。川よりも遥かに安全だ。突然増水することもないし底が平らなので溺れる危険性も少ない。トイレや売店もあるから便利だ。
 昔マホメット(最近では「ムハンマド」とも表記される)は信者の前で「山よ動け」と命じたが山は動かなかった。その時、彼は慌てず騒がず「山は動きたくないようだ」と言って山へ向かってスタスタと歩いて行ったそうだ。相手が動かなければ自分が動けば良い。暑ければ涼しい場所に行けば良い。自分のいる場所の気温を下げるよりも気温の低い場所へ行くほうがずっと簡単だ。山や森へ行っても、水辺へ行っても涼しい。

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