持続可能エネルギーの中で最も有望なのは地熱発電だと私は考えている。日本の活火山の数はインドネシアとアメリカに次いで3番目であり、地表面積の僅か0.1%に過ぎない日本列島には世界の火山の13%以上が集まっている。日本列島は火山島と言えよう。危険な火山だがエネルギーとして利用できれば貴重な資源となる。
但し以前から2つの問題点が指摘されていた。温泉の枯渇と地盤沈下だ。実際にニュージーランドやイタリアでは温泉が涸れ、アメリカや中国などでは地下水利用による地盤沈下が起こっている。日本の地熱発電ではこれらを避けるために熱だけを利用して、水は地下に戻している。こうすることで問題を回避できると思われていた。
ところが思わぬ事態が発生した。アメリカではシェールガスの採掘が原因と思われる地震が頻発しているそうだ。26日付けの朝日新聞朝刊によると「採掘で出てくる大量の廃水を深井戸から高圧で地下に戻しているため、これが地震を誘発している」らしく「地下に戻された水が、断層の隙間に入り込んで滑りやすくなり、地震が起きやすくなったと考えられる」とのことだ。地熱発電でも同じことが起こり得る。
地震の危険性から逃れるための脱原発策が地震の原因となるようでは話にならない。エネルギー政策とは一筋縄では行かないものだとつくづく思う。
但し以前から2つの問題点が指摘されていた。温泉の枯渇と地盤沈下だ。実際にニュージーランドやイタリアでは温泉が涸れ、アメリカや中国などでは地下水利用による地盤沈下が起こっている。日本の地熱発電ではこれらを避けるために熱だけを利用して、水は地下に戻している。こうすることで問題を回避できると思われていた。
ところが思わぬ事態が発生した。アメリカではシェールガスの採掘が原因と思われる地震が頻発しているそうだ。26日付けの朝日新聞朝刊によると「採掘で出てくる大量の廃水を深井戸から高圧で地下に戻しているため、これが地震を誘発している」らしく「地下に戻された水が、断層の隙間に入り込んで滑りやすくなり、地震が起きやすくなったと考えられる」とのことだ。地熱発電でも同じことが起こり得る。
地震の危険性から逃れるための脱原発策が地震の原因となるようでは話にならない。エネルギー政策とは一筋縄では行かないものだとつくづく思う。
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